開祖 植芝盛平翁 | 二代道主 植芝吉祥丸 |
現道主 植芝守央 |
合気道は、植芝盛平翁(1883年・明治16年〜1969年・昭和44年)が幾多の武道を学び、1922年(大正11年、39歳)の時、合気と命名しその産声を上げました。
1942年(昭和17年・59歳)には合気道と呼称し、1948年(昭和23年・65歳)に財団法人合気会となりました。
現在、稽古をしている合気道人口は10万人を越え、海外でも70余国に普及しています。
合気道はスポーツと異なり試合がありません、勝敗・強弱を求めるものではないのです。勝者も敗者も生み出すことはありません。
しかし、武道である以上、その技は一瞬にして相手を制することも、求められます。
そこで、互いの心身を切磋琢磨し、その「和」を念頭においた稽古を通じて、この命題の解決をめざしています。
これは、すなわち「争いのない平和な世界」をどう作るかということに他なりません。
合気道の技はまるい「円」の動きが特徴になっています。
相手の力を受け入れ、円運動の捌きを重ねることにより、相手との「調和」が生まれやがて、「球」となり、その進むべき道を見いだせるでしょう。力でねじ伏せるようなことはありません。
「球」には上も下も、右も左もありません。上だと思ってもいつの間にか下にあり、下だと思ってもいつの間にか上になっています。そして、この動きには力を必要としません、むしろ力は無用なのです。
「構えも何もない、あるがままの姿、平安な心。」
このように、今までの武道の概念を全く変えてしまった最新の武道、それが「合気道」なのです。