トラハタ時事新報(2001年開幕〜4月)



3月30日(金)


嗚呼開幕
 開幕なんてしなけりゃいいのに。しなけりゃいい夢が見れたのに。
 「セ・リーグ開幕は、インドに行くようなものだ」という警句を、つい思い出してしまいます。いや、今思いついたのですが。
 インドに行く前は、ガイドブックのグラビアに見入ったり、沢木耕太郎や妹尾河童の本を読んだり、タージマハールを想ったり、カレーを右手で食べる方法を研究したりして、けっこう楽しい。
 しかしいざ本当に行ってみると楽しくない。飛行機は揺れるし狭いし背もたれが倒れないしオーディオが壊れている。宿のエアコンは利きすぎてお寒い限りだ。乞食だとか不具だとか、みすぼらしいものばっかり見せられる。裏通りでボコボコにされて、なけなしの小遣いを奪われる。可愛い娘に声かけられて、たまにいい目にあったと有頂天になり、勧められた美酒を飲み干したら、ワケがわからなくなって、気がついたときには身ぐるみはがれている。あるいはうさんくさい日本人に勧められるまま、ガンジャやハシシに手を出して人生メチャクチャ。
 インドなんか行くもんじゃありません。開幕なんかするもんじゃありません。

開幕してすみません:阪神●(ボロ負け)○読売
 まあ、してしまったものはしょうがない。川原亜矢子と名乗る、宇宙人のような存在の始球式で始まったこの試合。開幕投手、読売は予想通り上原。阪神はベテランの星野。一時は「開幕福原説」が有力視され、「福原起用は危険すぎる」と公式掲示板でも論議がありましたが、そもそも阪神が野球をするのが危険すぎる行為なのです。
 それにしても阪神のユニフォーム、テレビのカラー調整がぶっこわれたのかと思いました。もしくは阪神の選手だけ戦前の映像をハメコミなのか。それとも偽ジャイアンツ。あるいはジャイアンツブラック。
 試合内容はカンベンして。二回からあとは見ていないのです。はっきり言って、阪神が読売に勝つ方法はただひとつ。先発投手が七回くらいまで無失点に抑え、長島継投が自滅するのを待つしかないのです。それが崩れたら、先は見えています。私は変態かもしれないがマゾじゃありません。

いや、違うっ
 阪神は負けてません。試合をしていないものが、負けるわけないじゃないですか。
 日テレの中継? なにを言うんですかあなた、あれは日テレの陰謀ですよ。あれはジャイアンツ対偽ジャイアンツの試合だったじゃないですか。ユニフォームを見ればわかるでしょ。それに背中に名前も書いてなかったじゃないですか。「しょうたいふめいのそんざい」に、日テレアナウンサーが、勝手に坪井だ沖原だと阪神選手の名前を付けていただけです。陰謀です。あれは陰謀ですっ。


3月31日(土)


野村監督・今日のイヤミ
(開幕戦前の抱負)「長島は面白い野球をしたいとか、わけのわからんこと言っていますが、こっちは余裕がない。結果にこだわる。恥ずかしくない試合をしたい。いい試合をして、万が一勝てれば……」(恥ずかしい試合になっちゃいました)
(開幕投手、星野について)「本当は藪だったんです。でも、藪がオープン戦でアレだったから……。開幕はベテランがいいと思ったので、星野に」(星野はリードを背負ってなんぼの投手だからなあ。横浜に行ってればよかったよなあ)
(藤田について)「きょう二軍に送りました。あんなんじゃとても使えません。期待が大きかっただけに、失望も大きい」(八木沢、てめ、恨むぞ)

仰木監督・今日のイヤミ
(阪神の開幕戦に)「オレもオリックスに来た年の開幕で17点取られたなあ。そのときの投手も、たしか星野」(イヤな因縁だなあ)

偽読売今期初勝利:阪神9−6読売
 きょうは偽今岡と偽ペレスの崖っぷちコンビが大活躍。偽クルーズの初本塁打も飛び出て、メイをノックアウト。吉永が八番という読売のイヤミな打線に打ち勝った。
 投げる方は先発の偽ハンセルがなんとか持ちこたえ、偽西川、偽伊藤、偽葛西、偽遠山、偽成本とつないで勝利。最終回、偽成本がヒヤヒヤさせたが、なんとか投げきった。ううむ、中継ぎが投げると結果がいいな。やはり阪神の投手ヒエラルキーは、中継ぎ>抑え>ローテーションの先発>敗戦処理>>ローテから外れた先発、のようだ。先発できない先発投手は、クソの役にも立たないということか。
 それにしても偽赤星はどうした。走っていい場面でぜんぜん走れない。捕手吉永だぞ。これで盗塁できない奴なんぞ、一生盗塁できないぞ。ヒットでひとつづつ進塁するのだったら、偽広沢にもできるぞ。盗塁しない偽赤星なんか、一軍にいる価値はないんだからね。

