トラハタ時事新報(開幕前)


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2月28日(日)
松阪に大豊がプロの洗礼
 いよいよオープン戦開幕。阪神は西武と対戦し、初戦11対3、第2戦7対1と快勝の連勝。相手が2軍選手をテストで出してくる時期に、投打の主力を繰り出し、スタートダッシュでオープン戦の王者を狙ういつもの阪神らしい闘いぶり。
 注目されたのが第2戦の先発、西武の黄金ルーキー松阪。初回こそ和田、坪井、佐々木を完封したが、なんと大豊に一発を浴び、この失点で負け投手に。しかし失点はこの1点のみ。無難にプロ初登板を乗り切った。てゆーか佐々木は意外にモロいし、坪井は相変わらず打ち上げる癖が抜けないし、今岡は野村監督にけなされたら本当に駄目になっちゃったし、何とかしてよーって感じー。←情けなくて女子高生化してしまった
 大豊は後の打席でも第2号を放ち、「去年の新庄の再来か」とファンと首脳陣を恐れさせていた。これだけ打つからには使わざるを得ないだろうし、使えばまたもやダメダメ君になるであろうことは予想がつくし、まさにチーム獅子身中の虫といった感がある。「2本足で安定感倍増」なんて声には騙されるもんか。
 また、新庄ブーム、松阪ブームの影でひっそりと中谷が骨折していたことも見逃せない。やれやれ、こうしてまたドラフト1位が消えていく。舩木と安達が復活したから差し引きプラス、って訳にはいかないし。



桧山負傷
 桧山は23日の紅白戦中に脇腹を痛めリタイア。全治2週間程度と言われている。近鉄の小池とのトレード話を回避するための苦肉の策ではないかとの話も。

長嶋監督、サングラス
 手負いの広島を情け容赦なく叩きつぶした巨人の長嶋監督は、今日の試合にサングラスで登場。2月19日、野村監督が「権藤や仰木はサングラスをかける。長嶋はかけない。森もかけない。やっぱり巨人軍の伝統と環境、川上監督の教育があるから」と珍しく長嶋監督を褒めたのに反発したのではないかと囁かれている。それにしても二岡も、yahooで「2岡」と書かれるようではまだまだ。


3月3日(水)
新庄外しの外野構想?(日刊スポーツ)
 3月5日の対読売オープン戦では、ライトジョンソン、センター坪井、レフト浜中の布陣で臨みたいと野村監督。一見新庄外しに見えるが、実は坪井にセンターを守らせて恥をかかせ、レギュラーからの追放を目論む「坪井外し」ではないかと巷では囁かれている。なるほど、それならライトが一応外野手の佐々木でなくファースト本職のジョンソンなのも納得がいく。

新庄、心情を激白(サンケイスポーツ)
 その新庄選手、「これからは打者一本で行く。本塁打は捨て、2割8分打つ」と、今期は野手専任で打率狙いで行くことを明言。投手断念はいいけれど、あのマグワイア打法で2割5分以上打てるとは思えないんですけど……。
 しかも、その翌日には「目標はホームラン30本です」と語った新庄。わけわからん。野村監督は「本塁打は麻薬。打つとおかしくなる」と語ったが、新庄にとっての麻薬は、センターからダイレクトでホームへの返球、だと思います。

阪神百貨店で「ノムさん弁当」発売(日刊スポーツ)
 梅田店での限定発売。内容は、「勝利の芽が出る」芽ひじき、「大阪経済の見通しが良くなる」れんこん煮、ノムさんの似顔絵焼き印が押された卵焼きなど。これで1000円とは、さすが上方ボッタクリ商法。せめてトンカツくらい入れてええっ!


3月4日(木)
ドラ3の福原にリリーフ起用構想(日刊スポーツ)
 98年のリリーフエース、リベラは走者を置いたときの投球に難がある。新庄はストレートだけで打ち取る最低条件の150キロがまだ出ない。そこで抜擢するのが新人の福原。今の時点で146キロの速球は魅力充分。5日からの対読売戦でストッパーのテストを行うとのこと。…って、確か福原は3球のうち2球は高めに浮くとか言ってなかったっけな。直ったのか?

桧山は開幕絶望(日刊スポーツ)
 今の時点で「くしゃみをすると痛い」という状態だとか。

インフルエンザ数珠つなぎ(日刊スポーツ)
 ついに橋本投手とドラ1の藤川球児も感染、隔離された。どうやら野村監督→今岡→平尾→橋本→球児という経路で感染していった模様。普通なら「健康管理がなっていない」とか思いっきりイヤミを言って罰金をふんだくるところだが、なにしろ元が自分だけに、ノムさんも取るに取れない。


3月5日(金)
団の三兄弟

 野球選手と 談合 談合
 契約交渉 談合 談合
 年俸吊り上げ 談合 談合
 団の三兄弟

 伊良部を盗んだ 長男
 ヤクルト二軍の 三男
 影がうすいぞ 次男 次男
 団の三兄弟

 阪神監督の お父さん
 参議院議員の お母さん
 どちらが 長持ち するかしら
 団のご両親

 今度 生まれてくるときも
 願いは そろって 野球人
 できれば 今度は 利権の
 たくさん ついた 巨人軍 野村!

 ある日 兄弟喧嘩
 イチローの利権で喧嘩 喧嘩
 カネのことなら 喧嘩
 でも すぐに なかなおり

 今年は阪神で昼寝
 三人そろって昼寝 昼寝
 うっかり寝過ごし秋が来て
 イチローに逃げられた

 春になったら 外人 外人
 秋になったら FA FA
 一年通して 談合 談合
 団の三兄弟 野村!
 談合 談合 談合 談合
 団の三兄弟 団の三兄弟
 団の三兄弟 野村!


