くだらな日記(2005年11月)


最新日記へ


11月30日(水)
 パトリックさんからおみやげにいただいた飛良泉山廃純米をいただく。やや甘口でトロリとした味わい。つい「芳醇」などと陳腐な言葉を使いたくなってくる美味さ。どっちかというとあらばしり系の豪快な日本酒ばかり選んできたが、こういうのもいいな。

 「別にいいのだけれど、この人って幸せなのかしらね?」ってのが流行るかもしれません。雑文サイトのトップもしくはプロフィールにすべてこの文字。ああ美しくも哀しき雑文祭。
 私はけっして嫁入り前の娘だとか他人の新妻に対してサチウスイとかチチウスイとか言ったことはありません。少なくともしらふでは。ダイエットに関してはアレです。自分が太ったので他人が痩せるのは悔しいのです。この世で沢田研二と宍戸留美以外はすべて太ってしまえと願っています。特に志賀賢太郎とか。そういえばこの人もイバラキだった。必殺技が細腕ラリアットじゃねえ。


11月28日(月)
 他人のあげあしをとって嬉しがっていた直後に「くらりさんかわ」と訳の分からないこと書いてさんざんネタにされているのであった。ひょっとして私ってドジっ娘属性だったのかしら。メイド、ツンデレ、ドジっ娘の三階級制覇かしら。
 ところで「会ったとたん敬語を使いそう」なのは私が主語です。ガタイのいい人にはビクビクすることにしています。
 雑文祭とやらにかかわってえらい言われようをしたことは何回かありますが、それにしても駄洒落で批判されるとは思わなかった。カッとなって書いた。まさか採用されるとは思わなかった。今は反省している。しかし政治的と言えば「幹事長も感じちゃう」だって政治的じゃん。


11月27日(日)
 超ぽじてぃぶ!ファイターズに出てきた鯉魔人が名古屋弁で喋っていたように聞こえたのは私の気のせいでしょうか。さらに本編で「私のスカイハイ魔球を打てるかいーグルグルグル」と、なんだかドカベンの伊良部のような喋りかたをしていたイーグルス魔人はさっさと7失点で降板したわけですが、どうせなら26失点の方がよかったような気がする。波乗りカモメに負けてね。


11月26日(土)
 高見順「昭和文学盛衰史」(角川文庫)を読む。
 のっけから「のらくろ」の田河水泡は最初ダダイストの詩人だったとか、私小説の川崎長太郎はアナーキストの詩人だったとか、漫才作家の秋田実もアナーキストの作家だったとか、さんざんおどかされたうえに「実はぼくもアナーキスト作家だった」などと告白されてしまうので、昭和のはじめごろ青年だった人間は、アナーキストかダダイストのどっちかでないと許されなかったような気がしてくる。こういうのが回想記のダイゴ味というもので、そういえば三浦浩「青春の司馬遼太郎」(朝日文庫)も、記者時代の司馬遼太郎なんかよりも、忠実な共産党細胞として日夜活動している小松左京がじつに面白かったりする。
 もうひとつ面白いエピソードがあった。昭和十四年に高見順、石川達三、丹羽文雄の三作家が観光協会の招待で天竜下りをやったのだが、そのとき三人ともちょうど新聞小説を連載中だったので申し合わせたという。
「よし、三人の連載小説に天竜下りを出そう。三大新聞の連載小説にいっせいに天竜下りが出たら、読者はびっくりするぞ」
 まるで雑文祭のような発想をする人が、昭和の文学者にもいたのである。

 くらりさんかわ回ってきた人間性バトン。
1)回してくれた方の印象をどうぞ
 顔が丸くてころころしてにこにこした女の子。

2)周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?5つ述べてください。
 ・駄目
 ・怠け者
 ・嫌な性格
 ・内弁慶
 ・博識を気取る馬鹿

3)自分の好きな人間性について5つ述べてください。
 ・素直
 ・自分のことは自分でやる
 ・互いに助け合う
 ・幼い者をいたわる
 ・すすんでよいことをする
  (カブスカウト5つの誓いより)

4)では反対に嫌いなタイプは?
 ・声の大きい人
 ・涙ながらに自分の境遇を語る人
 ・他人を使うことしか考えていない人
 ・他人の失敗をネタにする人
 ・とにかくごめんなさい

5)自分がこうなりたいと思う理想像とかありますか?
 偏屈で金持ちでクロゼットに骸骨を隠している老人。

6)自分の事を慕ってくれる人に叫んでください。
 これから国会議事堂を占拠する!みんな準備はいいか!

