くだらな日記(2002年11月)


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11月30日(土)
 関東山手線北部小さな旅。
 ます巣鴨駅に集合、そこから地蔵商店街を通ってとげぬき地蔵へ。この通りは婆ちゃんと饅頭屋と煎餅屋と服のバッタ屋と干物屋でいっぱいだ。というか、それ以外ない。赤いパンツの専門店というのもあって、「はらまきコーナー」などというものが設置されていた。駄菓子屋では「男子中学生の入店を禁ず」と貼り紙がしてあった。巣鴨の男子中学生はよほど凶暴なのだろうか。
 とげぬき地蔵は通りの脇にある。意外と小さい。婆ちゃんが行列してお地蔵さんを洗っていた。変なマネキンが全身のツボにシールを貼られてたたずんでいた。漬物屋の屋台で、その漬け物をおかずに丼飯をかっこんでいた太ったおじさんがいた。実にうまそうだった。あれも宣伝行為なのだろうか。
 都電の路線まで歩いて、そこからお岩さんの墓があるという寺へ。ところが該当地点まで行ったはずなのに、寺の名前が違うのだ。三軒ほどあるがぜんぶ違う。しまいには天理教の施設まで登場して不安感は頂点に達する。じつはそのもうひとつ向こうの寺だったのだ。浅野家の菩提寺で、その縁でお岩さんの実家田宮家の墓もある。それはいいが魚河岸供養塔やうなぎ塔まであるのはなぜだ。縁日のポスターが近所にべたべた貼られているが、その絵が犬夜叉なのはなぜだ。
 そこから都電で鬼子母神へ。さすが安産と子宝の神だけのことはあって、うらぶれた感じの境内なのにアベックだらけ。あと猫と駄菓子屋。
 そこから迷いながら池袋の駅に向かうと、またお寺に迷い込む。神木隊の碑があった。彰義隊のひとつで、のち函館まで流れて土方歳三といっしょに宮古湾海戦に参加したという以外の知識がなかったのだが、越後高田の榊原家の家臣でつくった隊だったのだね。だから榊原の菩提寺に碑があったわけだ。
 そして池袋の監獄居酒屋へ。墓から寺、そして監獄という順序だから、次は当然、カラオケで犯罪的な歌をがなる。


11月29日(金)
 設問:この「どんより」を使用して、短文を作成しなさい。(10点)
 回答:うどんより蕎麦が好きだ。
 と書いた人は、きっと七十人くらいいるだろうな。

 しかしスポーツ選手もたいへんだ。女にうっかり手を出したら背中を刺されるし、刺されぬまでも婚約に追い込まれて「ヤワラちゃんとらぶらぶ」などと屈辱的なことを新聞に書かれてしまう。かといって男に手を出したらドラフト指名回避されたり出場停止処分になってしまう。まったくもう、坊さんにでもなれというのか!!(逆ギレ)
 そういえばきのう深夜にケーブルで早稲田と日体大のラグビーの試合を見ました。早稲田のホモビデオくんが元気に走り回っているのでびっくりしたのですが、あれは先月の試合の録画だったのですね。なんかもう、体力と精力がありあまっているぞと言わんばかりにコート中を駆け回っていました。いま謹慎しているはずですが、精力のつかいどころがなくて耳から溢れていたりするのではないかと他人事ながら心配です。がんばれホモビデオくん。立教のホモビデオくんもメジャーからオファーが来たぞ。


11月22日(土)
 ラグビー早慶戦見たけど、早稲田強すぎ。いや慶応が弱すぎるのか。ホモビデオで選手が出場停止しても、ハンデにもなりゃしない。ホモとロリコンとレイプとカツアゲが一緒に来るくらいでないと慶応は勝てないな。ひょっとしたら高校ラグビー埼玉大会優勝の埼工大深谷にも突破されるんじゃないだろうか、慶応のディフェンスは。


11月20日(水)
 なんかスポーツ界にホモビデオ旋風が吹き荒れているようだ。
 立教の某野球選手はホモビデオ出演が報道されたため、ついに今日のドラフトでは指名なし。かつてはドラフトの目玉で契約金一億はくだらないとまで言われた選手なのに。阪神、ローソンばっか獲ってないで指名してやればよかったのに。
 そして今回は、早稲田の某ラグビー選手がホモビデオ出演で出場停止処分。立教の場合は正式に認めていないからいちおう「疑惑」なんだけど、、早稲田では公式に監督が認めて謝罪しておる。早慶戦にも出さないとか。
 次はどこだろう。明治か法政か慶応か、アメフトかサッカーかホッケーか?

 阪神、ついに中村を獲得!!!
 いや中村泰広選手(日本IBM)なんですけどね。え、くどい?