新庄オープン戦デビュー、1回を完全
 5日の対読売戦、新庄がオープン戦投手デビューを飾った。3−2とリードした4回、先発川尻に続く2番手として登板。元木をセカンドフライ、二岡ショートフライ、後藤センターフライと完璧に抑えた。これが権藤監督や星野監督なら、わざと凡退して「投手新庄」を引っ張りチーム内に波乱を起こそうとする反間の計かと疑うところだが、ミスターにそんな頭脳はないし、まあ素の成績と考えて喜びましょう。試合は安達、遠山、竹内が打たれ4−5で逆転負け。期待の両外人、濱中はいずれも1安打。山田はホームランを放つが4−4の8回、竹内の球を後逸して決勝点を与え、またも株を下げる。


3月6日(土)
武上読売打撃コーチ、野村阪神を斬る?
 「ノムさんが監督になったからといって、阪神は急には変わらんよ。変わって来るのは、2年目の後半くらいからだろう」と断言。 昔広岡ヤクルトをわずか3ヶ月で崩壊させた当事者だけに、これは「破壊するは易し、建設するは難し」との教えか。

3月6日のオープン戦
 対広島は3対1で勝利。ブロワーズが第1号2ラン、ジョンソン2安打と両外人好調。もっとも全部、1軍崖っぷちの先発長谷川から打ったもの。沢崎、紀藤、玉木に阪神打線はノーヒットと悩ましい。
 投手陣は井川が5回を1失点、部坂は1回をノーヒット2三振、福原は2回を1安打完封。もっとも前田、野村抜きの打線だからなあ。
 捕手定詰は昨日の山田に続き、3回に恒例のパスボール。出す捕手出す捕手がこれでは、野村監督も悩ましい。ついつい「濱中を捕手コンバートするか」とイヤミのひとつも出ようというもの。

 そのほかの結果と新戦力。ダイエーは6対5で読売に勝ち。ダイエー小久保は2安打と復活。読売の二岡が初ホームラン。
 オリックスは8対5で横浜に勝ち。横浜期待の新人矢野は乱調で負け投手。新外人ボゾは4打数1安打。オリックスの新外人ペレスはまたも安打とレギュラー入りに王手。3試合連続ホームランの相川はきょうは代打で1打数ノーヒット。
 ロッテは4対0でヤクルトに勝ち。ヤクルトの石井は早くも初暴投、初失策。新外人ペタジーニは1安打と好調を持続。ロッテの2新外人は揃ってノーヒット。
 日本ハムは5対2で近鉄に勝ち。日本ハム新人の阿久根はスタメン2塁で4打数1安打。近鉄のバルデスは2回を0点だが2四球1エラーとやはり制球に不安。
 西武は5対4で中日に勝ち。西武の松阪は3回を2安打2三振1四球1失点で勝利投手。明日のスポーツ新聞1面は確定。ゴメスに死球を与えるあたり、度胸がある。シアンフロッコは3打数2安打2打点、ブロッサーは4打数ノーヒット2三振と明暗を分けた。中日の福留は4打数1安打。岩瀬は1回3分の1をノーヒットに抑える。

 トラハタに「1999年新外国人選手を勝手に査定する」を追加しました。


3月7日(日)
7日のオープン戦
 阪神はオリックスに2−3で負ける。1点が欲しいときに取れない症候群は去年から引きずっている。新庄は昨日の試合で足を痛め休場。ブロワーズはノーヒット。坪井もここ最近元気なくノーヒット。ジョンソン1安打。井上は3イニングを3四死球3安打で2失点と乱調。オリックスのペレスは今日も2安打でレギュラーがますます近くなった。
 ロッテはヤクルトに3−2で勝。ロッテのプレイディーは2打数1安打。ヤクルトのペタジーニは2打数1安打。復活を賭ける岡林は3イニングを7安打3失点と不調。
 横浜は7−2でダイエーに勝。横浜の新外人ポゾは第2号ホームランを含む2安打。このパワーは本物か?ダイエーの小久保は4打数2安打と主砲完全復活。
 広島は6対5で近鉄に勝。広島のレイノソは2回を1安打0点に抑える。ペルドモはショートを守りそつなくこなす。近鉄の宇高、デラクルーズはそれぞれ1回をパーフェクト。
 日本ハムは読売に6−5で勝。日ハムのフランクリンは1安打。古溝が1回をパーフェクト。読売の高野が第1号ホームラン。
 1番仁志、2番清水は他チームにありがたい。清水は自己中心的でランナーを進めようという発想がまるでないので、いい形で松井に繋がる可能性が少ないのだ。やはり2番は川相が一番怖いのだが、長嶋監督はその気がないようなので、やはり読売の優勝はあるまい。阪神が優勝したのは2番に弘田が座った年だった。その後田尾や高橋に2番を打たせたが、全て失敗した。阪急の弓岡、西武とヤクルトの辻、広島の正田、近鉄の新井。優勝チームには必ず名2番バッターがいる。阪神は和田という2番の名人がいたのだが、1番とクリンナップが不在だったため空しく腐らせてしまった。今でも思うのだが、和田の全盛期にトレードでヤクルトか西武に出すべきだった(本当は読売に出すのが一番なのだが、悔しいのでそれは言わない)。そうすれば和田は球史に残る超1流の2番バッターになれただろう。阪神ではその才能を腐らせ、3割の常連というだけのただの1流打者で止まったのは痛恨事である。


3月8日(月)
不味いだんご三兄弟(日刊スポーツ)
 7日の試合で和田、大豊、八木に野村監督が激怒したことをとらえて命名。こらこら。
 和田の1回のタイムリーエラーに野村監督「ええベテランがあんなことでは…」。大豊は5回、濱中のヒットで1塁から2塁にしか進めないことに「あれじゃ1点取るのに4本ヒットがいる。勝負どころでは代走しかないな」。そして八木の3度の拙守(記録は1エラー)に「エラーはしゃあないが、なんで2塁に投げないんだ。打球が飛んできたらどうするという備えがない」とボヤキ節全開。

新庄またも欠場
 軽傷と思われた右太股の痛みが引かない。場合によっては再検査か。読売相手に3者凡退で燃え尽きた?


