キッズgooというサイトがある。要するに検索エンジンgooの子供版だ。漢字にふりがなをつけたり、子供に分かりやすいコンテンツ分けをしていたり、子供用に特化しているらしい。
そこで自分のサイトが表示されない、とある人が嘆いていたので、ためしに自分のサイトも検索してみた。
まず自分の駄文が出てきそうなキーワードで検索してみようと思い、「勝負パンツ」と入力してみた。我ながら情けないことだ。
すると１４２７件ヒットしたが、画面にまるっきり表示されない。
（このページはキッズgooのルールいはんが見つかったためひょうじしないよ）
という文字列がえんえんと並んでいるだけだ。
どうやらキッズgooでは、プログラムによる自動フィルタリングが施され、有害と見なされた単語や文字列を含むページは表示されないらしい。
ためしにgooで「勝負パンツ」を検索したら、やはり１４２７件。３件目が私の「勝負パンツ雑文祭」のページであった。子供に有害だったのか、私は。
ついでに「勝負ズロース」で検索したら、２件ヒットして先頭の１件が非表示。gooと照らし合わせてみたが、先頭の１件とは私の「勝負ズロース物語」であった。おのれ、そんなにも私が憎いかgoo。それにしても２件目のページも「全裸の美少女」などというフレーズがあるんですけど、そっちはいいの？ 私の駄文は「全裸の美少女」よりも有害？
ためしに他の有害そうな用語で検索してみよう。「ヨコチチ」で検索したらヒット１６件中２件が非表示。その２件とはＭＩＣＫさんとブロイさんのページだった。納得。
「下乳」では私の駄文を含む９件が非表示なのに、なぜかＺＡＫＺＡＫのニュースサイトだけ表示。そこは「ノーブラ下チチ娘」などというフレーズがあるのだぞ。企業優遇許すまじ。
もっと子供らしい検索をしてみよう。子供がまず考えつく有害用語というと……「うんこ」で３５６１０件ヒット。先頭の１０件はぜんぶ表示された。うんこはいいのか。「しょんべん」では９５２件ヒットし、先頭の１０件中４件が非表示。微妙なところだ。「ちんちん」と「まんこ」はぜんぶ非表示だった。
四十づら下げて「ちんちん」などと入力しているとむしょうに淋しくなってきたので、もっと大人っぽい検索に切り替えてみる。子供には思いつかないような用語で検索してみよう。
「野外露出」では８７１６件ヒット、先頭１０件はオールＮＧ。「モロ見え」も全部ダメ。「エネマシリンジ」では１件だけ表示されたが、そこは医療器具の会社のサイトだった。しかも肝心の商品説明ページは「ごめんね。ページがひょうじできませんでした」とダメ出しされる。それにしても、「ロリータ」が全件ダメなのに「ぷにぷに」が全件ＯＫなのは納得いかない。
こうなったら私のサイトを全部試してみようと思い、まずは「鉄血くだらな帝國」のトップページを検索。ぶじ表示された。ほっ。
そこから下のコンテンツへ移動しようとしてみたのだが……
「くだらな随想」は駄目。「くだらな日記」も駄目。「トラハタ」も駄目。「マリベル黙示録」も「ぷるぷる日記」も駄目。なぜか「くだらな歴史帳」も「貧乏ワイン」も駄目。掲示板すら駄目。みんな、エッチな書き込みするからだぞ！
というわけで全部駄目だった。キッズgooではフィルタリングに有害語リストと有害urlリストを併用しているそうだが、どうやら私のサイトはまるごと有害url指定を受けたため、有害語のあるなしに関わらずすべてのページが問答無用で有害判定されてしまっているようなのだ。つまり私は、トータルで余すところなく完璧に１００％子供に有害な人物と判定されてしまったわけだ。有害無比。有害無敵。完璧なる子供の敵。なんとなく釈然としない。こんなにも子供を愛しているのに。とくに女の子。
私だけ子供の敵なのはなんかくやしいので、他の人のページも検索してみて、最新の雑文が表示できるかどうか、勝手に試してみた。
それだけは聞かんとってくれ ＯＫ
森で屁をこく ＯＫ
補陀落通信 ＯＫ
ばかもの堂書院 ＯＫ
大西科学 ＯＫ
kazu-pのざれごと ＮＧ
破竹の勢い ＯＫ
ぽいう ＮＧ
雨谷の庵 ＮＧ
ＭＩＣＫ ＷＯＲＬＤ ＮＧ
しましま倶楽部 ＮＧ
右脳がしゃべりだす ＮＧ
人生、裏目ばっかりよ ＮＧ
ねこまたぎ ＮＧ
まあジャッキーさんやkeithさん、louさん、いっしょうさんが合格なのはなんとなくわかるが、うえださんとにょしかわさんまで合格というのはよくわからない。うえださんの最新は「ヘソの下」だというのに。にょしかわさんはかつて私と共にアダルト認定を受けて「会社で見れない雑文サイト」と呼ばれていたというのに。
kazu-pさん、ぽいうさん、徳田さん、ＭＩＣＫさん、おーたさん、達さんがめでたく子供の敵認定を受けたのは当然として、kasumiさんとねこいさんまで子供の敵だったとは知らなかった。
とりあえずＮＧ認定のみなさま、ともに子供の敵としてがんばっていきましょう。