Life Share を求めて
これは私が今までに歩んで来た合気の道を思いつくままに書き記した覚え書きとしての彰考の記です。
敬愛する師を失い、もはやこれまでのように安易に教えを請うことも叶わなくなり、また、合気を初めて半世紀を迎えるに当たり、一度整理しておかなくてはならない切迫感から、ただ単に合気道について考察しているにすぎず、それ以外の意図はありません。
もちろん、未だ道半ばに身を置く私としては、これからも果てしなく続くこの道を歩んで行くその過程に於いて、ここに記した技や考えがどの様に変化を遂げるやも知れず、深い学識や幾多の経験を重ねられた諸兄の批判は甘んじて受けますが、議論をする余裕は持ち合わせないことをお断りしておきます。
この考え方に共感される人はこの無形知的財産を共有する事に何の障害もありませんが、それ以外の人はとるに足らぬ戯言と無視してください。
武道なので文を読み机上の観念なだけでは理解することは至難の業です。
頭で考え、体で覚え、心で感じることにつきます。
稽古し汗を流し探求する中で初めて感じ会えることがあると思いますので他言無用にします。
私と共に稽古し、合気道を学ぶ同好の士の為に一つの道しるべとなることを願い、私のように回り道をせず、いっそうの高みに進まれることの一助になれば望外の幸です。
争わないで !
憎しみあっていては明日はこない !