3月9日(火)
3月9日のオープン戦
 阪神対ロッテは雨で中止。
 読売5−0広島。読売の新外人ホセが1回2/3を2安打完封。広島のディアスは2タコ。ペルドモはショートで2打数1安打。
 近鉄4−1横浜。近鉄のデラクルーズは1イニングを0点に抑えてセーブを稼ぐが、2四球と制球難は相変わらず。横浜のポゾは1タコ。
 日本ハム6−3中日。日本ハムのフランクリンは3打数1安打。阿久根は代打で安打。中日の福留は4タコ。

新庄3年計画(サンケイスポーツ、日刊スポーツ)
 1年目の今年は敗戦処理で登板。2年目はリリーフエース。そして3年目はローテーション入りして先発完投。これが野村監督の新庄構想。ううむ、それまでに新庄が飽きるとの深謀遠慮か。

山田2軍落ち
 対巨人オープン戦で決勝のパスボール、甘いリードに怒った野村監督は速攻で山田に2軍落ち宣告。お人好しリードの北川もまもなく落とされるらしい。どうやら野村監督は、定詰を正捕手にするつもりのようだ。


3月10日(水)
10日のオープン戦
 阪神は5−10で横浜に破れる。だんだん負けが込んできました。不調の今岡と新外人のブロワーズが本塁打を打つが、4併殺と拙攻。特に坪井の併殺打は2番失格=レギュラー失格の烙印か。投ではメイ、中込、竹内、リベラが全員失点とさんざん。矢野の捕逸のおまけつき。曽我部と今岡の2安打くらいが収穫か。試合前に権藤監督を「監督がやることがないなんて無責任だから言える」とさんざんイヤミで攻撃していた野村監督、試合後に自軍選手をイヤミ攻撃するのは必至。なんか、試合前:敵へのイヤミ→試合後:自軍へのイヤミ、ってのが定着した感がある。鈴木は手がつけられん。やはり駒田と波留を抑える作戦が得策か。
 読売5−1オリックス。読売高野は4タコ2三振。上原は生彩なし。オリックスのペレスは4打数2安打とまたもレギュラー当確か。
 ダイエー5−5ヤクルト。ヤクルトのペタジーニは3−1。ハッカミーは2回を3安打1ボーク3失点と乱調。ヤクルトは古田が捕手の時はリードしていたがカツノリに代わるや同点に追いつかれる現金な展開。
 近鉄6−2ロッテ。近鉄のバルデスは1イニングを1安打0点、四球もなしの好投。ロッテのブレイディー4−1、ボーリック3タコ。ハートグレイブスは2回を中村のホームラン1点に抑える。
 中日5−3日ハム。中日の福留は3−2。岩瀬は2回を1安打3三振と抑えてセーブ。日ハムのフランクリンは4−2。レギュラー確定か。ウィッテムは4回を3安打2失点。


3月11日(木)
野村監督・今日のイヤミ(3月10日)
(先発し乱調のメイに)「技巧派が制球難ではどうにもならん。あいつ、戻り際にワシのこと睨んでいきやがった」
(失点したリベラに)「アメリカでは大差の付いた終盤にバントはタブーだが、ここは日本(これ、横浜へのイヤミ?)。ふてくされて打たれちゃいかん」
(2三振の大豊に)「トップの位置が決まれば打てると言うけど、じゃあ決めろって。おのれを知らなさ過ぎる。右へ打てないのか?」
(5試合連続失点の竹内に)「竹内はよく打たれるなあ。困ったなあ」
(横浜の権藤監督に)「横浜の印象?印象なんてないよ」
(横浜の新外人ポゾに)「パワーはあるが穴の多いバッター。内角低めに投げれば安全パイ」

11日のオープン戦
 阪神は0−3と中日に完敗。だんだん、いつも通りになってまいりました。野村監督もさぞかしイヤミの言い甲斐があることでしょう。
 阪神打線は鶴田、前田、大塔、日笠の1軍半投手にわずか5安打。貧打やのお。これで16イニング連続無得点。そんな中でも好調曽我部は1安打。先発の舩木はゴメスに2本、李に1本ホームラン。全部ソロの3点に抑えたのはいいのか悪いのか。伊藤、村上、部坂がきっちり抑えたのが唯一の救い。
 ダイエー7−4ヤクルト。ヤクルトのペタジーニは3−3、2塁打2本の大当たり。
 オリックス6−5横浜。横浜の矢野は4回を0点。ポゾは2−1。オリックスのペレスは4−2、ウィリーは1回をノーヒット。
 読売10−1西武。西武の松阪はプロ初先発し4回を投げて9安打8失点でプロ初黒星。高橋にプロ初被弾のおまけつき。騒がれていた松井をノーヒットに抑えたのがわずかながら収穫か。マニュエルは1回1/3をパーフェクト。ブロッサー3−1、シアンフロッコ4打数4三振。読売二岡は2−0。ガルベスは5回を3四球1死球と制球難ながら0点に抑える。


3月12日(金)
野村監督・今日のイヤミ(3月11日)
(中日に完封された試合に)「こんな試合しとったら点は取れんわな」
(打撃陣に)「今日の試合、次に何が来るか90%はわかった。でも何の反応がないんや。『次は真っ直ぐや』っていってカーブが来たら、ヤクルトじゃ爆笑やったんやけどな。まったくの無言。『どうして分かるんですか』って聞く奴もおらん。そういうのに興味がないのかな」
(ゴメスに2発、李に1発喰らった舩木と北川のバッテリーに)「絶対打たれない低めを突くとか、何か考えてやれんかね?」
(最近不調の大豊に)「シンドイね。トータルで30本打つやろけど、ここは内野ゴロが欲しい場面で堂々と三振する。だからトレードに出されるんや」
(不調の坪井に)「2番は重荷か?重荷やろ。坪井とか佐々木とか、ああいう理にかなってないバッティングは衰えるのが早い。イチローの晩年が楽しみや」

甲子園の始球式は雛形あきこ
 甲子園での開幕戦となる4月10日の中日戦で登板。一部では藤川球児の同級生、広末涼子が有力視されていたが、ヒロスエが藤川をシカトするなどタカビーな態度を見せたため雛形に落ち着いた。雛形起用の理由は、「決まらないまま放っとくとサッチーが自薦してくる」から。


3月13日(土)
野村監督、今日のイヤミ(3月12日)
(昨日の何も考えない打線に対して)「江本に聞いてみたんや。阪神は頭を使った野球をしたことがあるのかって。そしたら『それは伝統的にない』だって」
(和田、八木のチームリーダーに対して)「和田は頭を使って打席に立ってるんだけど、それを喋らない。若い選手に教えようとか、そういうのがないんだな。八木もそう」
(連続失点中の竹内に)「竹内はスピードがないから、外角スライダー。困ったらスライダー。勝負もスライダー。あんなスピードで内角にストライクの直球を投げれば、バッターはヨダレ垂らすって。シュートを投げればいいのに」

