7時羽田発伊丹行きの飛行機に乗り込む。駅前レンタカーで車を借り、最初に向かったのは紀伊半島東側の入口にある「鳥羽水族館」。この時点で11時半。今回も駆け足の旅行になりそうな予感がする。水族館には約2時間ほど滞在したのだが、何を勘違いしたのか、時間配分を完全に間違えてしまった。ナビによると今宵の宿である「白浜シーサイドホテル」間での到着予想時間は23時っっっ。えっ?一瞬何が起きたのか判らなかった。事前のリサーチによると夕食時間までには到着できると踏んでいたのだが・・・。車を走らせながら、当初の走行ルートである海沿いの道をそのまま走るのか、それともショートカットで山道を行くのか・・・。何度も思いをめぐらしながらも、先にコマを進めつつ立ち寄り湯を訪れる。「古里温泉」、「夢古道の湯」。この時点で4時。ナビの予想到着時間は先ほどより短くなっている。きっと設定が余裕を持っているのだろう。この分だと21時には到着できそうである。ホテルに電話を入れ、チェックイン時間が遅れること、その場合の夕食はどうするのかを尋ねた。幸い係りの人の対応は親切で、21時を過ぎるとバイキングではなく、メニューが限られてしまうらしい。せっかくの海岸線のドライブも集中できない。興味のある観光スポットもスルーせねばならない。国道沿いにある橋杭岩に到着したのは薄暗くなった18時30分少し手前。なんとか写真を撮る事のできる明るさである。国の名勝天然記念物のなっている橋杭岩は、大小の岩が立ち並ぶ壮観な景観である。この近くにも立ち寄り湯があるのにな〜、と思いつつ先を急ぐ。もっとも残念なのは、本州最南端の岬である潮岬を入口まで通りながらスルーしなければならなかったことである。すでにあたりは暗くなっていて仕方がなかった。端っこ大好きな人にとってはとても悔しい思いである。 | 鳥羽水族館 | 橋杭岩 |