藤田と平下が二軍落ち
 藤田は不調で敗戦処理すらも勤まらないと判断された。こんな私に誰がした。それは私と八木沢コーチ。平下は開幕戦で捻挫。虎の核弾頭と期待されたとたんこれだ。こういう選手は、気の毒だけど一流になれないんだよね。


4月3日(火)


野村監督・今日のイヤミ
(今岡に)「開幕カードは今岡でひとつ勝って、今岡でひとつ負けた。五分五分やな。一軍に上げたときに『今度テレテレやったら、オマエの人生お終いやからな、わかっとるやろな』とカツを入れたんで、よくなったと思ったんだが、集中力が続かんのかな。アイツにとって、野球は仕事でなく趣味なのかな」(趣味だったら、もっと気を入れてやりますって)
(さらに今岡に)「今岡さんも、ちゃんと守ってやらな。昨日の元木も、ぜんぜん走ってへんかったやないか。ポロっとやっても、パッと拾って、パッと投げたらアウトや。なんであそこで諦めるんや。あれで松井の3ランや。エラーしても本人はなんとも思ってないかもしれんが、周囲は見ている。今岡さんのひとつひとつのプレーがムードをぶちこわしてるんや」(やっぱりゼブラ君は、DHのあるチームが似合ってるかも)
(開幕投手について)「ワシは開幕井川のつもりやった。でも木戸と八木沢が、『井川では無理です。星野にしましょう。星野は素晴らしい』と言うから……」(早くも、木戸と八木沢の両コーチ切り捨てに走り出した。まあ、べつに惜しい人材でもないからいいか)
(沖原について)「沖原はいいな。沖原一番という手もあるな。でも、そうすると下位打線が上坂、赤星になっちゃうんだよな。打順の後ろに沖原がいるのと、後ろにヘボがいるのと、どちらがいいか……」(ヘボ名指しの上坂と赤星。しかしヘボが一、二番を打ってるほうが問題かと)

弱い者苛めに徹します! 阪神3−1広島
 いちばん調子のいい井川を広島戦に温存して、佐々岡と黒田を使いきったらあとがない投手陣、緒方すらも戦線離脱して打線の体をなしていない広島をいたぶり勝利。今年の阪神はひと味違うぞ。今から四位確保に燃えている。今岡選手は3タコ、クソボールを振って三振、打球が取られたと勝手に決めつけて全力疾走を怠るなど、そろそろゼブライズム全開か。

藤田、全治一ヶ月だった(日刊スポーツ)
 開幕戦の中継ぎでボロボロだった藤田太陽。試合後、右肘に痛みを訴え、検査の結果は右肘炎症。二週間の安静を命じられた。復帰は早くてゴールデンウィーク後。
 この報を聞いた野村監督は、「治るのか? 治らんのやったらそのまま病院におってもええぞ」と新人エース(元候補)に暖かい言葉をかけていた。「開幕戦の乱調は右肘が痛かったからなのか、もともとあの程度の投手やったのか、どっちなんや」とも。ま、無理もないな。伊藤智みたいに使い潰してやろうと思ってたら、使う前に潰れたんだから。

星野も二軍落ち(日刊スポーツ)
 開幕投手ながら三回持たずKOされた星野王子様も、さっそく二軍落ち。ところが二軍でも、「3日は藤川、4日は山岡の先発だし、空いている5日にでも投げてもらうか」(岡田二軍監督)という窓際族扱いに、「納得もなにも、結果が結果だから」と、開幕投手九度のベテランエース(元)は淋しく語った。左遷先から帰ってこられるでしょうか。

藪、川尻はいまだ帰還せず(デイリースポーツ)
 開幕二軍の藪は二軍でもパッとせず。リストラのしすぎで二軍に選手がいないサーパス相手に、5回を5安打3四球1失点といいところなし。星野と入れ替わりで昇格の案も、岡田二軍監督の「まだ早い」の言葉で見送られた。開幕戦で火に油を注いだ川尻は3日先発の予定だったが、井川にその座を奪われた。これで残る先発はハンセル、福原、井川と昇格のカーライルだけ。誰だよ、投手王国なんて言った馬鹿は。<いやいや、「メクラの国では片目が王様」と言うではないですか。あの打線に比べれば、いまの投手陣でも王様です<じゃあ打撃陣は奴隷かい<いや、だって奴隷なら働くもん<家畜か<家畜なら役に立ちます<じゃあ何だよ<専業主婦かも<おまえは石原里沙かい