13日のオープン戦
 今日からサントリー杯。3月13、14、20、21、22、28日に別リーグの6球団と対戦し、最高勝率の球団に1000万円、MVPに200万円が贈られる。
 阪神は日ハムに4−1で勝利。先発の藪とリリーフの福原が好投。復帰の平塚と、ファースト確約されたジョンソンが2安打。今岡が2ラン含む2安打。1番で起用の坪井は1安打。
 オリックス7−7中日。中日の山本は乱調。福留2安打。オリックスの平井も乱調。マークは1安打も取れず降板。ペレス1安打。
 ロッテ6−5ヤクルト。ヤクルトは8回まで5−4でリードしていたが、またも捕手が古田から小野に代わった8回裏に2点取られて負け。いつ勝てるのか。ペタジーニは2塁打2本。ロッテのブレイディーは1ホーマー。小林は3安打2失点と打ち込まれる。
 読売7−1ダイエー。ダイエー篠原は1回を3安打4失点。読売の上原は1回を1安打無失点。 横浜14−7近鉄。近鉄の赤堀、前川が乱調。デラクルーズは1回を無失点。横浜のポゾは1安打。
 西武5−4広島。西武のシアンフロッコは4タコ。広島のペルドモは今日も遊撃で2安打。ディアスは3タコ。レイノソが1回を無失点。

坪井1番
 これまで2番で起用していた坪井のバッティングが崩れてきたのを見た野村監督は坪井2番を断念。坪井1番、和田2番でいくことを決断した。うーむ、これで1番でも不調だったら、いよいよ坪井は外されるな。チャンスだ曽我部!平塚!

湯舟4月中に復帰
 こちらは嬉しいニュース。湯舟が順調な回復で、早ければ4月13日の対横浜戦から復帰とのこと。それで小池のトレード話は立ち消えになったのかな? それとも、ひょっとして、メイ2軍への布石?

長嶋後任に堀内?
 堀内監督、原総合コーチだって。うぷぷ。


3月14日(日)
野村監督・今日のイヤミ(3月13日)
(復帰戦で2安打の平塚を褒めるふりして大豊に)「平塚は凡打でも周囲を納得させるものがあるね。クリンナップが不思議な空振りや選球眼が悪いと、ムードを悪くする」
(ついでに今岡に)「今岡より平塚の方が打撃では何枚も上。今岡はエンドランとか条件つけた方がいいね。フリーに打たすと振り回して三振する」
(矢野に)「配球がワンパターンなんだ。外国人歩かせたところなんて、なに考えてるんだろ」
(八木に)「『声出せ』って言ったら、俯いて真っ赤になってるんや。暗いね。『つまんないから早く帰ろう』とでも思ってるのかね」

14日のオープン戦
 昨日に続きサントリー杯。阪神は12−10でやっとこさ西武に勝った。両軍合わせて34安打という大打撃戦。先発の西口、川尻の両エースがぼろぼろ。川尻は1回にいきなり暴投とボークと3安打で3失点。2回にも4安打で3失点。3回と4回は何とか抑えるが、5回にまたも4安打を集中されて3失点。西口は3回を10安打9失点。ご両人、開幕は大丈夫? リベラは1回をパーフェクト。坪井は昨日までの不調が嘘のように狂ったように打ちまくり5安打。今岡は2本塁打を含む3安打。平塚と濱中が3打点。西武のマニュエルは2回をノーヒットと好投。シアンフロッコは3−1。
 日ハム3−1広島。日ハムのフランクリンは3打数2安打。阿久根は最近見ないが、どうしたのかな?広島のペルドモとディアスは仲良く1安打ずつ。ペルドモがセカンド、ディアスのショートという新布陣を試したが、ダブルプレーを2つ取るなど無難にこなしたらしい。広池は打者2人を抑えた。
 ダイエー7−3中日。中日の福留は3タコ。武田は3イニング5失点、岩瀬は3イニングを2失点と乱調。久慈にヒットが出ないのも気がかり。
 ロッテ9−7横浜。横浜のポゾは2安打2打点と最近好調。
 ヤクルト3−2近鉄。若松監督は7試合目でようやく初白星。やはり古田が最後までマスクを被ったのがよかったか。近鉄の宇高は1回2/3を2失点といまひとつ。ヤクルトのペタジーニは1発を含む2安打と好調を持続。
 オリックス5−1読売。オリックスのペレスはノーヒット。川越は5回を無失点。そういえば相川も最近見ないな。読売の二岡は1安打。槇原はリリーフで2失点。
 この結果、サントリー杯は2勝0敗の阪神とロッテが首位。気が早い?いいぢゃん、今くらい夢を見させてよ。

社会人野球大会で東芝が優勝
 いや、プロ野球ではないのですが…。
 13日のスポニチ大会で東芝対東芝府中の史上初の兄弟会社対決が実現。東芝府中はこの夏で解散が決まっているので、最初で最後の可能性が濃厚。試合は5−1で東芝が勝ち、3年ぶり8回目の優勝。


3月15日(月)
野村監督・今日のイヤミ
(最近低調の濱中に)「浜村は元気ないな。天才と言ったんだから、やってもらわんと困る、浜村は」(注:名前を間違えたの、絶対わざとです)
(濱中の2回の守備に)「浜ちゃんが大友に右中間を抜かれたのがあったな。あれ、新庄やったら取っとるやろな」
(10点取られた投手陣に)「1回の攻撃は見事やったんやがな。あそこからこれや。公式戦やったら胃に穴あいとる。ベンチに救急車が来るわ」

15日のオープン戦
 阪神−西武は雨天中止。
 ヤクルト6−1近鉄(5回降雨コールド)。古田からカツノリに変わった途端点を取られたが、それまでに取った6点が効いて2連勝。もっとも9回までカツノリならどうなったか。ペタジーニが1安打2打点、高橋が3安打1ホーマー2打点と活躍。
 中日2−2ダイエー。中日川上、ダイエー若田部の両先発が好投。中日の久慈はまだノーヒット。福留も4タコ。

