獣医師になりたいあなたへ
最近、獣医師を志望される方はとても増えていて、獣医学科の競争率は常に高い状態が続いています。でも諦めることはありません。要はやる気の問題です。でも、この人気の高さはイメージが先行している観があるのが気になります。
大学でのカリキュラムはかなりきつく、バイトなどしている暇などなかなかありません。特に実習が多いので、体力的にもハードです。そして卒業して獣医師になったはいいけど、こんなに就職の状況が悪いの? とか、動物病院を開業するのが、こんなに困難なことだったの? とか、思われるかもしれません。また、日進月歩の獣医学についていくには、卒業後にも勉強の連続です。
それでも、「動物が好き、獣医師になりたい」と思われるのであれば、ぜひ頑張ってください。私自身は、獣医師というこの仕事がけっこう好きです。だから優秀な(かならずしもお勉強ができるという意味ではありません) 若い人が、この世界に入って来てくれるのは大歓迎です。
イメージ先行といえば、しばらく前に「動物のお医者さん」というマンガが流行りました。「まったく、あんなのが流行るから、わけのわからないのが獣医学科に入って来て困る」という声もよく聞きましたが、私はそうは思いません。だってあのマンガの内容ってほとんど真実ですもの。あれのモデルは北海道大学の獣医学科です。先日も北大卒の若い獣医さんと話していたのですが、あそこに出てくるキャラクターにはすべて実在のモデルがいるといって過言ではないそうです。もちろんマンガですからそれなりのデフォルメはあるでしょうが・・・。私が卒業した東京農工大学にも負けず劣らずのキャラクターがいました(先生にも学生にも)。
たしかに獣医師にも、獣医学科の先生にも、学生にも、とにかく個性的な人物が多いと思います。個性が強すぎるくらいでなくてはこの世界では通用しないのかもしれません。でも誰もが自分が普通で、自分が標準で、自分がマトモだと思っているので、そこがマンガチックになってしまう原因みたいです。でも、若い人は「人並みに」なんていうバカげたことを考えていたのでは困るわけで、「人と同じに生きて何になる」というくらいの気持ちと、大それたことをやってやるぞという大志をもっていてほしいものです。若者の未来には無限の可能性があるのですから。
話は変わりますが、獣医師になるための資質として重要なことがいくつかあると思います。私の考えでは、まず生命に対する自分なりの真面目な考えをしっかり持っていることだと思います。あとは熱いハートと気力と体力、そしてほんのわずかの学力です。たしかにある程度の学力は必要で、獣医学は生半可な学力で収得できるほどになまやさしいものではないと、思っておいていだいた方がいいと思います。特殊な技能はいりませんが、高校までの確実な学力は不可欠です。あとは、夢とロマンと冒険と・・・。
獣医学科のある大学は全国に16大学あります。獣医学科6年の過程を履修し、国家試験を受けると獣医師免許が取得できます。大学はどこへいっても似たりよったりという感じもしますが、それぞれの大学の特徴はありますから、よく調べて選びましょう。それでは、ご健闘をお祈りします。
|
|
|
|