動物占いで見る野村阪神の相性

 生年月日から割り出したその人の性質を動物で表し、相性、愛情を占う動物占いは、世間のどこかで評判になったそうです。私には関係ありませんでしたが。
 ひょんなきっかけからこの占いを知り、野村阪神の監督、選手について占ってみたら、結構興味深い結果となったのでご報告します。本文は「動物占い」(小学館文庫)の文章をそのまま載せ(字句の一部変更・編集はあり)、かっこ内は当局のツッコミ。

野村監督 1935年6月29日生 狼
 狼の人はつねに独創的で、仕事を自分流儀で進めます(データ野球とかID野球を創設したのはこの人ですね)。世間から「変人」と言われたりしますが本人は平気(確かにその通りだ)。むしろ賞賛と受け取ってご機嫌になります。ぽつりと一言で本質を突いた発言をして周囲を驚かせることも多い(これが野村監督・今日のイヤミか)。時系列での記憶力は驚くほど強い(そうでないとデータ野球を始める気にはならんかったでしょうな)。マイペースでひとりの空間、時間を大切にします(ははあ、それで大阪の宿にインペリアルホテルのスイートを求めたのか)が、集団の中では仕切りが上手な一面も(監督だからね)。規則正しい動きに目を奪われることがあります(それで守備練習とか好きなのか)。
 狼は初対面の人には心を許さず、まずは相手を観察します。だから最初はとっつきにくい感じがします(するする。特に外人選手は)が、心を許せば信頼できる友人になれます。ただし、それが過ぎて身びいきになり、周囲から依怙贔屓と感じられることも多いのが欠点です(まさにその通りですな)。
 組織の中では上下関係を気にするあまり、力を発揮できないことも(だからチーママ脱却して全権監督になりたがったのか)。自分のペース、自分の空間で自分流にやれれば、のびのびと力を発揮することができます(優勝が絶望的な8月後半から力を発揮しましたね)。

野村監督から見て相性のいい選手
 ミラー投手    1972年8月24日生  狼
 田村投手     1965年8月18日生  狸
 矢野捕手     1968年12月6日生  狸

 センスが同じ狼は、相性抜群。同じ価値観で同じものを大事にする、魂の友人になれます(ほんとかなあ……)。狸は柔軟性にすぐれ、変人に見られがちなあなたの独創性をわかってくれます(なるほど、それで矢野が野村TOP野球をいちはやく吸収したのか)。

野村監督から見て相性の悪い選手
 メイ投手     1972年6月13日生  象
 湯舟投手     1966年10月8日生  象
 井川投手     1979年7月13日生  象
 中込投手     1970年2月16日生  コアラ
 ブロワーズ内野手 1965年4月24日生  コアラ

 協調精神の強い象と、みんなでいっしょに盛り上がることが好きなコアラは、狼から見ると生きるスタンスがまるで違います(おお、たしかにノムさんが嫌いなメンツばかり)。

野村監督に対して相性のいい選手
 ミラー投手    1972年8月24日生  狼

野村監督に対して相性の悪い選手
 メイ投手     1972年6月13日生  象
 湯舟投手     1966年10月8日生  象
 井川投手     1979年7月13日生  象
 大豊内野手    1963年11月15日生 黒豹
 高波外野手    1975年11月3日生  黒豹

 象はまわりくどい話し方が嫌い。横でぐちぐち言われるとキレてしまい、強烈な爆弾発言を言ってしまうことも(メイがやっちゃいましたね)。地道に根回しでものごとを進めていくタイプの象にとっては、根回しというものを受け付けない狼が理不尽な人物に思えてしまいます。狼から見ても象は嫌い、象から見ても狼は嫌い、この組み合わせは最悪のコンビです(湯舟と井川もトレードか?)。
 黒豹はスタイリストで正義感も強いが飽きっぽい。また、なにかというと自分が主人公になりたがる黒豹(確かに大豊は4番気取りだったし、高波はノムさんに「お前、クリンナップ打つ気でおるのか」と怒られたな)にとっては、自分を中心に考えてくれない狼は苦手。また狼の独創的なやりかたは、スタイリストの黒豹からは「あか抜けない、泥臭いやり方」に見えてしまい、どうもうまくいきません(TOP野球はお嫌い?)。

 ちなみに今岡内野手はゼブラかと思ったらライオンでした。おかしいなあ。性格は、「特別扱いでVIP待遇され、おだてられると力を発揮する。完璧主義者だが数字に弱い。プライドは高いが意外に甘えん坊なところも」だそうです。新庄外野手は虎。おお、阪神らしい。「バランス感覚がよく働き者だが、外見は悠然としている。思いこんだらやり通す頑張り屋さんだが、器用貧乏になりがち」だとか。坪井外野手はペガサス。「束縛されるのが大嫌いな天才肌。人の話は聞いていない。自分に正直で面倒くさがり。落ち込むとなかなか復活できない」。うーむ、当たっているかな。田中内野手はチータ。「カッコつけたがりの早とちりでお人好し。瞬発力で勝負するタイプで、終盤の競り合いになると諦めが早い。プライドは高く好奇心旺盛。焼き肉好き」。最後のは当たっていないような。


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