山田、2軍Uターン現象(日刊スポーツ)
 14日の試合で9日ぶりにスタメン復帰の山田だが、リードを誤り川尻が大炎上。おまけに投球を後ろに逸らし、わずか2イニングで矢野と交代。どうやら開幕1軍は定詰、矢野、北川になりそう。

投手悲喜こもごも(日刊スポーツ)
 左ふくらはぎ痛の葛西は2軍で好投。左足甲骨折の湯舟もフリー打撃に登板と順調に回復。いっぽう右足肉離れの吉田は2軍戦でノックアウト。弓長もピリッとしない投球で復活はまだまだ。

松阪破壊計画(夕刊フジ)
 西武の松阪起用を巡って背広組と制服組が対立とか。3月19日に西武は堤オーナーがドーム建設関係者を招待して紅白戦を行う予定。翌20日には対読売戦の全国TV中継がある。フロントは19日、20日の両方に松阪を出せと命令するが、松阪を先発ローテーションに入れたい東尾監督は、「この時期に先発要員が1イニングずつ投げても何の意味もない」と拒否。もはや松阪が両試合先発して稲尾以上の働きを見せるか、どっちかの試合が雨で流れるか、それしか救われる方法はない。…あ、ドームだから雨天中止はないんだ。松阪、死んだ気になって死んでこい。


3月16日(火)
野村監督:今日のイヤミ(3月15日)
(母校峰山が選抜で当たる日南学園の選手名鑑を見ながら)「主砲の子は唇が太いし、耳が大きいし、鼻は座ってないな。監督はサングラスをかけてるね。春永投手は強そうじゃないな」(か、監督…高校生にまでイヤミを言うなんてあんまりぢゃないですか)
(仰木監督のTVインタビューを見て)「仰木に『野村クン』と言われとったな。長嶋はワシのことなんて言うのかな。ワシは『長嶋くん』か『長嶋さん』。『さん』はイヤミを言うとき」
(大豊に)「ベンチで隣に座ったから、話をしたんや。相手投手の配球を『次はフォーク』とか、ちゃんと当てるんや。なんで打席では当たらんのかね」

16日のオープン戦
 阪神は4−11で読売に大敗。4−3で8回までリードした勝ちパターンの試合を、なんとリベラが4安打3四球で7失点とぶち壊した。他にも中込、メイ、遠山と登板した投手全員失点。なんとかならんか。坪井、濱中、両外人もノーヒット。復帰の新庄が2安打したのがわずかな救いか。
 ロッテ5−5ヤクルト。ロッテのハートグレイブス、ヤクルト田畑の両先発はまずまず。ヤクルトのペタジーニはお休み。古田はDHに入り小野をテスト。
 横浜6−3オリックス。横浜のポゾは2安打とますます調子を上げ、尻すぼみの阪神両外人とは対照的。とほほ。矢野も2回を無失点。
 日ハム7−3ダイエー。日ハムのフランクリン2安打2打点。阿久根も1安打。
 西武5−1近鉄。西武両外人は1安打ずつ。近鉄は小池と前川が悪かった。デラクルーズは1回を無失点。

ベンチの沈滞を救うために罰金制導入?(夕刊フジ)
 サインミス、バント失敗、無意味な四球などに罰金を徴収することを野村監督が決定。「ミスした選手にみんなで『罰金や!』と囃し立てれば、お通夜みたいなベンチのムードも明るくなるやろ」……あのう、どう考えても逆にもっと暗くなると思うのですが………。

登る者あれば落ちる者あり
 今期の先発として期待されながらも一発連打されて評判を落としていた舩木がマメを潰し2軍落ち。舩木が汚名返上と投げるはずだった17日の横浜戦は福原が先発することになった。ここで成功すれば藪、川尻、メイ、中込に続く先発5人目の座が約束される。


3月17日(水)
野村監督・今日のイヤミ(16日)
(9回2アウトから連打で8失点のリベラに)「リベラみたいな投手はあかん。リズムが狂うと修正できないタイプ。これからはリベラを出しても後ろに2,3枚残しておかなきゃ」
(甲子園球場にまで八つ当たり)「この球場はボールが見にくい。マウンドの後ろに観客がグチャグチャいて、投手の調子がわからん」(頼むから、「子供の砂場」なんて言わないでね…)
(大豊に)「今日の打順で、大豊の指名打者のところに投手が入るのがベストかな」(なんと9番、指名打者大豊。行動で見せた野村監督最大のイヤミ)

17日のオープン戦
 阪神は横浜に0−6と連日の完敗。阪神打線は和田、田中、ブロワーズの3安打のみ。ブロワーズ、2割そこそこになっちゃいましたね。尻すぼみの典型。ジョンソンも連続安打が途切れたら2試合連続無安打。福原は5回を3安打無失点に抑え、ローテ入りは確定か。ただ2エラーが心配。山村、村上も抑えたが、葛西は1アウトも取れずに5安打2四死球で7失点と調整不足を露呈。横浜のポゾは2安打。いいなあ。
 近鉄12−1読売。読売のホセは5回を3失点、小野は1回6失点など、読売は登板投手全員失点。近鉄のマットソンは5回1失点、バルデスは1回無失点。ローズと中村が4打数4安打の大当たり。
 オリックス7−4中日。オリックス上位打線は軒並みよく打つ。ペレスは5タコ。野田は2回3失点と相変わらずよくない。中日の今中は2回2失点とこちらも。
 西武12−1ヤクルト。西武のブロッサー2安打4打点の大当たり。星野が1回無失点。ヤクルトは先発山部が8失点、五十嵐が4失点と打ち込まれた。ペタジーニは今日も出ていない。怪我?

リベラノックアウトの舞台裏
 ちょっと先日のノックアウト劇が派手すぎて、リベラの精神面が心配なのだ。今まであんなに打ち込まれたこともなかったしね。あんなに打たれては、パンチドランカーになってしまう危険があるのだ。リベラというと、「明日のジョー」のカーロス・リベラを思い出すのだ。彼も名選手だったがチャンピオンのホセ・メンドーサにKOされてパンチドランカーとなり…あ、………あああああっ、読売巨人軍、ホセを入団されたのはそれが目的だったのかあああっっ!最初からリベラを潰すためだったのだなあああああっ!お、恐るべし、東京読売巨人軍!


