■BRAVE NEW WORLD / IRON MAIDEN
  IRON MAIDEN、12枚目のフルレンス。
  そして、voはあのブルース・ディッキンソン。
  しかも、エイドリアン・スミスも加わって、メイデン初のトリプル・ギター編成である。

  誰が何と言おうと、1999年のHM界における最大の事件は
  「ブルース・ディッキンソン&エイドリアン・スミスのIRON MAIDENへの復帰」と言えるだろう。
  ブルースのソロ作であるACCIDENT OF BIRTHから「もしかしたら……」と期待していたが、
  まさかこんなに早くに実現するとは思わなんだ。嬉しい誤算とでも言うのだろうか?。
  そう!確かに嬉しい事件なんだけど、前作VIRTUAL ELEVENの出来が良く、
  漸くブレイズ・ベイリーのvoに慣れてきた矢先だったことを考えると少々複雑な気分……。

  そして、とうとうブルース&エイドリアン復帰の新作が発表されたわけだが……。
  「恐るべし、ブルース・ディッキンソン!!」
  「スティーブ・ハリス、大英断!!」
  と言うしかないんでしょうか?こんなのを聴かされると。

  お気に入りの曲は、ファースト・シングルでもあり、ライブでの大合唱が今から楽しみな@、
  リードやソロでSOMEWHERE IN TIMEを想起させるH。
  RIME OF THE ANCIENT MARINER的なAも良いね。
  ということですので、ライブは絶対行きますとも、ええ!

  楽曲は言うに及ばず、ボーカルもゆーコト無し。
  メンバーチェンジの裏に何があろうと、結果としてこんな文句のつけようがないアルバムが出来たんだから、
  聴く側にしてみれば嬉しい限り。少々、薄情な気もするけど……。
  こーゆーのを「本来あるべき形に戻った」って言うんだろうなぁ。
  あぁ、お気の毒ブレイズ・ベイリー……。