シャント流量測定

 近年、透析患者の長期化、高齢化に伴いブラッドアクセストラブルを有する症例が増加している。この様な現状の中、臨床にて簡便かつ低侵襲的なシャント流量測定が行われているが、その正確性について詳細に検討した報告は数少ない。シャント流量の測定は、ブラッドアクセスの機能的評価や、アクセストラブルの早期発見に有効である。  そこで本施設では、以下に示す3種類の測定法について、水系及び牛血によるin vitro実験を行い、各測定法の精度を確認し、操作性、迅速性、経済性、可動性などを多角的評価したので報告する。

1. Fresenius社製透析用患者監視装置4008Sに搭載された血液温度モニタ(Blood Temperature Monitor:BTM)による測定法
2. JMS社製光学式非観血的連続ヘマトクリットモニタ(CRIT-LINE)による測定法
3. BUN3点法

 

         横手 卓也 メールアドレス:tyokote@kc.twmu.ac.jp

 

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