 阪神がドラフト5巡目で指名した久保田投手はすでに「アルジャーノン久保田」「ウェヘヘヘ久保田」「知能指数、球速の五分の一」など数々のニックネームがつけられたそうだ。実力があるっていいなあ。ちなみに4巡目の中村は「ノックアウトされてマウンドを去る悲哀感世界一」もしくは「阪神の志賀賢太郎」だそうだ。


11月19日(火)
 ジャイアンツ、前ヤクルトのペタジーニ選手と前ダイエーのペドラザ選手を獲得。
 タイガース、前オリックスのアリアス選手が在籍。
 ドラゴンズ、前阪神のバルデス選手と元阪神のクルーズ選手を獲得。
 マリーンズ、元横浜のローズ選手を獲得。
 ベイスターズ、ペタジーニを獲りそびれて前日ハムのオバンドー選手か前広島のディアス選手を獲得へ。
 ファイターズ、元ダイエーのバンクス選手を獲得。
 カープ、前ヤクルトのニューマン選手を獲得。
 これほど外国人選手の使いまわしが激しい年も珍しい。あと、ブルーウェーブが前巨人のアルモンテを獲得してホークスが前中日のブレッドを獲得してスワローズが前ロッテのボーリックを獲得してライオンズが元近鉄のマットソンを獲得すれば外国人連鎖が完成するのだが。


11月16日(土)
 雑文祭乞食と呼んでください。あるいは雑文祭ダボハゼ。
 ひょいひょいっじゃありません。むちゃくちゃ時間がかかりました。いや、間違いの方は勝手にどんどん出てくるのですが。しかし、なんで私はナルシスティックというと漢語のほうにしか行けないのかな。もうちょっと元みたいにリズムのある文章が書けんかな。
 ところで元の元ネタはたぶんあの人だと思うけど、その元はやはり京大の某作家でしょうか。それともその人が元ネタとした渋澤龍彦でしょうか。そういえばあの芥川賞受賞作、買ってたはずだけど……あ、あった。まだ読んでなかった。しもうた。すっかり時期はずれ。今どうしてるんだろう、あの人。


11月14日(木)
 全日本プロレスのファンと阪神タイガースのファンはよそから選手引き抜くことばかり考えていて最近嫌になります。「天山、タナケン、中西……むろん長州も佐々木も全日本だ!」と叫ぶ全日本ファンと「金本、中村、ペタジーニ……中村が駄目なら斉藤隆、そして日本ハムとのトレード第二弾は川尻と金子だ!」と叫ぶ阪神ファンはいっしょです。そして自分のところを今まで支えてくれた選手をないがしろにする点でもいっしょです。「もうラリアッターの小島や肥満児の荒谷、嵐はお払い箱だ!」と叫ぶ全日本ファンと「銭ゲバで裏切り者の桧山はこのまま野ざらしになって白骨になっちゃえ!」と叫ぶ阪神ファンはいっしょです。そして私ともいっしょです。


11月11日(月)
 阪神、ついに中村を獲得!!!
 いや中村豊選手(日本ハム)なんですけどね。


11月9日(土)
 プロレスは大丈夫か。
 と言いたくなるくらいの試合を続けて見てしまった。
 まずは全日本プロレス。土方、安生、宮本など前座・中堅のメンツがショボいのは仕方がない。しかしトップに立たなければならないカシンや武藤などが、中堅どころの人気者を目指しているようなのはどうしたことか。彼らがやっているキャラは、昔なら新日のドン荒川とか全日の永源遙の役どころだぞ。おまけにそれにつられたのか、渕までもまともにプロレスするのを放棄している。全日本プロレスにはメインにふさわしい試合がない。しかも試合内容が先の先まで読める。ああここで誤爆だな、と思うとちゃんとここで誤爆する。ファンタジーファイトかなんだか知らないが、武藤新体制はプロレスの時間を三十年逆戻りさせることだったのか。
 そして新日本プロレス。きょうは素晴らしい茶番劇を見せてもらいました。女性のローラーが悩ましい尻を誇示しながらタッグチャンピオンに挑戦。しかもパートナーがカブキ。十五年前に第一線から退いたレスラーである。当然のようにチャンピオンの蝶野・天山組が防衛するが、そのあとノートンの乱入というドタバタがあって、あろうことかローラーが新日本正規軍と合体。見てて恥ずかしくなるよこのシナリオ。蝶野は「ノートンはプロレスをわかっていない!」と叫んでいたが、わかっていないのは蝶野さん、あなたです。
 そしてノアは自己満足的な興行で自己充足し、石井館長は逮捕秒読みと噂され、インディは潰れかけており、もうプロレスはなんだかわからないものになりはてるのであった。


11月4日(月)
 スーパーで買ってきたストロベリーワインとかいう微発泡性ワインがあまりに甘すぎるので牛乳で割ってミルクセーキみたいにして飲むのがすっかりお気に入りです。なんだが胃に優しいようですが、つまみにしているのが激辛チョリソー。1キロ500円という安さについふらふらと買ってしまって、日曜日からずっとこれを食べています。あまりの辛さに胃が激痛です。トイレでも激痛です。つらくなりすぎたときにはクラッカーでごまかします。


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