産地:フランス、ブルゴーニュ地方 年代:1997
購入:ベルーナサンキュー福袋 価格:6本3939円
購入日:2002年1月21日 飲用日:2002年2月11日
いっしょに食べたもの:ステーキ、サラダ、ジェンセンズレッドチーズ
ブルゴーニュ・パストグランという長ったらしい名前のA.O.C.レッテルは、ブルゴーニュ地方ならどこでもいいらしい。ただピノ・ノワール種のブドウを少なくとも三分の一使用し、あとはガメ種を使って赤ワインを作ること。これが掟。
コルクは軽快で開けやすい。色は黒っぽくくすんだ紫。安ワインとしてはかなり強めの、ちょっとスパイシーなブドウの香りがする。
口に含むとかなり強力。渋味がとくに強く、舌の先が痺れてしまいそうになりながらも、甘味と酸味がしっかりフォローしてくれる。それも、舌の先で感じるような味ではなく、口に含み、飲み下してのちじわりと感じるような、そんな全体で感じる味。
福袋仲間のカベルネ・ベネトやコート・デュ・プロヴァンスほどではないが、かなり濃く強烈な味。味のバランスとしては、これがもっとも優れているかも。
ところがこのワイン、しばらく置いておくと、味がまるで変わってしまった。渋味が抜けて酸味が強くなり、ふつうに酸っぱいワインになってしまった。飲みやすくはなったが、ちょっとつまらない。
インターネットで検索しているときにこのワインの評判を読んでみたが、「酸っぱすぎる」と苦情を述べているのがいくつかあった。たぶん、デキャンタしてしまったのだろう。このワインはデキャンタせず開けたらすぐ飲むべし。
また買いたいかな度:4/5 勝手に値付け:2000円ちょっと