期待の 1日目 |
前の週に九州方面が台風直撃であったため、天候に神経質になっていたが、ツアー中は天気が良さそうである。出発日のこの日も快晴に恵まれ、8:00にJASは飛び立つことが出来た。屋久島までは鹿児島空港乗り換えの10:45発のJECにて乗り込むため1時間の余裕がある。ロビーにてお茶をしている間に時間はあっという間に過ぎていき、YS-11に乗り込み11:45には無事屋久島に上陸。 早速予約してあったレンタカーに乗り込み昼食をとり、温泉巡り&名所巡りをすることにした。まず初めに行った場所はトローキの滝という、海に直接そそぎ込む滝で、国内ではここと北海道のオシンコシンの滝だけだそうだ。道路を外れて木立を抜けていくのだが、10m位歩いたところで、視界になにかザワザワうごめくモノが入ってきた。まさかっ、虫?よく見るとオレンジ色のモノがうごめいている。体を硬直させたまま凝視するとその物体はカニであった。2-30匹、いやもっといたであろう。我々が近づくと穴に逃げてしまって、帰り時には10匹ほどになっていた。滝自体は遠めで見るということであぁという感じであったが、海でも川でもない場所にカニがザワザワいたことにはビックリであった。ツアーを振り返ってみて、No.1の感動であった事は疑いない。 最初の温泉となったのは尾之間温泉である。続いて干潮時前後2時間に現れるという平内海中温泉である。先客が5・6人いる(男)。あれっ???海パンはいてんじゃん!?たしか海パン禁止だよな。俺は一瞬自分の目を疑った。K君に確認したところ間違いない。K君は脇目も振らずにそそくさと身につけている物を次々と脱ぎ捨て、一指まとわぬ姿になり温泉に入っていく。女の人もいるのにである。女の人は水着にはなっていなかったが、確かに若かった。それなのにK君は誇らしげに入っていった。何人かはなにかしらこちらをチラチラ見ながら耳打ちしている。自分も以前に、他の温泉(雲見温泉)で水着のカップルがいたために入ることを断念した為、今でも大後悔している経験があるので、今回は水着着用のマナー違反者がいても入ろうと最初から決めていたのだが、無理、俺にはできない。いざ入ろうとしても俺には度胸が無い。しばらく周りをうろうろしていたのだが、意を決して(簡単にはここには来ることが出来ないしな、後悔はしたくない)ついにパンツを脱ぎ捨てた。しかし内心ドキドキもので、しばらくするとのんびりする間もなく上がった。K君はまだ入っている。たいしたものだ。俺は尊敬する。(マジ) 次も海岸にある温泉で湯泊温泉に向かった。ここは平内程有名ではなく、2人の先客がいるだけであった。もちろんスッポンポン。当然である。個人的にはこちらの方が整然として、ゆったりとくつろぐことが出来そうで好みである。 大川の滝を観光した後は、来た道を引き返し楠川温泉へ。続いて志戸子というところにあるガジュマル園へ。生息地が上限であるこの植物はK君には不評のようだ。日帰り施設最後の大浦温泉は火曜日が定休日であるため断念。次の日の縄文杉登山に備え、早々に就寝することにした。 |