オリックス、近鉄は緊急補強
 金田の故障、具の不調で投手事情の悪化に悩むオリックスは、元レッズの左腕投手、エド・ヤーナル投手を獲得。日ハムに負けたときの新聞の見出しが見えるようだ。これも先発投手不足に悩む近鉄は、杉山と関口(横浜)のトレード。阪神は動かなくていいのか。


4月4日(水)


ぷぷぷ……:阪神1−2広島
 山内と小林カンエイの両ポンコツに抑えられてやんの。ぷぷぷ。今岡のタイムリーだけでやんの。ぷぷぷ。クルーズ、まるっきり打てないでやんの。ぷぷぷ。

イチローの敵・新庄の敵
 ちと阪神以外の話題を。
 メジャー開幕戦でイチローは先発出場し4打数2安打、新庄は途中出場し1打数1安打2得点と、ともにチームの勝利に貢献した。しかし、これからがふたりの正念場である。
 イチローを襲う危機は、各紙で予測されているビーンボール攻め。内外角を広角に打ち分けるイチロー打法を封じるには、頭近くに投げてのけぞらせ、外角を届かなくさせるしかない、とメジャー評論家は予測している。
 新庄の敵は舌禍であろう。メジャーで成功した新庄は有頂天になって、ただでさえ軽い口がますます回転する。そこでぽろっと失言し、それが大問題へと発展する可能性はじゅうぶんにある。それは、人種差別発言である。
 日本ほど差別発言が容認されている国は、先進諸国では稀だ。差別教育がほとんどなされていないので、おばちゃんやおっさんが、「朝鮮人はキムチや肉ばっかり食うから気が荒い」などと、差別意識なく平気で話すことも多い。この意識なき差別発言が、欧米では怖い。
 新庄も、たとえば賛辞のつもりで、「黒人選手のバネは真似できませんね」などと何気なく話したことが、意外な方向に転がって新聞を騒がせる、などということがないよう願いたいのだが。いや、あるよう願うのも楽しいか。


4月6日(金)


野村監督・今日のイヤミ
(9回の広島猛攻に)「きょうは沖原に勝たせてもらったようなもの。ベテランは情けないわ」(ベテランといえるような野手、矢野と桧山くらいしかいないのですが)
(薄氷の勝利に)「きょうの誤算はふたつ。吉田豊彦とブルペンや。うちの投手陣は、5点リードしたところで、もう勝ったと思ってボーっと見てる。ランナーが二人出たらもう展開が変わってくるというのが、分かってないんや」(そういえば二年前も、リベラに同じようなことを言ってましたな)

帰ってきた縦縞:阪神7−1横浜
 開幕以来、偽読売が勝った負けた、偽今岡はそのうちボロが出るなどといいながら、なんか一抹の寂しさがありました。でも今日、やっと帰ってきました。あの縦ジマの阪神が。
 本拠地開幕戦の相手は横浜。ここんとこさんざんやられている相手です。しかも森監督就任でますます怖くなった相手です。でもカーライル、ペレス、クルーズ、沖原など「横浜? 何それ」という選手たちと、「横浜? カモじゃん」という時代しか知らない今岡、八木、山田の活躍で快勝。クルーズはきっちり攻められると打てないが、投げ損じなら放り込む力はあるな。でもレフトはよせ。

平尾はひっそりと靱帯断裂
 オープン戦のバント失敗で野村監督の怒りを買い、二軍落ちしていた平尾が、19日の練習中に右足首靱帯を断裂し全治一ヶ月。それにしても怪我が多い選手だな。

