くだらな日記(2006年2月)


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2月26日(日)
 東芝府中はラグビー日本選手権決勝を引き分けで両者優勝、いちおう形だけは三冠達成ということだが、嬉しくもなんともない。阪神にたとえるなら赤星が連続盗塁失敗、今岡は4タコでシーツと金本が3併殺、桧山のソロと矢野の3ランで4点先取するが井川がピリっとせず5回途中で12安打2失点降板、藤川も連続長打で1点差に迫られ、9回に登板した久保田が先頭打者の古木に一発を喰らい同点、さらに延長10回に久保田がまたもや先頭打者の村田に一発を喰らい、その裏なんと金本がまさかのスクイズでかろうじて引き分けに持ち込んだというような試合だ。解説の人も言っていたが、東芝府中のラグビーは確実に雑になっているね。こんなんじゃダメだ。

 スケートはどーでもいーんだけど、なんかアポロオーノだけは許せない気がするな。なんか審判神に愛されすぎ。


2月24日(金)
>初めまして、私は27歳で竹下歩美といいます。
>実は私、占いの勉強をしており、貴方を占わせて欲しいのです。
>ただ、その占いというのが率直に言いますと男性器を口に含み、こねくり回さなければ出来ないのです。
 どんな占いなんだ。

 ちっ。どーせならメダルゼロのほーがかっこよかったのによ。どーせジャンプと複合で取れなければメダルゼロも同然だし。ハッキリ言ってフィギュアスケートはスポーツでなく芸能部門、カーリングとスノボーとモーグルはお遊び部門に分類してオリンピックとは分離するのがよろしからん。


2月21日(火)
 ワールドカップの連戦とオリンピックのような一発勝負では戦い方が違うのか、それともマンニネンも体調不良には勝てないのか、あるいは呪われているのか。
 まあ渡部は敢闘賞ものだな。高橋はジャンプより順位を上げたのは立派だが、しょせんジャンプで130メートル越えができないのではねえ。

 ハッキリ言って、伊東はモチベーションだのコーチがどうのこうの言う前に、てめえの哀れなジャンプをなんとかするべきだと思うよ。

 「森のくまさん」だが、中熊さんと荒熊さんの共犯という可能性はないのだろうか。ひょっとすると道熊さんや常呂賀熊さんも事件にからんでいる可能性はある。彼らはおそらく同族だ。藤原氏が地方に流れて伊藤(伊勢藤原)や加藤(加賀藤原)や武藤(武蔵藤原)や面堂(終太郎)になったように、熊一族も中国の中熊や荒野の荒熊や道の駅の道熊や北海道の常呂賀熊に分岐したのだ。しかし利害関係は同じ、お嬢さんのイヤリングと肉体。探偵はみんな集めてさてと言い(詠み人知らず)。金田一みんな殺され髪を掻く(詠み人知らず)。


2月20日(月)
 つーか世界のトップクラスってやっぱ化け物だわ。あいつらプレッシャーがかかるほどいいジャンプしやがる。


2月19日(日)
 早稲田はよくやった。トップリーグでもほとんど止められなかった東芝府中のモール攻撃を再三防止していた。選手権ではトヨタと東芝府中をかなり研究してたんじゃないだろうか。長丁場ではどうかとも思うが、この試合だけ見るとトップリーグ中位の力はじゅうぶんある。後半はさすがに疲れていたが、まあしょうがないだろ。前回はほとんど見過ごされてたスローフォワードが、半分くらい反則取られたのも早稲田にとっては痛かった。


2月18日(土)
 「ラブクラフト全集7」(創元推理文庫)。まさかラブクラフト全集の完結巻が出ているとは。一年気づかなかった。創元よ、この勢いでゴルシリーズの続巻を出してはくれまいか。
 とはいっても、まあ、なんというか、これから読み始めてラブクラフトにハマる人は皆無だろうな。資料的価値というかオマケというか。ただ、「ファラオとともに幽閉されて」は、前にフーディーニの伝記を読んでいたので、フーディーニのゴーストライターをやらされたラブクラフトの屈辱とその裏返しの傲岸を知っていたから、面白かった。
 フーディーニと怪奇作家のつながりはあとふたつ。「マタンゴ」の原作「夜の声」のホジソンがありますね。ホジソンは水夫あがりの屈強な作家で、体育会系のとりまきも多かったらしい。江戸川乱歩が忌み嫌った押川春浪に似ている。フーディーニのイギリス公演のとき、ホジソンが乱入し、フーディーニの関節をあちこち外したうえで水夫流のぐるぐる巻きをやらかしたので、脱出に通常の三倍くらいの時間がかかったとか。フーディーニは「あんなゴロツキ作家とは二度と会いたくない」と語ったという。もうひとつは世界有数のイカサマのカモ、コナン・ドイル。彼はフーディーニがいくら説得しても、あの脱出奇術は、フーディーニが肉体をエーテルと化すことによって脱出しているのだと死ぬまで信じていたとか。

