■NIGHTFALL IN MIDDLE EARTH/BLIND GUARDIAN
  BLIND GUARDIANのNEWアルバム。
  えらく待たされた気がする。3年振りやもんなぁ。当然発売日に買ってきて聴いてみたのだが…。
  何か期待してたほどじゃない気がする。気のせいか?
  で、かなり聴き込んでみたけど…。

  今回のアルバムは"J.R.R.トールキン"の「シルマリルの物語」を題材とした初のコンセプト・アルバム。
  彼らの音楽性から、以前からコンセプト・アルバムを作って欲しいと常々思っており今回は今まで以上に期待していた。
  でも、期待していたほどではなかった。じゃあその理由は?
   1.ギターのリード、ソロ共に気に入った曲が少ない。
   2.曲間の小曲や語りがそれほど効果的でない。
   3.曲の展開がかなり乱暴。
  等が思いついた。

  これらを総合して俺が出した結論は
  「大作を意識しすぎたあまり、新たに盛り込まれた要素が空回りしているからではないか」
  ということだ。
  こんなえらそうなことを描くと文句の一つでも来そうだが、愛情の裏返しだと思って見逃して。
  まあ、期待が大きすぎたのも理由の一つであることは否定できないのも確かだな。

  かなり辛口の意見ばかり述べてきたが、気に入ったところが全くないわけではない。
  1stシングルになった"MIRROR,MIRROR"は典型的なブラガ節の名曲だろう。
  イントロのスリリングなドラムが気持ちいい"THE CURSE OF FEANOR"、
  ブリッヂが映画のサントラを想起させる"TIME STANDS STILL"なんかも捨て難い。

  次回の来日公演まで時間があるので、何度でも聴き込んでみよう。
  今まで見えてこなかったものが見えてくるかもしれん。
  そうする価値はあるはず!なんといっても、一番好きなバンドですから。