中日のあくなきリストラ計画
 打倒読売に闘志を燃やす中日。その目的貫徹のためには手段を選ばない。川崎強奪だって山田獲得だって、ローズ横取りだって辞さない(川崎以外は失敗しましたが)。
 今年はゴメスに代わる新外国人、ティモンズとアンローが今ひとつ。アンローなどは二軍落ちで、李と交代するていたらく。しかし中日フロントは、阪神のようにメンツにこだわって、「しばらくは現有戦力で」などという悠長なことは言わない。野球というのは生き物で、時機を失ったら最下位になるだけなのを知り尽くしているからだ。さっさとアンローに見切りをつけ、マーリンズのモトーラ外野手(29歳、右投右打)の獲得に動く。3Aで3割30本30盗塁をクリアしたという逸材である。
 しかし中日の支配下選手は、現状で70人いっぱい。どうするかと思われたが、さっさと原田外野手を日ハムへドナドナ。まったく血も涙もない。
 そして用済みになった李を、さっさと登録抹消。出ていけよがしの扱いに怒った李は球団に退団を申し入れ。血も涙も、優勝するまでお預けなのさ。野球はタフでなければ勝っていけない。


4月24日(火)


 お久しぶりでございます。このくらい更新が途切れれば、もう誰も読んでいないと思いますので、好き勝手書けますね。
 しばらく岡山に帰っていました。そのため更新が途切れておりました。なにせ岡山といえば、テレビ文化圏ではまったく東京の支配下にあります。民放は巨人戦しか中継しません。文化未開地域です。衛星もケーブルも入っていませんので、パリーグ中継も大リーグも見られません。ひたすら巨人戦を見るしかないのです。脳みそ腐りそうでした。田舎の人は、どうやって生活しておられるのでしょうか。きっとCSとか入れているのでしょうね。
 せめて情報なりと仕入れようと、スポーツ新聞など買いに行きたいのですが、なにせ田舎です。ちょっと駅前に買いに行くなどできません。だいたい無人駅ですから、駅前に新聞など売っていません。ならばインターネットで情報収集も考えたのですが、パソコンがペンティアムでもなんでもない100MのCPUです。ページに画像が一枚でも貼ってあったら、すぐさまフリーズするという背水の陣のパソコンです。これでは野球サイトなど見ていられません。
 そうそう、大阪の阪神百貨店に行って来ました。6Fのタイガースコーナーで藤田太陽グッズを探したのですが、ぜんぜん売ってませんでした。なぜか新庄の下敷きとプロマイドが売っていました。阪神のユニフォームを着ていました。合成写真でしょうか。大阪のそういう容赦のないところが好きです。

野村監督・今日のイヤミ
(22日の赤星タイムリーエラーに)「俊足の人は慌て者が多い。何でもないところで慌ててミスをする。反対に鈍足の人は、急いでほしいのにのんびりしてチャンスを失う」(赤星君とゼブラ君)
(21日のサヨナラ勝ちに)「全員が動力となって新幹線のように動く、これが現代野球の原理。きょうはそれができた。まあ、ひとり動力になっておらんのがおったが」(むろん坪井君)
(両外国人に)「ペレスは考えて打っている様子があるんだが、クルーズは考えとらんなあ。ホームランバッターで、投手が怖がっているんだから、あんなミエミエの外角球を見逃す必要はないのに……」(まあでも、三十本打ったらよしとしましょうや、打率二割でも)

藪、またも二軍落ち(日刊スポーツ)
 先日の中日戦では5回1失点ながら「良かったら代えない。ランナーを置いてばっかり。よく1点で済んだ、としか思えない」(野村監督)とボロクソの評価の藪投手。またもファーム落ちとなった。代わって胃腸炎のハンセルが復帰。
 「もう少し、藪の時間を作ってあげたい」(松井コーチ)とのことであったが、藪の時間ってなに? やっぱり、ヒット1本打たれたらヘロヘロになって連発されまくりの藪ターイム! って奴ですか?

読売のスタメン年俸は阪神の六倍
 プロ野球労組から発表された今年の選手年俸によると、読売のスタメン選手の年俸は9人トータルで17億7800万円。最高は松井の5億、最低は阿部の1300万。いっぽう阪神はトータルで3億1380万円。最高はクルーズの7000万、最低は藤本の780万。読売は阪神の6倍強の年俸を誇るわけだ。
 ちなみに支配下選手の全トータルでは読売が41億1577万でトップ、阪神は15億3290万(11位)。3倍弱と、スタメンのトータルほど差が開かないということは、いかに阪神の高年俸ベテラン(とはいっても、読売では安月給の部類ですが)が控えやファームでくすぶってるか、ということを如実に語る。
 ちなみに全支配下選手の一人あたり年俸平均は、読売が6431万円。阪神は2433万円。ちなみに読売の平均以上の年俸を取っている選手は、阪神では星野、矢野、和田、藪、川尻、伊藤、ハンセル、クルーズ、ペレスの9人のみ。最下位はオリックスの2424万。イチローが抜けたとたん、5位から最下位へ転落するチームって……。