3月18日(木)
野村監督・今日のイヤミ
(完封した横浜・戸叶投手がノムさんに逆襲のイヤミ)「あんな茶髪に負けるなって言われるかな」
(開幕2軍が決定した佐々木に)「当然や。内容が悪すぎる。全然ダメ」
(最近調子を落とした濱中に)「濱中は走塁に興味を持っとらん。打つだけの選手じゃいかん。そのうち田淵みたいになりおるぞ」(監督の座を一時は争った田淵に一石二鳥のイヤミ)
(権藤監督に)「アイツはほんまにエエカッコシイ。ずっと1塁側を向いてるんでワシのこと睨んでるのかと思ったけれど、視線が違ってるんだ。あいつの身体は右に歪んでいるんだね」(ちょっと身障者差別ですぞ、ノムさん)

18日のオープン戦
 阪神は試合なし。
 広島4−2ダイエー。広島のペルドモは5打数2安打と元気。元投手とは思えない。でも、ディアスにショート守らせるのはジョンソンに外野やらせるのと同じ無謀だぞ。
 中日1−0オリックス。中日は野口、サムソン、落合の完封リレー。久慈は2安打してやっと打率が出た。福留はまたもノーヒット。
 ロッテ3−2読売。ロッテのウォーレンが2回を完封。
 日ハム12−3ヤクルト。日ハムの上田に2発、野口に1発と非力守備要員に打たれまくるとは、カツノリはどんなリードをしたんだ。ウィッテムは4回3失点、ボーク2とちょっと不満。ヤクルト期待の河端は11失点で轟沈。

ビバ!ペタジーニ
 好成績を続けながら最近休場のペタジーニは、どうやら怪我らしい。そのペタジーニ(27歳)、なんと奥さんが25歳年上の52歳。しかも連れ子の義娘は3歳年上の30歳。
 球界では昔から「姉さん女房は成功する」と言われる。世間知らずの野球人、奥さんが年下の箱入り娘だったりすると夫婦揃って非常識となりろくなことにならない。奥さんが年上だと、料理や健康管理、試合のビデオから賃金交渉までいろいろやってくれてうまくいくことが多い。落合(46)と信子夫人(55)、原(41)と明子夫人(47)を筆頭に、現役ではクラーク(30)とソニア夫人(44)、杉山(29)ととも子夫人(42)など姉さん女房は多い。
 しかし、25違いだぞ。これは姉さん女房と言うより、母さん女房と言うべきだろう。凄いぞ、ペタジーニ。しかし、どう見ても娘と結婚したと思われるよなあ、これ。


3月19日(金)
野村監督・今日のイヤミ(18日)
(先日対戦した読売の捕手、小田の感想を聞かれ)「小田のこと?別に何もない。あそこは投手が豊富で捕手のウエートは低いから。阪神は捕手というより補手だから」(サインをベンチから送り、打席には代打を送り、投手はクィックで弱肩をカバーするなど、みんなで補ってやらねばならぬ選手ということか?)
(安室の母殺されるの報を聞き)「それで福原の1面が消えちゃったんだ。悪い事件にはコメントしたくない。長嶋はコメントしたの?ふーん、沈着冷静やね」

19日のオープン戦
 阪神−日ハムは雨で中止。
 ダイエー10−1広島。広島の先発長谷川は8失点で轟沈。「どうせ公式戦では会わんから研究の要なし」と言い切った野村監督の眼力は確か。レイノソも地道に5回を2失点、暴投してみせるなど使えなさをアピール。しかし広島の投手がダメなのはともかくとして、打つ方がサッパリなのはどうにかならんか。
 ロッテ9−4近鉄。ロッテのブレイディーは1安打。小林は1回を無失点。近鉄は先発酒井が7失点の大破。前川が2回を無失点。

阪神、セリーグ相手に1勝5敗
 オープン戦で対セリーグ1勝5敗だが、その1勝は対広島。5敗は横浜と読売に2敗、中日に1敗。非常に素直な成績といえよう。ヤクルトに勝てれば4位、負ければ5位。わかりやすいね。

桧山&湯舟、復帰へ
 教育リーグの試合に、桧山は20日に、湯舟は25日に出場するらしい。桧山は遠投はまだできないので、DHで起用の予定。

新庄も復帰へ
 18日、13日ぶりにブルペンでの投球練習を始めた。26日頃からオープン戦で登板する予定。

ブロワーズ野球教室
 内角を攻められることが多くなり、ここ2試合無安打のジョンソン。メジャー先輩のブロワーズに教えを乞い、内角克服のため2人で秘密練習を行った。あのー、ブロワーズ、打率2割3分なんですけど。

バーチャル藪
 今年から天王寺ドームのバッティングセンターに、藪と川尻のマシンが登場。ふたりの投球画像とともに、本物と同じ球種を投げてくるという本格派。とりあえず、清原に破壊されないように見張っておいたほうがいいですよ。

松阪破壊計画、失敗
 「19日と20日の試合に何としても連投しろ!」との堤オーナーの有り難いお言葉を頂いた松阪は、まず19日の西武ドームこけら落とし記念紅白戦に登板。最終回の5回、ツーアウトから登場。バッター伊東は初球を打ってライトフライ。たった1球の登板となった。試合後、「伊東さんは初球打ちはないと思って力を抜いていました。1球じゃあ物足りない」と笑っていた松阪だが、オーナーへの嫌がらせのように最終回2死から出した東尾の反骨といい、わざと初球を打って投球数を減らした伊東の友情といい、まだまだライオンズ捨てたもんじゃないぞという野球ファンの声と、そんなもんどうでもいいから松阪がもっと見たかったという野球好きでも何でもないジジババ招待客の声がシンクロする試合であった。