 ついでに「雑文書き悉無律」というのを思いついた。雑文書きという人種は、世間平均よりもはるかに多い子供を残すか、あるいはまったく残さないか、どちらかしかいない。残す人はもうなんというか、とめどもなく産む。あられもなく産む。どんどん産む。残さない人はまったく残さない。残す可能性すらないというか、その第一段階にすら達せず枯れる人もいる。そして平均するとあら不思議、世間一般の出産率とだいたい同じになるのでした。どっとはらい。

 アンジェにおまかせ〜アンジェにおまかせ〜アンジェにおまかせ〜
 ある種の勘よ 心のヒラメキよ 女の子にはなんとなくわかるのよ〜
 などと歌って淋しさをまぎらせてみる。自宅では絶叫しません。追い出されるから。

 アホネンとヤンダはいったいどうしちゃったんだろうなあ。やっぱり一発勝負のオリンピックと連戦のワールドカップは違うのか。しかしあの二人は、風がどうあろうと飛んでたと思うんだがなあ。


2月17日(金)
 昨日はkemekoさんや知り合いと秋葉原メイド巡礼。ティアラからひよこ家に行く予定だったが、昭和通りに出る用事があって気が変わり、まずひよこ家に行った。正解。五時過ぎはガラガラだったが、だんだんと人が満ちて、七時には満員状態だった。
 そっからBSDへ行こうと思ったが満員だったので下のコスチャの学習机で体育座り。そのあとはふつうの居酒屋に行ったのでけっきょく二店のみ。おっと、集合前に寄ったキュアメイドがあった。

 ついでに秋葉原のハナマサで牛肉切り落としを買う。近所のスーパーでは、スライス肉はホントにぺらぺらの薄切りで、ちょっと煮ると完全に肉汁が飛んでスカスカになってしまう。ハナマサの肉は適当に厚みがあるので好きなのだ。筋があったり固かったりするが、ちゃんと肉の味がする。内田百閧「わく、「肉には固いのと柔らかいのがある。うまいのとまずいのがある。固いからまずいとは限らない。柔らかいだけでなんの味もしない肉はよくある」。


2月15日(水)
「デスク、この記事なんですが」
「この、『日の丸飛行隊、団体でメダルへ夢ふくらむ』って記事か」
「無理っすよメダルなんて。ノルウェー、フィンランド、ドイツ、オーストリアに勝てるわけないっすよ。スイス、アメリカ、チェコにだって勝てるかどうか」
「いいんだよそんなの。どうせ読者の95%はオリンピックの時しか競技を見ないトーシロなんだからよ。だいいち、やってみなきゃわからんだろうが。ノルウェーが風邪で棄権、ドイツは食中毒で棄権、フィンランドのアホネンとハウタマキが強風で吹き飛ばされて、オーストリアが全員体重不足で失格する可能性だって、ゼロじゃないんだから」
「しかしこの『ジャンプ陣でメダル3つ期待』ってのはひどすぎますよ。岡部がメダルひとつ取るのだって奇跡に近いし、それ以外で取れたら奇跡そのものっす」
「じゃあオメエ、正直に『団体は5位狙い、個人はひと桁台の順位を期待』って書いたら、そんな競技が人気を呼ぶと思うか? 日本人がみんな見ると思うか? いいんだよ、期待は期待なんだから。フィギュアやモーグルの記事なんか見てみろ、遊び半分で行ってる泡沫代表にメダルの期待とか書いてやがるぞ」
「あと、こっちの記事なんですが……」
「なんだよ、まだあんのかよ」
「こっちの『メロメロメロ、尻なら金』って見出しはひどすぎると思うんですが……」
「それは、ひどすぎるな……」

 ノルディック複合団体は中止になって哀しいやら、最初からやり直しで高橋大斗の大失敗がチャラになって嬉しいやら。しかし高橋は、けっきょくやり直しても、またもや駄目になりそうな雰囲気が満載なんだが。まだ腰が悪いんじゃないのか?

