■NO SUGAR ADDED/VALENTINE
ロビー様ことロビー・ヴァレンタインのフルレンスの5作目。
一応VALENTINEとバンド名を名乗っているものの、
その実体は、ほぼロビー様のソロ・ユニットとみて良かろう。

1stが発表された当時、その素晴らしいメロディセンスとキーボード・ソロに惹かれ、
以前彼が加入していたZINATRAや1ST AVENUEのアルバムもそろえるほどの入れ込みようだった。
が、それ以降のアルバムでは当初から見え隠れしていたQUIEENの影響がモロに前面に押し出され、
かつて1stでみせたハードさは、ほぼ完全に払拭されてしまっていた。
でもアルバムだけは何となく惰性で買っており、今回の新譜も購入してしまったわけだ。

今回のアルバム、前半は相変わらずのQUIEEN調の曲が続くわけだが、後半が違う!
7曲目からは憂いを含んだハード・ポップ・ナンバーが目白押し。
特にお奨めはFとJ。
FのBACK 2 MARSのキーボード・ソロの格好良いし、
JNEVER U LATEは1ST AVENUEのリメイクだがやはり良い曲はよい。
ちなみにCはZINATRAの2nd、GRATE ESCAPEからのリメイクである。
(余談であるがBURRN!誌ではCがZINATRAのリメイクであることは触れているがJについては全く触れていない。個人的にはJの方が断然好きなんだけどなぁ…。) 

というわけで、このアルバムを聴いてロビー様の虜になった人は、彼の1st、
ROBBY VALENTINEと1ST AVENUEの1st、TEARS AND TRIUMPHを聴きなさい!
絶対気に入ると思うよ。