7)バトンタッチ15名!(印象つき)
 天下一舞踏会前回優勝で大関昇進を狙う茶川山(漢字、あってる?)
 私と方向音痴アジア選手権を争う瑠架さん
 まだ見ぬムシムシ大行進ワタルさん
 これもまだ見ぬフラッシュ職人バイカーこぞうさん
 ひょっとしたら巨漢で会ったとたん敬語を使いそうな予感のhataさん
 ネタ作りに悲壮なほど懸命なパトリックさん
 茨城ではああいう顔が普通なんだと最近わかったぽいうさん
 ダイエットは良好ですか?もちろん良好ですよね?のくろさん&くたさん
 コスプレ魂いまも消えずのkasumiさん
 そろそろ競馬ものが最新リストを占拠しますよ徳田さん
 いっしょに社会復帰目指してがんばりましょう未鏡さん
 合格おめでとうございます、でも傲慢度アップはやめてねのトレンビーさん
 ミィというよりはミーサのイメージがあるトーストさん
 最近更新ないけど大丈夫ですか? 8人目出産ですか?のkemekoさん
 黒ムーミンママをめざす黒い黒いnaviaさん

 ええと、印象を書いただけでバトンではないので受けなくてもいいです。

 秋ごろに朝日新聞がやらかしたと思ったらこんどは東京新聞ですか。
 阪神が日本シリーズでロッテに四連敗。なあに、かえって免疫力がつく。
 ガムバ大阪が優勝目前でまさかの連敗で首位陥落。なあに、かえって免疫力がつく。
 琴欧州の奮戦をよそに大関陣はなにもできずに横綱優勝ですか。なあに、かえって免疫力がつく。
 インフルエンザをもらってきたらしい。なあに、かえって免疫力がつく。
 最近雑文のひとびとに相手にされなくなったような気がする。なあに、かえって免疫力がつく。


11月25日(金)
 イタリア名前のアメリゴをラテン語読みしたのがアメリカだったと思います。フィリピンがフィリッピカになるようなもんかな。ええと違うか。ところで鎌倉幕府の成立が1994年だったらこれはもう日本史がえらい違いになると思います。室町幕府や徳川幕府がどうなったかわからないし、応仁の乱も太平洋戦争もなかったかもしれません。などとイヂワルしてみる。他人の間違いをネタにするの大好き。


11月21日(月)
 ちなみに私が待ち合わせしていた浅草の雷門では、「俺、竜ヶ崎市ってとこに住んでるんだけどさあ、竜ヶ崎って知ってる?」とナンパしている茨城県人が横にいました。すごいぞ茨城県人。えらいぞ茨城県人。みんなこんななのか茨城県人。

 そういえば先々週だったか、東日本女子駅伝の中継を見ていたら、茨城代表は久保田みたいな顔の女性が走っていて笑ってしまったら、それからバトンを受けたのがまた、井川を女にしたみたいなので、思わずテレビにお茶吹いてしまいました。埼玉も負けないぶさいく県だったはずなのですが、たしか中代唯とかいう、けっこうかわいい高校生が、これは陸上に不利すぎるだろう、みたいな巨乳をたぷたぷしながら激走して区間賞を取ってしまい、思わず感動してしまいました。


11月20日(日)
 神話から歴史へ。
 古本屋で同名の中公文庫・日本の歴史第一巻を購入。これでシリーズ全部揃った。
 しかし古代史は日進月歩。1973年初版のこの本には、2005年現在からツッコミを入れたい部分が、さすがにいくつも存在する。著者も序文で批判的に読んでもらうことを推奨しているので、私ごときがツッコミを入れても怒られることはないと思いつつ。(いま販売されている改版は読んでいないので、どう変更されているかわかりません。あしからず)

