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■Phyllis Hyman / Phyllis Hyman
ハイマンの初ソロ・アルバム。全てのR&Bの曲のなかで
も最高に素晴らしい《ノー・ワン・キャン・ラヴ・ユー・
モア》において、バーツのサックス・ソロがフィーチャー
される。意外に歌伴もいけるのは発見!。
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■Phyllis Hyman / You Know How to Love Me
エムトゥーメ&ルーカスがプロデュースしたハイマンの
代表作『ユー・ノウ・ハウ・トゥ・ラヴ・ミー』。
《ギヴ・ア・リトル・モア》など2曲で、バーツのサッ
クス・ソロがフィーチャーされている。
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■Urszula Dudziak / Urszula
奇妙な歌声のウルスラ・ドゥジアクがアリスタからリリー
スしたアルバムにルーカスはエムトゥーメ(グループ)の
ベース奏者のバジル・フェアリントンと共に全面的に参加。
ドゥジアクがキーキーうるさいので無理して聴く必要なし。
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■Anthony Braxton / The Complete Arista Recordings Of Anthony Braxton
チック・コリアのサークルでの活動が比較的有名なサック
ス奏者のアンソニー・ブラクストン。
彼のアリスタ・レコード時代の録音を集めた、CD8枚組
のボックス・セット。
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■Warren Bernhardt / Manhattan Update
マイク・マイニエリの傑作《サラズ・タッチ》の決定版
が収録された、キーボード奏者のウォーレン・バーンハ
ートのアルバム。幅広い音楽ファンに聴いてほしい、ア
リスタがリリースしたフュージョンの最高傑作。
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■Gary Bartz / Bartz
アリスタからリリースされた、エムトゥーメ&ルーカスの
全面的なプロデュースによるバーツのアルバム。
カジュアルな白いスーツを着て微笑むバーツは、それまで
のアルバム・ジャケットのイメージとは明らかに異なる。
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エムトゥーメ&ルーカスのプロデュースによる『バーツ』は、エムトゥーメ(グループ)
が全面的にバック・アップしたアルバムとなっている。収録された8曲のうち、アース、
ウィンド&ファイアーの《アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン》のカヴァー、バーツ自身
の《(ギヴ・イット・ユア・ベスト)ショット》を除いた他の曲は、すべてエムトゥーメ
(グループ)のメンバーによる作品である。サウンドは全体的にソフトな印象を受けるが
、ヒューバート・イーヴス作の《ミュージック》は、テクノとファンクとディスコが混ざ
ったようなサウンドでちょっと面白い。エムトゥーメ&ルーカスによる《ワン・アイド・
ジャック》も、当時の流行のひとつだったレゲエとファンクとの融合による新たなサウン
ドの模索が伺える。『バーツ』は、エムトゥーメ(グループ)のメンバーの次の段階への
模索期のアルバムとして聴くと、いろいろと発見があるアルバムである。