各球団新外国人選手を勝手に採点する
鳴り物入りでも働かない、安い選手はなお働かない。ほんに外国人選手は水物よのう。てなわけですが外国人選手の働きが優勝戦線を左右するのも確かです。今年も数多くの新外国人選手が明日の4番、エースを夢見て来日しました。その夢が叶うのはほんの一握りなわけですが。ここではその夢の達成率を勝手に査定してみました。
横浜
ここはスカウトの腕が良く、ローズ、ブラッグスをはじめ当たりが多い。今年もローズは安泰で、マラベに代わるボゾを呼んだだけ。投手は呼ばず。どうもデニー以来、「カタカナのピッチャーは嫌ッ!」と言っているらしい。それとも、「態度のでかい選手は佐々木だけにしてッ!」かな?
アルキメデス・ボゾ 評価2 レギュラー確率20% 「ササキ様に願いを」登場率60%
よその球団なら名前だけで絶対活躍しない!と断言できるが、なにせこのチームだけは、ミヤーン、ポンセ、パチョレックと変な名前ほど化ける傾向にあるので要注意。ファーストネームがアルキメデスというのも珍奇でよい。なぜこちらで登録しなかったのだろう。オープン戦で1発は出たが、率が出ていない。中軸は無理か。
中日
投手の宣とサムソンは残留。野球留学というか、日本野球を勉強するため中国から呂が入団した。それはともかく、なぜ課題の貧打を解消しようとしないのか。野手はゴメス1人のまま。どうですか、パウエルなんか?
呂健剛 評価2 一軍登板確率5%未満
中国からやってきた投手だが、宣とサムソンがいては一軍昇格は無理。それよりも反共教育を受けた韓国勢やバリバリ右翼の星野監督に殴られないよう注意したほうがいいぞ。
読売
長嶋監督をクビにして森を招聘し、優勝を狙おうとした山村代表だったが、ファンのレベルの低さのため断念するや、駄々をこねるが如く長嶋監督の「いい外国人を獲って下さい」コールを無視し続けている。結局野手は獲得せず。投手は「前科者」ガルベス、「怪我人」趙に加え韓国三星のリリーフ投手バラを獲得するに留まった。そのためナベツネがキレかかっている。
ホセ・パラ 評価1 1軍確率10% 長嶋監督に「マリオ」と呼ばれる確率80%
またもや韓国都落ち組。ガルベスが乱闘して永久追放になるまで1軍入りの目はない、と思われたが、趙の故障で可能性が出てきた。でも河野に負けると思う。長嶋監督は絶対名前を覚えていない。
ヤクルト
ここは親会社がカネがないので、とにかく安いのしか連れてこられない。それでもホージーとかブロスとか当たっているのは立派。去年はホージーが駄目、新しく連れて来たのも駄目で、エーカー以外全とっかえ。
ロベルト・ペタジーニ 評価3 レギュラー確率70%
期待されたほど長打力がなく若松監督を落胆させたが、ヒットを打つ能力はなかなかのもの。クリンナップは無理だが6番あたりで活躍するかも。
マーク・スミス 評価1 レギュラー確率5%未満
キャンプ中に怪我でリタイア。査定不能。
ジェイソン・ハッカミー 評価3 ローテ定着率60% ガルベスとの衝突率5%
名前が「発火ミー」だけにガルベスとの乱闘を期待する人も多いようだが、球速はないが変化球の制球がよい実戦派。特にチェンジアップがいいらしい。紅白戦でも好投したし、ローテーション入りの期待大。
広島
何と言ってもカープアカデミーの失敗が大きい。いや、選手はチェコやケサダのように育っているのだが、全員めどがつくや団野村に奪われてアメリカへ逃げてしまうのだ。いっそのこと、授業料を出世払いにする契約を結んでおけばどうだろうか。今年もアカデミーからひとり来日。どうなることやら。ミンチー、ペルドモは残留。ペレスはアメリカへ逃亡を図ったが買い手がつかず残留。達川と大下の陰湿なイジメが心配。ペルドモは新人ではないが、野村の負傷のため、投手から遊撃手も兼任する逆新庄現象。
エディ・ディアス 評価2 レギュラー確率50% 達川監督逆上率50%
変化球についていけず3月に入って打法改造。間に合うのか?セカンドとしての守備力は可もなし不可もなしだが、広島の地獄の練習にはさすがについていけなかった。野村の怪我でショートの練習もさせられたが、こちらは絶望的。まあ、苫篠や兵藤には勝てるのでは?
レイノソ・パスクアル 評価1 ダン野村お騒がせ率20%
おったか?そんなの。ドミニカのカープアカデミー出身らしい。背番号102というところに期待の薄さがわかる。どうせ活躍したら大リーグに逃げるんだし、どうでもいいんじゃないの?