「最初の縄文土器」
 このころはまだC14年代測定の信頼性が確定していなかったのか、年代測定による1万年前と、山内清男の5千年説を並記しているが、いまでは1万年という科学的測定が確定している。最も古いものは長崎県の洞窟で見つかった1万2千年前のものだが、私はたぶんモンゴルやロシアの考古学の発達により、将来あのあたりで1万5千年前くらいのものが見つかるのではないかと思っている。

「縄文人の食べ物」
 この本では狩猟生活からいきなり農耕に移るようなことを書いているが、その後の考古学の研究により、狩猟・漁労から植物採集へとだんだんウェイトが移ってゆき、半栽培の段階を経て縄文農耕に達したというのがわかってきた。いま縄文農耕を否定する研究者はいない。どのくらいの割合を占めていたか、晩期より前にイネの組織的な栽培が行われていたかどうかが問題になっている。あと、サケマスの重要性についてまったくふれていないのも気になる。

「縄文人から弥生人へ」
 これはまあ同情すべき点も多い。よく冗談半分(半分は本気)で言われていることだが、「日本人起源の定説は、東京大学人類学教室の主任教授ごとに変わる」。まず坪井正五郎は、縄文人を弥生人が追い出したという人種交代、いわゆるコロボックル説をとなえた。つぎに長谷部言人は、若干の混血による漸進的移行をとなえた。つぎの鈴木尚は混血を否定し、日本列島内での人種的小進化をとなえた。ところがつぎの埴原和郎は、朝鮮半島からの大量の移民による人種的混血を主張し、このとき辺境で混血があまりされず縄文人的形質を多く残したのが北のアイヌと南の沖縄人だと述べた。つぎの尾本恵市は遺伝学の観点から埴原説を補強した。いまの青木健一は行動進化が専門で日本人の起源にはあまり関心がないようだ。というわけで、いまは縄文人と朝鮮人の混血による弥生人(日本人)というのが定説のようだ。

「倭族」
 「魏志倭人伝」で「倭は中国の会稽や東治の東方にあたり、物資は海南島と同じ」と書いてあることに対し、「日本をじっさいよりも南方の国だと思っていたらしい」と書いているが、のちの研究により、倭族はまさに、会稽あたりの中国東南部から、海南島、朝鮮南部と九州あたりに分布していたことが明らかになっている。魏志倭人伝が正しかったのだ。

「邪馬台国論争」
 これもまあ、吉野ヶ里その他の発掘により、物証の点から九州説が完全に勝利したといっても間違いあるまい。坂口安吾が歴史探偵で書いているように、操作において物証は、あてにならない証言よりも優位に置かれるべきだから。

「ヒミコの政治」
 姉が祭祀、弟が軍事・政治をつかさどる、という統治形態は邪馬台国で終わったように書いているが、これはおそらく大和朝廷まで受け継がれたと思われている。神話ではアマテラス(姉)の祭祀とスサノオ(弟)の軍事という形で書かれている統治形態は、おそらく朝鮮半島の父系社会の影響だろう、兄(祭祀)と弟(軍事・政治)に変化した。鳥越憲三郎「弥生の王国」(中公新書)では、崇神天皇から仲哀天皇までの崇神王朝は、すべて次男が天皇になっていることに注目し、「第一子は兄なる王で第一次主権をもつ祭事権者で、天皇と称されているのは弟なる王で第二次主権をもつ政事権者であった。ところが祭事権者である第一子は聖なる人として独身を守り、そのため第二子の子が相続することになる。そこで系譜の上からみると、第二子から第二子へ継がれていることから、後世に誤って第二子を天皇とみるようになった」と書いている。
 この統治・継承形態はつぎの応神王朝に頻発した皇位継承争いを説明する役にもたつ。おそらくさらに新しく朝鮮半島からやってきた応神王朝は、中国や朝鮮のように祭祀と軍事・政治のすべての権力を持つ皇帝的王として、長男にすべての権力を持たせて天皇とした。ところがこの統治・継承形態は、邪馬台国−崇神王朝の統治・継承形態に慣れた豪族にはまだよくわからないものだった。そのため、天皇家が強力だったときはいいが、弱体化して即位に豪族の協力が必要になってくると、豪族たちはだれを次の天皇にしていいかよくわからず、てんでん勝手に適当な皇族を推戴して争いをくりかえすようになったのである。

