■CRIMSON/SENTENCED
  フィンランド産のメロデス系、SENTENCEDの6th。
  「どこがメロデスや!」と仰る方もおろうが、便宜上あえてメロデス系ということで(^^;)。

  そうなんです、最早メロデスとは言えませんね。このバンド。
  vo.が交代した4th「Dawn」以降はスピード・アグレッション共に後退して、
  「メロディで勝負!」といった感がある。メロデスと言うよりはゴシック系に近いかなと。

  本作も明らかに「Dawn」、そして5th「Frozen」の延長上にあるアルバムになってる。
  未だSENTENCED最高傑作の誉れ高い3rd「AMOK」からのファンであれば、
  今の路線には欲求不満を感じることだと思う。
  でも、実は「Dawn」からの後追いである自分からすれば、あまり気にならない。
  「今回も如何にもSENTENCEDらしいアルバムだなぁ」と思ったほど。
  残念に思うのは「Dawn」と「Frozen」ではミドルテンポとアップテンポの曲が
  絶妙に配置されていたの対して、本作では割とミドルテンポ一辺倒だったってコト。
  (それがあるから唯一のアップテンポのDがギラリと光っているのかもしれない。)

  冒頭で「メロディ勝負」と書いたけど、ミドルテンポがあまり好きでない自分にとって、
  このSENTENCEDはミドルテンポの曲でも自分を魅きつける稀有な存在。
  つーわけで、この現行路線を推します。だから、いち早い来日を!!