3月20日(土)
野村監督・今日のイヤミ(19日)
(正捕手争いに)「今の阪神に正捕手はおらん。みんな守りを打に活かすことをせん。誰でもいいか。記者投票で選ぼうかな」
(ささやきについて)「銀座で遊んどったとか言うって言われたが、それは、たまに、だ」(たまには言ったんですな)
(先発し好投しながらリベラのKOで勝ち星の消えたメイに)「メイは去年運が悪かったから今年はええやろうと思ったが、やっぱりアカンな。運が悪い人って、いるもんだ。三原監督は運の悪い選手は使わなかった。メイは今年もダメやろ」(ああ、メイ2軍落ちの予告か)

20日のオープン戦
 阪神−ロッテは雨で中止。昨日の雨のため登板するはずだった藪と川尻はいつ投げる?ヤクルト−オリックスも中止。
 読売4−1西武。松阪は3回投げて後藤と仁志に一発を喰らい負け投手に。しかし4奪三振はさすが。
 広島9−8ダイエー。この両チームにはこのような打撃戦しか残された道はない。ペルドモの1イニング2二塁打などで1回表に8点取った広島が逃げ切ったが、先発佐々岡、2番手玉木がボコボコに打たれる。救いは最後に小林が2回を5三振と完璧に抑えたことくらいか。いいかげんディアスにショート守らせるのは止めなさい。また野村監督がレフト大豊とか言い出すから。
 中日4−4近鉄。中日の福留、久慈はまたもノーヒット。12球団一期待できない1、2番コンビだ。関川が復活していきなり2安打。島崎が登板して2回を1失点。近鉄のデラクルーズとバルデスは2アウト毎に投手交代する佐々木の不可解な投手リレーにもめげず揃って無失点。ゴメス2本、ローズ2本、クラーク1本、ほとんど外人選手のホームランだけの得点。
 日本ハム6−5横浜。横浜の斎藤は5回7失点。日ハムのフランクリンと阿久根は1安打ずつ。古溝が1回を無失点。

開幕投手は喧嘩両成敗?(日刊スポーツ)
 藪だ、川尻だとファンも論争する開幕投手争い。川尻の滅多打ちにより藪に確定かと思われたが、野村監督は2年目、通算0勝の井川を起用する構想を明かした。もともと初物に弱い読売。左投手で左の松井、高橋、清水を抑えれば勝算我にありと。まあ、どうせ開幕戦8連敗中だし、9連敗してもいいんじゃない?たぶん3戦目に出てくるガルベスに藪をぶつけてエキサイティングな殴り合いが見たい気もするし。

レフト大豊?(日刊スポーツ)
 「ジョンソンよりまし」だそうですが、ノムさん、無謀すぎます。それとも新庄に飽きたから大豊で遊ぼうという魂胆でしょうか。

白い帽子は弱い?(日刊スポーツ)
 「帽子が白いと弱そうに見える」との野村監督のご託宣で、来期からホーム・ロード共に黒帽子に統一するとのこと。でもやっぱり黒と黄色の昔の帽子がいいなあ。ユニフォームも黄色と黒のギザギザが入ったやつ。あれを改良して新撰組風にできないかなあ。

あの人にこんな名前を(夕刊フジ)
 読売の長嶋監督が年来あたためてきた高橋のニックネームを開幕までに公表することを宣言。「それは動物にちなんだ、覚えやすいもの」だそうです。確かもう「モスラ」と命名されていたがなあ。対抗して原コーチも「二岡のニックネームはオレがつける!」と宣言。去年の「ビッグステーキ打線」不採用がよほど不満だったか。ちなみに長嶋監督のつけたこれまでのニックネームは、元木「くせもの」仁志「小さいの」上原「二岡」。


3月22日(月)
野村監督、今日のイヤミ(20日、21日)
(無失点ながら2四球と不安定なリベラに)「不安定だな。あんなもんか」
(サントリーカップ3戦連続MVPの今岡に)「オイオイ、また今岡か。開幕までに運を使い果たすな、って言っとけ」
(3回、無死2塁で湯上谷を歩かせた場面に)「3回で失点を気にする必要はない。あそこは走者を溜められるのが一番嫌なんや。メイも北川もダメ」
(好投の福原に)「雨で先発テストする投手が溜まっとるからな。福原までは廻らん。リリーフやな。プロは実力の社会やけど、新人監督で伝統とタテジマに拘束されとる身やから、遠慮しますわ」
(藪のみ好投の投手陣に)「今のところローテーション投手はひとりだけ。藪、藪、藪、藪、藪だ。実力で並べれば藪、福原、井川の順かな」(その福原を、なぜ使わないんですか?)
(その先発失格の川尻に)「川尻はわからん。ヤクルト時代、川尻先発でも誰も嫌がらなかった。阪神に来ると大エースでしょ。評価高いんやな」

21日のオープン戦
 阪神5−1ダイエー。ほんまに、サントリーカップとパリーグ戦にはよう勝つ。これで3連勝の単独首位。新庄は前の回に走者で出たため投球練習ができず、ブルペンで3球、マウンドで6球投げただけで登板。いきなり松中に本塁打される。しかし後の湯上谷、柴原、本間は抑える。先発のメイ、藪、リベラは無失点と好調。今岡が猛打賞。ダイエーは先発の佐久本が不調。
 読売6−2日ハム。読売のガルベスは無走者だといいが、足が速いランナーが出るとイラついて打たれ、ますますカッカして連打されるという昨年同様。日ハムの建山はワンアウトも取れず1失点。
 オリックス6−3横浜。オリックスの伏兵外人ゴンザレスが2安打したのは悩ましい。ウィンは2回無失点。徳元も1回無失点。
 中日4−1ロッテ。中日の福留と久慈はまたも無安打。川上、岩瀬、落合が好投。
 西武4−2ヤクルト。西武のマニュエルは2回無失点。シアンフロッコ、ブロッサーは1安打。
 近鉄3−2広島。復活の佐野は2回1失点。これも復活の大塚が1回無失点。バルデスは1回1失点。広島のディアスはショートからサードに移されるや2安打。やっぱりショートは無理だってば。