 ついでにいうと、この本を書いてからわずか三十年後、ふたたび神武天皇を歴史教科書に書き込むバカが登場しようとは、井上光貞もまさか予想しなかっただろうなあ。


11月19日(土)
 ウルトラマンマックスという番組をたしか2回目に見たけど最低だな。過去の怪獣を出すわりには過去への敬意がまったくない。敬意があれば出身地くらい過去と一緒にするだろ。造型のできそこないをバイオテクノロジーの交配のせいにするという言い訳だけは立派だが、それで観客が満足するわけがないのは、いま潰れかかっている新日本プロレスと一緒だな。シナリオは陳腐だし俳優の演技はどいつもこいつも最悪だし、しかもすげーな、マックスってウルトラマンとウルトラセブンと新マンのすべての武器を兼ね備えているんだ。すげーよ(棒読み)。やっぱりウルトラマンシリーズは新日本プロレスと同様、いったん潰したほうがマシな存在としか思えない。再生不能。

 その新日本プロレスは「ワールドプロレスリング中継」で長州力のロングインタビューを2週連続で放映するという快挙。もうすでに「プロレス中継」じゃねえ。
 長州力の言っていること(レスラーに危機感がないとか、今のままじゃダメだとか、おちゃらけた軍団抗争劇はやめろとか)には正論もあるのだが、あまりにも「お前が言うなよ」という雰囲気が強すぎるんだよなあ。新日本をダメにした責任者のひとりが自分だという過去の事実への反省がなさすぎ。
 あと現場監督としては、エコヒイキが強すぎるのが欠点。けっきょくWJでも、自分のコピー商品のような、セカセカ走り回ってラリアット一発、みたいなレスラーばかり量産して、業師タイプはぜんぶ追い出していたからなあ。
 あげくのはてに馬鹿みたいな企画で資金を食いつぶしてWJは崩壊、しかし長州は責任もとらずにサイパン逃亡、だもんなあ。はっきりいってこういう男を責任者に据えるのは、業務上横領の前科がある男を経理担当の専務に据えるようなもんだぞ。


11月18日(金)
 秋葉原でメイド喫茶モドキの風営店が摘発された、店名は@homeと聞いて、てっきりドンキホーテの上の店かと思ったのだが違うあっとほーむであった。ドンキのあっとほーむごめん。しかしやっぱり、マッサージと見せかけて風俗か。だからやいとにしときなさいと、私が口を酸っぱくして言っていたのに。

 野球関係でも、横浜と相思相愛の栂野選手を巨人が強硬指名してインテリヤクザ牛島監督が氷のような視線を原監督に突き刺したり、広島が貧窮のあまりラロッカデイビーレイボーンを手放したり、岡田監督が「そらそうよ」を商標登録に暴走したり、なんかできごとが多いようです。しかしラロッカ欲しいなあ。100試合くらい出て3割20本打つ選手が1億5千万程度ってのは、広島以外のチームにとっては格安だと思うのだが。


11月17日(木)
 未鏡さんに聞いたのだが、秋葉原のメイドブームはいまだ衰えを知らぬものの、方向性が微妙に変わってきているそうな。いま新規開店する店は、マッサージ、アロマセラピー、リフレクソロジー、足ツボ等の健康系店舗が多いらしい。
 そこで私も考えたのだが、「メイドやいとや」って成功しそうな気がする。お灸を据える店。
 小柄なメイドさんに「あ、熱くないですか。熱くなったらすぐに言ってくださいね、御主人様」と優しく据えてもらうもよし、小悪魔コスプレの娘に「うふふふふ。熱いだろう。苦しいだろう。叫べ泣けもだえ苦しめ! この地下室の中、だれにも届かずに虚空に消えるおまえの悲鳴が私をぞくぞくさせる!」と責められるもよし、委員長タイプの眼鏡娘に「そこ! 動くな! 私語厳禁! 呻くのも厳禁!」と禁じられるもよし、ツインテールのドジっ娘に「あ、いけない、分量間違えて倍にしちゃった! きゃ、燃えだしたわきゃーきゃー、どどどどうしよう!」と踏まれるもよし、幼なじみのツンデレ娘に「熱い? なに言ってんのよ、このくらい熱くなきゃ健康にはならないんですからね。べ、別にあんたに健康になってほしいわけじゃないのよ。ち、ちょっともぐさを作りすぎただけよ!」と言い訳されるもよし。
 姉妹店に「メイド鍼」「メイド按摩」「メイドプラクティック」「メイド気効」「メイド真拳」「メイド道場」なども創設、ゆくゆくはメイドさんだけの必殺シリーズを演ずるのが夢であります。舞台はビクトリア朝の英国。進歩の光と貧困の闇が交差する街。 そこで悪のかぎりを尽くす放蕩貴族、悪徳商人、絞首強盗、かどわかし、女衒などをいたいけなメイドが仕置きする! たぶん元締はエマだと思う。シャーリィは何でも屋ね。


