■OCEANS OF TIME/AXEL RUDI PELL
  もうこれで7作目になるドイツ人ギタリスト、アクセル・ルディ・ペル率いる
  AXEL RUDI PELLの新作。オレのお気に入りのバンドの一つだ。
  その理由は音楽性は勿論のコト、オレの一番のお気に入りボーカリストがいるからだ。
  その名は、ゴリ…もといジェフ・スコット・ソート。
  かつて、イングヴェイ・マルムスティーンのバンドのシンガーとして名を馳せた男である。
  現在のHM/HR界でHM/HRを最もHM/HRらしく歌う男の一人だろう。(←変な文章だな。)
  兎に角、オレはこの男のボーカルがメチャ好きなわけよ。しか〜し! 

  なんと、NEWアルバムではジェフが歌ってねーじゃねーか。
  信じれん。この様なことがあっていいのか!
  当の本人はBUGIEE NIGHTとかいうお遊びのパンク・バンドがアメリカで当たって、
  それに専念しているだとー。ジェフ、カムバーック!とオレが叫んでも無駄やろな。
  まぁ、仕方がないのでジェフのボーカルはTAKARAで我慢するとするか。
  問題は後任のシンガーよ。何々、ジョニー・ジョエリ?知らない…。
  かつて、ニール・ショーンが結成したHARDLINEのシンガーだった男。
  いや、JOURNYなら知ってるんスけど、そこまでは…。
  とりあえず、聴いてみることにしよう。

  ………………………………………。
  素晴らしい、何というボーカルだ!
  ジェフと比べて全く遜色ないじゃないか。
  パワーの点ではジェフの方が上だが、その分叙情性でカバーしてる。
  この様な人の存在を知らなかったとは…なんと奥の深い。オレもまだだやな。
  というわけで、ボーカルは全く問題なし。して、音楽は…。
  問題あるわけねーじゃん。当然OPはインストから超スピードチューンへのコンボ。
  言うことないね。
  毎回、同じようなアルバム構成で人には言わせればワンパターンなんだろうけど。
  ソコがいーんだよ。
  今回も最初から最後まで「これぞ様式!」と叫ばせるような曲ばかりで、オレは大満足。
  特にお気に入りは9曲目のLIVING ON THE WILDSIDE。 

  結果として好きなシンガーが一人増えただけデシタ。