阪神、貯金奪取で二位へ(カッコ内の数字は週刊ベースボールの推定年俸です)
 工藤(3億)と井川(900万)の投げ合いで始まったこの試合。3回に山田(2800万)の本塁打で先行した阪神は、5回に二岡(4500万)の二塁打などで同点に追いつかれたが、上坂(1040万)の3ランで突き放し、ペレス(6600万)と松田(800万)のダブルスチールなどで得点を重ね勝利。ちなみに、この試合の阪神スターティングメンバーの年俸合計は3億1380万円。読売先発の工藤(3億)、ファーストの清原(3億)よりはやや上だが、松井(5億)には遙かに及ばない。ちなみに今日の読売のスタメンで、阪神のスタメンに年俸で負けている選手は、二岡(4500万、クルーズ、ペレスより下)のみ。他は全員一億を超えている。金持ちっていいね。

中日の遅すぎたあくなき補強計画
 先日報道のモトーラ獲得には失敗したものの、ゴメスを復帰させることには成功。中日って、ヒット率は異様に低いが、とにかく手数を出しまくる、チャナ・ポーパオインみたいですね。
 さらに「ガニ股打法」の人気者種田と、「行方知れずの快速球」を持つ山田を放出し、横浜から「新庄の隠れたアテ馬」こと波留を獲得。これで選手登録は70人を割り、今中はひと安心だが、李はまだ「公正に競争させろ!」と二軍で怒鳴っている。いかがでしょう、読売の三人チョと組んで、「プロ野球韓国人労組」を立ち上げてみては?


4月26日(木)


野村監督・今日のイヤミ
(吉野に)「高橋のホームランが余計やった。吉野は二年目か。ルーキーじゃないよな。高橋の初球に気をつけろと、あれだけ言ってきたのに、なんであんな球投げるかな。理解できんな」(たぶん、吉野もミーティングの内容が理解できなかったんでしょう)
(今岡に)「九回一死一塁で三振。ああいう場面になると、これしかないというミエミエの配球になってくる。なんで初球のカーブを狙わんのや。真っ直ぐなんてよほど困らないと投げない岡島の、真っ直ぐだけを狙っとるんやからなあ、今岡さんは」(今岡さんはそもそも、野球が理解できていないのです)
(広沢に)「九回二死満塁からあの打球。ガックリきた。打ち方が悪すぎる。ミエミエの真っ直ぐを打ち損じてるんやから」(広沢の場合は、たんなる身体能力の衰え)

V戦士への鎮魂歌:阪神3−4読売
 さようなら和田よ。
 君は貢献していなかったとはいえ、とにかく阪神優勝を経験した、V戦士の唯一の生き残りだ。その卓越したミート能力で、犠打の記録も作った。無三振記録も作った。三割も何度もマークした。君が阪神のようなクソチームにいなかったら、球史に残る二番打者として名を残しただろう。土井や辻より、その能力ははるかに上だった。
 しかし、君は衰えた。
 その衰えは守備から始まったね。二年前から、セカンドで使うには辛いフットワークだった。去年は、三塁も無理になった。ことしは、ファーストでもクルーズに劣る。
 そして打撃。かつての君を知る身には、いまの君は辛すぎる。速球に目がついていかないね。速球を投げられたら三振だね。それで焦るあまり、ボール球の変化球を振っているね。もう駄目だね。
 さようなら広沢よ。
 君はヤクルトの黄金時代を作った。どう見ても馬鹿にしか見えない風貌から、意外にも考えた打撃をするのが、君の持ち味だった。右に流し打つのが得意だったね。流してホームランするパワーがあったね。
 しかし、その力もいまはないね。速球についていけないね。もともと選球眼はなかったけれど、ボール球を振りすぎるね。どうにもならないよね。
 さらばV戦士よ。
 まだやれる、一流投手は打てないけれど、二線級投手を打つ力はある、そう言ってくれる人もいるね。公式掲示板では。
 でも、そんな代打はいらない。役に立たないよ。一流を打つから、代打なんだよ。
 てゆーか、公式掲示板の人たち。
 君たちは、なぜ二線級投手もまともに打てない連中(濱中、塩谷、曽我部などなど)を、試合に使えと言い張れるんだい?

藪、右肘痛が発覚(日刊スポーツ)
 まあ、投球内容がロクでもない時の言い訳みたいなもんです。そういえば太陽はどうしてる?


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