11月13日(日)
 バナーは力作がいくつも揃っていまさら私が作ってもなんの意味もないので、マスコットキャラ描いてみました。しかしこれにもなんの意味もないのであった。
 いちおう筆は雑文を書くことの象徴表現であり、大荷物は増えつづけるお題の、鎖は厳しい縛りの、落とし穴は深いふかいオチのメタファーであるということでどうかひとつ。帽子と服装でセブンをさりげなく主張しています。名前は雑文ななこだと本人は申しております。なにも言わないでやってください。

 フロイト的に解釈すると、筆はあきらかに男性器の象徴表現、穴はあきらかに女性器の象徴表現ですな。そして幼女は妊娠不能な不毛な存在であるのに、大きくふくれあがった荷物袋はどういうわけか妊娠を指し示している。鎖はサディズムなのか、あるいはマゾヒズムなのか。赤い服や帽子は性的興奮を意味するわけだが、帽子についた刃物は去勢不安と考えられる。自分で自分を精神分析するとわけがわからなくなってくるのはなぜでしょうか。

 正直なところ、第七回雑文祭は五十の参加があれば成功だと思う。
 雑文界隈の最盛期は2000年の第五回雑文祭あたりかな。参加件数は2002年の「こっそり月見雑文祭」だが、あの時期はテキストサイトの最盛期で、そろそろくたびれた雑文界隈はテキスト界に吸収されたような形であった。そのテキスト界もすでに衰え、いまやブログの花盛り。2001年から2003年にかけての雑文祭は、テキストサイトに対しての啓蒙活動という側面もあったのだが、ブログの人はあまり人の意見に聞く耳持たなそうだからなあ。どちらかというとバトンみたいな自分語りに夢中で。

 しかし琴欧州って異様にプレッシャーに弱いな。元アマレス選手だったはずなのだが、あんな勝負弱さでオリンピックの代表選考会とかまともに試合できたのだろうか。それとも、そのレベルまで行かずにのんびり場末で試合していたのだろうか。


11月8日(火)
 中川翔子って何をする人なのかよくわからないけど、写真で見るかぎりあまり一般受けしなさそうな顔なので、がんばって森下純菜クラスの大物になってください。


11月7日(月)
 昭和・平成文学辞典。
野坂昭如
 昭和時代の歌手・司会者。「黒の舟歌」が代表作。エッセイやシナリオにも定評があり、「火垂るの墓」の原作、「おもちゃのチャチャチャ」の作詞、プロレスラー阿修羅原の命名で知られる。

吉行淳之介
 昭和時代の娼婦研究家。赤線の娼婦をテーマとした小説で売り出す。「赤線こけたら淳こけた」などと言われたが、赤線廃止後はコールガールで露命を繋ぎ、コールガールがすたれた後は、宮城まり子との不倫をテーマにしてなんとか食いつなぐ。

田口ランディ
 平成時代の編集者。野坂昭如、太宰治、宮本輝など文豪の小説・随筆から名台詞・名フレーズを抜き出したフレーズアンソロジー集を数十冊出版し、好評を集めた。


