日本最西端の地を訪ねて 1日目


 日本の端っこのうちで、残る最西端の地「与那国島」を訪る旅に出た。与那国のツアーは少なく、那覇3泊と那覇発与那国1泊のふたつのツアーを予約した。那覇の1泊は無駄になるが仕方がない。

2月10日

 羽田15時30分の飛行機に乗り、那覇に到着したのは時計が18時30分になろうとした頃である。那覇の宿泊地である「チサンリゾート那覇」へは、ゆいレール旭橋駅から徒歩15分程度。チェックインする頃には既に辺りは暗くなっていた。部屋に荷物を置き、いそいそと夕食を摂りに那覇の街に繰り出すことにした。

 行き先はあらかじめ調べておいた、安里にある焼きてびちが有名な「おでん東大」。地図を片手に店に到着するもどうやらまだやっていない様子。閉まっているシャッターには「午後9時30分頃の開店です」との文字が。待つ事も考えたが、開店まで1時間ほどあったので、次の候補地の、ここから徒歩5分ほどにある「うりずん」へと向かう。
那覇での宿泊地
チサンリゾート那覇
うりずん
うりずん
 扉を開けると所狭しと地元らしき人たちで賑わっている。すすと埃が積もった泡盛の瓶が並べられた階段を通り2階に上がる。窓際の畳の席に案内される。店内は薄暗く、独特の雰囲気を醸し出している。写真と説明文入りの丁寧なメニューが、いかに観光客の利用が多いかがわかる。メニューには沖縄料理が所狭しと並んでおり、目移りしてしまう。かなり迷ったすえ「麩チャンプルー」「島らっきょうのてんぷら」「ドゥル天」を注文する。この店は、田芋を原材料とする「ドゥル天」発祥の店とも言われ、人気ナンバーワンと書かれている。麩チャンプルーはもっとギトギトしているのかと思ったがあっさり風味。島らっきょうは、定番の浅漬けが自分的には好みであった。期待のドゥル天は、まわりサックリで中はなめらか。あっさりとした風味で誰の口にも合う作りとなっている。島らっきょうの天ぷら・麩チャンプルー・ドゥル天
所狭しと並ぶ沖縄料理たち
ゴーヤーチップス
ゴーヤーチップス
 外がかなり賑やかなので窓から覗いてみると、三線のリズムに乗って10人ほどの客が踊っていた。沖縄の夜を実感。まだまだ物足りないので、「ゴーヤーチップス」と本日のお勧め「島豚ソーキ塩焼」を追加する。さすがにソーキ焼きは多いかなと思ったが、小さめですっぽりとお腹の中に収まってしまった。ついつい調子に乗って締めの「ジーマミー豆腐」と「セーファン」というお茶漬けのようなものを注文。さすがに腹12分状態。身体が重い。駅から少しばかり歩くので、ホテルまでの道のりが辛かったが、なんとか23時前には戻る事が出来た。「うりずん」で今回注文したものは、全体的に味付けがあっさりであり、万人向けの味付けと感じた。また、料理の品数が多いので、沖縄料理が食べたいと思ったときには重宝すると思った。

 ホテルに戻り、酔いと腹いっぱいで身体がふらふらであったが、同じ敷地内のロワジールホテル那覇の温泉が滞在中1000円で利用できるので、酔いの醒めるのを待ってからひとっ風呂浴びに行った。
島ぶたソーキ塩焼
島豚ソーキ塩焼
ジーマミー豆腐

セーファン
上:ジーマミー豆腐、下:セーファン



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