 サンサーラナーガ2が終わったので、ついでにもしこれがプレステ2で続編が製作、メタルサーガみたいなのが作られたらどうなるか考えてみた。サンサーラ・サーガ。
・輪廻転生とか破壊と再生というテーマは難しいし暗いので変更。世界を破壊しようとたくらむカオスドラゴンとそれに操られたアムリタを、正義の主人公と善の白竜が倒すという、勧善懲悪ストーリーになる。
・キャラクターデザインは桜玉吉から、どこぞの安っぽいアニメ画家へ変更。薄っぺらい美男美女のみとなる。
・万人萌えのため竜は擬人化し、女の子が竜の着ぐるみレオタードを着用したようなグラフィックとなる。むろん成長するたび変化し、最後はHカップの巨乳美女に。
・アムリタ萌えの人のために、アムリタは毎階層で登場。アップでその姿を誇示する。第一階層では全裸で温泉につかるアムリタ、第二階層では泉で濡れてブラウスに乳首が透けて見えるアムリタ、第三階層では炎で衣服のあちこちが焦げ破れたアムリタ、第四階層ではハイレグビキニのアムリタ、第五階層では空を飛ぶアムリタ(下から覗くパンチラあり)、第六階層ではハーレムの美女の扮装のアムリタが拝見できる。
・アルシンハに代わって、主人公の幼なじみのツンデレ少女が旅のお目付役になる。この少女には衣装を送ることができ、マリベル、ニーナ、エアリス、ナルシアなどよそのゲームヒロインのコスプレを拝見できる。
・はっちゃけたセリフやイカれたセリフは全廃。やたら長い割にはつまらない、推敲してない同人漫画のネームのようなセリフばかりになる。
・主人公が弱いという苦情に応え、主人公も経験値でレベルアップするシステムに変更。レベル70以上では竜以上のパワーを持つ。
・もちろん装備品は壊れない。
・アイテムの名前をわかりやすくするため、「かいばたいほとう」は「竜復活薬」、「でんしちこう」は「石化回復薬」などに改称する。
みずねこ、ぐんかんどり、チョンチョンなどのふざけたモンスターは出さず、ドラクエやFFにならって強くて怖そうなモンスターのみとする。
・はらたまスタンプを取りそびれた人の救済措置として、第八階層に「はらたまミュージアム」を設置。スタンプを取れなかった店が出店する。
・はらたまに「はらたま通信販売」システム追加。これまでに行ったことのある店のアイテムを買うことができる。
・ギルド支部にカジノを追加、ルーレットやポーカー、スロットや格闘場で遊べる。
・宿屋のすべてに「呼びますか?」を追加。グラフィックつきでマッサージシーンを楽しめる。


2月12日(日)
 は、は、はらだぁぁぁぁ!!

 しかしノーマルヒルジャンプも、アホネン・ヤンダのワールドカップ双璧がメダルに届かない大波乱。一本目に失敗したヤンダはともかく、アホネンはああいう場面で失敗するような選手じゃないんだが。やっぱ魔物だよなあ。日本勢は……まあ、岡部がちょっと失敗した以外は、だいたい力量通りか。

 失格して本戦からお払い箱の原田。
 失格したけど予選免除だから本戦に出て金メダルのビストール。
 すごく差があります……すごく。

 ラグビー日本選手権、早稲田は嫌いなんだが弱い方が頑張ると面白いので応援してたら、なんと勝ちやがった。すげえな。まあスローフォワードとハイタックルをだいぶ見逃してもらったようだが、しかしトップリーグはそれでも勝たなきゃダメだよな。トヨタ、まずはボールを投げて受け取る練習からやり直せ。ラインアウトの成功率ひどすぎ。ノックオン多すぎ。


2月11日(土)
 オリンピックの入場行進では毎回、日本がどのような恥ずかしい恰好をしてくるかが楽しみなのだが、今回はごく普通だった。つまんない。
 しかしモーグルという競技ができて以来、入場行進にアホっぽいのが増えたような気がする。他の競技だと、アイスホッケーやスキーのまともな競技の選手は体育会的に鍛えられてるし、スケートはだいたい幼時にちゃんと躾られてる選手が多いし、カーリングはなにしろ競技そのものが地味なので、おとなしい選手が多いからね。

 ……なんか開会式でウルトラマンが踊ってるんですけど。

 ノルディック複合は、ジャンプで好位置につけて金メダル絶対確実と思われた帝王マンニネンがまさかまさかの失速。マンニネンが抜かれるところなんて、今シーズンはじめて見た。ジャンプでトップに立ったものの、絶対に逃げ切れない逃げ馬と思われたヘティッヒが意外な健闘。やっぱオリンピックって魔物だな。


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