11月5日(土)
 きのうの続きなんだけど、ベストナインの投票結果に、ぼくの知らない選手がいっぱい入ってて、ああぼくはまだニワカファンだな、と、つくづく思ったんだ。この記者にいろんな記事を書いてほしいな。
「プロッテレタリア革命により帝政ロッテシアからソフトバンクビエトンボ連邦へ政権が移動し、新政権はオリックスーストリア・ハンガリー、ドイツ、トンボルコ等の同盟諸国鉄との講和を進めました。また巨人大毎なアメリカの参戦もあって、ヨーロッテッパの広島範で続いていた第一次世界大毎戦は、阪急速に終結に近鉄づきました。北海道日本ハム本はその虚をつくように中日国鉄の南海部にあるドイツ領土を占拠し、またシベリアのイルクラウンーツクラウンやヤクルトクラウンーツクラウンへ出兵してソフトバンク連を牽制しました。さらに中日国鉄に二十一箇条の要求と高橋額な賠償金星を突きつけましたが、これは横浜車を押すものとして西武欧や中日国鉄から非難されました。このころ、三遊亭円楽天は誕生しました」
 ええと、抜けてる球団はないかな。

 あ、直しやがったこのヘボ記者がっ! さっきまで「タイロッテン・ウッズ」とか「サブロッテー」とか「赤星憲広島」とか「中日村剛也」とか「西武口文也」とか楽しげな名前が乱舞していたのに!


11月4日(金)
 やれやれ、回虫のつぎはトイレか。てなわけで歳三さんからまわってきたトイレバトン。

1、あなたのベストトイレはどこですか? その理由も教えてください。
 中野坂上駅前某ビルトイレ。ウォシュレットがあるから。
2、ああ、あそこのトイレにはお世話になったなぁ、というトイレはどこですか?
 JR新宿駅構内のトイレは、何度かあぶないところを救ってくれました。
3、思い出深いトイレはどこですか?
 タイではじめて入ったトイレ。備え付けのバケツの水をひしゃくで汲んで尻を洗う。
4、あなたの家のトイレを紹介してください。
 こちらがトイレです。トイレさん、こちらが歳三さんです。あ、もうお知り合いでしたか。
5、あなたがトイレに求めるものはなんですか?
 ウンコをちゃんと流してください。

 教えてエロい人、最優秀選手の投票で太陽(阪神)に一票入ってるのはなにかのジョークなの?
 あと、小久保に一位票を入れた人は、きっと二位にヨシノブ、三位に阿部と入れたんだろうな、どう見てもそうだよねとか考えたり。儚いね人のつながりって。

 わはは。オレってそんなにひどい暴言を吐いていたのか。なんだったかな、人の悪い癖を治すにはそっくりその真似をしてやるといいとか、酒癖の悪いのを治すためには、しらふになってから酔っぱらったときの言動をそっくり繰り返してやるといい、という話を思い出しました。もっとも、マーク・トウェインは、悪態をつく癖をやめさせようとして、夫人がその悪態をそっくりそのまま繰り返したとき、こう言ったそうです。
「ほう、なかなかうまくやるじゃないか。でも、ぜんぜん勢いってもんがないね」

 むろん山田さんの本は百均以外で探す気はありません。しかしなんだな。田口ランディもあいかわらず新刊出して売れてるようだし、どういうのが売れるのかよくわかりませんな。いままでの作家を水割りして薄くすると口当たりが良くなって売れるのかしら。ライト志向かしら。

 ああ気がつけばジャッキーさんまで。どうしてだ。なぜみんなオレのことを話しているのだ。オレがなにかしたっていうのか(したけど)。何か悪いことでもしたっていうのか(したけど)。ああ今テレビをつけたらアナウンサーがオレのことを話しだした。よく見れば今日の新聞の一面はオレだ。ああつけもしないラジオからオレの声が聞こえている。キサマらはなんだ。キサマらはオレか。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ。負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けないぞ負けない負けない負けない負けない負けない負け負け負け負け負け負け負け負け千代大海負け越し決定負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け


11月3日(木)
 中韓キムチ戦争の決着や如何。
 まず韓国が10月下旬、中国産キムチから寄生虫卵が検出されたとして回収、破棄。これに対抗して中国政府は、韓国産キムチから寄生虫卵が発見されたとして輸入禁止措置をとる。韓国側は「また中国の捏造か」「そもそも輸出してないのに、どうやって発見した?」「韓国産キムチは安全です」と事実無根を主張していたが、ついに韓国政府は韓国産キムチから寄生虫卵が発見されたことを認めた。とりあえず中国も韓国も、言ってることに信憑性がまるでないことだけはよーくわかった。
 しかし個人的には寄生虫卵よりも、記事の中の「野放しの犬や猫の排泄物がキムチの材料に付着」ってほうが気持ち悪いんですけど。ちゃんと洗ってよお願いだから。
 さて、これからはどこのキムチを食べましょうか。親が漬けたのを送ってもらうか。