阪神
パウエル騒動で懲りたらしく、今年はお古の外国人は獲得せず。投手はメイとリベラが残留。野手の両新外人は野村監督の了承を得ず勝手にフロントが契約してきたので一悶着あったが、それもどうやら落ち着いた。ま、野村監督にとっては、両外人が働いて勝てれば名将になれるし、働かなかったらフロントを恫喝して今後の主導権を握れるし、どっちに転んでもいい展開。
マイク・ブロワーズ 評価4 レギュラー確率70%
柔軟なバッティングで広角に安打を打てる。オープン戦で見る限り、変化球にも対応できそう。守備もそれほど悪くない。ハンセンのように守備から崩れることはなさそう。
マーク・ジョンソン 評価3 レギュラー確率40% 2軍連覇貢献率60%
豪快なパワーヒッティングで長打力は充分。ただし守備は1塁しか駄目。オープン戦での成績はまずまず。
西武
そこそこ打てる人気者マルちゃんを解雇する賭けに出た。今のところハズレの目が出た模様。投手のブロスだけ残留。
バリー・マニュエル 評価2 ローテ定着率15%。
阪神戦で登板したが見るべきものなし。
アーキー・シアンフロッコ 評価3 レギュラー確率40%(大成復帰まで)
内野のユーティリティプレイヤー。高木大成が故障の今、ファーストを和田と争うか。和田と争っている時点で駄目じゃん。
グラッグ・ブロッサー 評価2 レギュラー確率20% 出場試合数を上回る三振率90%
オープン第1戦でホームランが出たが、野村監督曰く「あそこでないと打てん、というとこに投げた」。垣原と日米代打扇風機合戦を繰り広げるか。
日本ハム
打では2年連続ホームラン王のウィルソンが盤石。投ではオレラーノとシュールストロムという盤石ならざる選手が残留。しかしここは外人に限らず、下柳、古溝、野口、奈良原、秦と外人部隊のようなチームになった。
マリカ・フランクリン 評価4 レギュラー確率80%
「ソーサに似ている」というのが最大の売りだったが、「オコゼ打法」と呼ばれる特異なフォームから安打を連発している。一発屋のウィルソンにつなぐ安打製造器として期待をかけられている。
シャノン・ウィッテム 評価4 ローテ定着率60%
長身、クセ球まではグロスと一緒。制球もまずまず。投手難の日ハムだけに、ローテにはとりあえず入れるか。
オリックス
ここは何を血迷ったか何と8人の外国人選手を登録。野手のニール、プリアム、ドネルス、投手のウィン、マークを除く3人が新加入。ドラフトで契約金込みの高額を払って日本人を取るより、中南米や3Aから安い外人を取った方が安上がりだそうな。たぶん新垣のために用意した契約金で9外人(ひとりはコーチのハンセン)分が賄えるし。
ウィリー・アンソニー・バンクス 評価2 ローテ定着率30%
155キロ出すと言われた剛球投手。ノーコンらしい。木田に代わるリリーフエースとして期待されたが、オープン戦でストライクが入らず大乱調。イチローへの死球の報復要員との噂も。
ポール・ゴンザレス 評価1
アメリカ→オーストラリア→イタリア→日本と野球流れ旅。かつての阪神・ラムクラスか。
ロバート・ペレス 評価4 レギュラー確率50%
9人目の外国人だが、評価は一番高い。ニールとプリアムの壁は厚いが、ドネルスを抜いて1軍入りはできそうな勢い。
ダイエー
ここは唯一、新外国人を獲得せず、純血球団で臨む。元々そういう構想だったのか、フロントがスパイ疑惑で外人どころではなかったのかは知らないが。とりあえず、大リーグキャンプで落ちこぼれる投手を狙っているそうだ。投手2人、外野手1人の予定だそうだが、今になってもひとりも決まらないのはいかがなものか。
近鉄
去年もイチローに2度の死球で退場させるなど、ペナントよりもイチロー憎しで野球をやっているようなチーム。一部では、野球超人イチローに嫉妬して彼を殺そうと企む「リアル・ビクトリー球団」ではないかという声もある。マットソンのナックルボールでは致命傷を与えられないことに気づいた悪の組織シャドウは、今年もイチローを破壊するため新たなる殺人部隊を送り込むのであった。
フェルナンド・デラクルーズ 評価2 ストッパー定着率20% イチローへの死球率60%
剛速球のノーコン投手。ストレートが微妙に変化して打ちづらいそうだが、その分コントロールも悪くなる。でもイチローにぶつけるくらいのコントロールはあるので大丈夫。
カルロソ・バルデス 評価1 イチローへの死球率90%
剛速球のノーコン投手。なんでこんなのばかり近鉄が呼んだかというと、もちろんイチローにぶつけるため。近鉄の番組で「内角ビシビシ攻めるぜえ!がははははh」と放言していたらしい。ニックネームは「ハカイダー」。
ロッテ
事実上チームリーダーだったフランコを解雇。ヒルマンをまた呼ぶという噂が囁かれている。しかし人格者の山本功児監督に、元上司のチョーさんに恥をかかせるようなことができるだろうか。うーん、しかし、この球団、話題も少ないし、新外人の話もニュースに出ないから評価の材料が少ないんだよねえ。野手は全とっかえ。投手は地味なクロフォードとウォーレンが残留。
ディーン・ハートグレイブス 評価3 ローテ定着率40%
ローテーション入りが期待される投手。負けた翌日と退団の翌日に「嗚呼ハートブレイク」と書かれることだけは確定している。
ブレント・ブレイディー 評価3 レギュラー率60%
キャンプではまずまずの打撃。長打力もありそうだし、3番の期待がかかる。この場合、4番は誰?初芝?福浦?
フランク・ボーリック 評価1
パワーヒッターだが三振が多く、さすがのロッテ野手陣でも3塁定着は難しい。