 付記。朝鮮日報では犬猫の寄生虫はほとんど人間に害をなさないと書いているが、寄生虫学者の亀谷了によれば、犬回虫の人間感染例はペットブームもあってこのところ増加中だそうだ。失明、肝臓肥大、神経障害等の病状があるとか。またヒト回虫卵は成熟していないというが、回虫卵はほんの数日で成熟し感染能力をもつ。キムチを家に一週間置いておくだけで感染するのだ。薬を飲めば大丈夫って、アンタあたりまえのことやん。
 まあ、回虫卵は70度程度の熱で死滅するらしいので、キムチーズやキムチピザ、キムチ鍋や豚キムチなどの加熱料理なら大丈夫なのだが。

 ところで韓国はやっぱりツンデレなのかもしれないな。
「ふふん、下等な社会主義国だから不衛生なもの食べてるのね。アンタなんか糞まみれのキムチ食べて死んじゃえばいいのよ」
「あ、あたしのキムチに寄生虫ですって?! な、なにをバカなこと言ってるのよ。だいたい、あんたの国へは輸出なんかしてませんよーだ」
「ち、ちょっと卵がまじってただけよ! べ、べつに人体に害なんてありませんてばっ! く、薬飲めば大丈夫だもんバカバカバカ!」←今このへん
「あ、あたしがこうなったのはあんたのせいだからね! あんたの侵略と植民地支配のせいで、あたしはこうなっちゃったんだから! 責任とってよね!」←まもなくここ
 「あんた」の対象がいつのまにか変わった気がするのは私だけですか。そうですか。

 ときどき山田悠介という作家の評判を聞き、いちど読んでみたいと思っています。久々に爆笑させてくれそうな作家の予感がします。でも普通のクズ作家だったらお金がもったいないので、ブックオフの百均で探してみるかな。買って面白かったら、「すべての文章を山田悠介にしてみるスレ」でも立ててみようかと思います。えっ、もう立ってる?


11月2日(水)
 阪神、木戸二軍監督退団。島野を二軍へ幽閉→木戸を追放→シーズン中に島野二軍監督の健康状態が悪化→島野退団→岡田やりたい放題、という最悪のシナリオが見えてきました。

 清原、オリックスを無視してヤクルトに売り込み。……まあなんだ、どんな社会にも団体にも礼儀とかマナーというものがあるわけだが。しかしこの人ほどそういうのを無視して暴走してるのもいないわけだが。今年だけでも、「変化球で勝負した相手投手を卑猥語用いて恫喝」「こいつより働いてるのに打順が下とは許せん、とチームメイトを誹謗中傷」「起用法でヘソまげて監督との握手拒否」、と、人間として成しがたい行為を三度までもやっちゃったわけだが。これで四度目か。松永弾正もビックリだな。
 しかし中村勝広、その手に握りかけたものをすべて取り逃がすという、脅威の負け運は衰えてないな。考えてみれば、小池、松井、92年の優勝、松永、05年のプレーオフ出場、辻内、清原(もともといらん気はするが)、そしてJP……。

 野球ゴロ根来がまたも辞意撤回。まだいたのかよこのクソ爺。

 それより二段モーション禁止でプロ野球に粛清の嵐が吹き荒れそうですわよ奥さん。これまで粛清対象として名前があがっただけでも、阪神藤川、中日川上・岩瀬・中田・岡本・高橋、横浜三浦・クルーン、巨人上原、広島永川、ロッテ渡辺、ソフバン吉武と杉内以外の全員、西武松坂・豊田、楽天岩隈・一場。合計で178勝137セーブと、余裕で優勝チームがふたつ作れてしまう。これだけの有為の人材を粛清したら、奥さん、スターリングラードだって楽勝で陥落しますわよ奥さん。


最新日記へ