22日のオープン戦

 阪神は4−5で近鉄に負け。先発の中込が3失点、川尻が1回1失点、福原がリリーフで1失点負け投手など、阪神の先発に展望はない。坪井はまたもノーヒット。葛西が無難に投げたのが救いか。近鉄はバルデス、デラクルーズ、前川が無難に投げた。
 読売8−4ロッテ。ロッテのブレイディーが2安打。川井は清水、松井を抑え、左用投手としてアピール。読売はホセが2回無失点。
 オリックス4−4広島。広島のディアスはショートで3安打。どうなっているんだ。オリックスの川越は5回を2失点とまあまあの出来。
 ヤクルト4−1日本ハム。ヤクルトの先発ハッカミーは4回を1失点と無難な出来。日本ハムの建山は1/3回を1失点と内容悪し。
 横浜16−15ダイエー。ダイエーの若田部8失点、田之上4失点。横浜の川村6失点、横山6失点。
 中日5−1西武。中日の福留と久慈は今日もノーヒット。重傷。島崎は1回を無失点。

「パリーグ6球団の愉快な闘い」「新人王を占う」を掲載しました。


3月23日(火)
野村監督、今日のイヤミ(22日)
(またも打たれた川尻に)「横手投げ投手の生命線は下半身。下半身に粘りがなくなると、リリースが早くなってああいう球になる。皆川や杉浦が引退した頃もああだった」
(川尻に自主調整を任せた八木沢コーチに)「阪神で走ってるのはベテランばかり。一流投手はよく走るらしいが。いったいコーチは何を教えてるんだ」
(山田と定詰を比較して)「捕手のリードには表と裏がある。定詰は両方知っている。山田は表しか知らん」
(長嶋家の風呂はひのきと聞かされて)「ウチは大理石。大理石の方が自然なんや。ひのきはすぐお湯が漏る」(そこまで対抗しなくても…)

23日のオープン戦
 阪神は10−3で近鉄に快勝。定詰が3安打1本塁打6打点と狂ったように打った。大豊と今岡も2安打。坪井は今日も無安打。井川が先発し5回1失点と、ローテ入りほぼ確定。部坂は1回2失点とちょっと下降。近鉄のマットソン、前川はまあまあ。ユウキひとりで8失点。
 オリックス5−3広島。オリックスのペレス猛打賞、ゴンザレス1本塁打。1軍外国人枠争いが悩ましい。徳元は1回無失点。広島のレイノソは3回2失点と打たれた。ディアスが本塁打。
 横浜4−3ダイエー。横浜の矢野は5回3失点、井口に一発を浴びる。

新庄、左足故障(日刊スポーツ)
 22日の近鉄戦で左太股を再び痛め途中退場。21日のダイエー戦で無理して投げたのが悪かったのでは。復帰は未定。


3月24日(水)
野村監督、今日のイヤミ(23日)
(打撃不審の坪井に)「坪井は打ちに行くときの形ができていない。ここがイチローとの差。坪井の打撃は訳がわからんから、修正のしようがない。立ち直るには時間がかかるやろな」(ああ、坪井のレギュラーは風前の灯火)
(負傷で途中退場の新庄とブロワーズに)「ブロワーズと新庄は休んでくれると助かる。若いのを使いたいからね」
(選球眼の話題になって)「選球眼で凄いのは王、それと榎本さん。ストライクの判定に振り返って『今のは3センチ外れている』と言ったことがあるんだ。大豊は3メートル外れても振るもんなあ」

24日のオープン戦
 阪神は試合なし。
 西武4−4ダイエー。豊田と土井の両先発が4失点。
 ヤクルト4−0オリックス。スミスが復帰即2安打、高橋が2本塁打などで取った点を石井、廣田、加藤が完封リレー。きっちり1暴投しているところが石井だぜ。姉さん女房の星、ペタちゃんも復帰。
 中日10−5日ハム。中日の福留、久慈に久々の安打が出た。今中は勝ち投手だが2失点と内容は悪い。岩瀬、島崎は無失点。日ハムの立石は1アウトの間に4失点とぼろぼろ。フランクリンが3割6分、阿久根が3割2分の好打率を維持。
 読売8−3横浜。横浜のポゾはここのところ当たりが止まっている。戸叶、森中、島田の投手陣は松井に4安打1ホーマー、仁志に3安打と打ち込まれた。

濱中、開幕レギュラーへ(日刊スポーツ)
 負傷した新庄の2軍落ちが決定。空いたセンターの座には濱中が就くことがほぼ決定。しかしなあ、坪井、平塚、濱中って外野陣は怖すぎる。

阪神−近鉄のトレード密談(日刊スポーツ)
 オープン戦後、阪神野村監督と近鉄佐々木監督が大阪ドームのベンチ裏で約30分間の密談。佐々木監督はトレードの話だったことを認め、具体的な選手名も出たと語った。一時盛り上がったものの桧山の負傷で立ち消えになった桧山−小池のトレードがいよいよ成立か?桧山は回復してバッティングもできるようになったし、小池はオープン戦で打たれて首脳陣も柱として扱わなくなったし、今ならほぼ両者釣り合う。それに、新庄の2軍で桧山レギュラーという話が全く出ていないことも臭い。

横浜に内紛の兆し(夕刊フジ)
 23日のダイエー戦で中継ぎ登板し、3者凡退に切って取った佐々木。ところが、権藤監督の続投指令を無視し、勝手にロッカーに帰ってしまった。権藤監督は開幕20試合でのスタートダッシュに賭けることを宣言し、そのためには佐々木を1イニングに限らず使い潰す覚悟。そのための「オーバー1イニング」のテストを行う予定だったが佐々木は拒否。シーズンに入っても、同じ場面が再現されるのではないか。そのとき勝つのはおそらく佐々木。開幕20試合に負け越すようなことになると、権藤vs佐々木の対立から一気に権藤休養ということもあり得る。だ いたい、「スタートダッシュ」を宣言したチームがその通りになったためしがないことくらい、長嶋監督を見ていれば分かると思うが…。


3月25日(木)
野村監督・今日のイヤミ(24日)
(開幕ローテーション入りが期待される井川に)「1ヶ月に1万円しか使わんらしいな。いい若いモンが金を貯めてどうする。江夏でも江本でも、一流投手はみんな金が入ったらドーンと使ったもんだ」(なぜ一流投手の例に江本が?)
(練習中鼻骨骨折の田中に)「代わりはいっぱいおるで」(田中はこれに、「大丈夫です。荷物も出したし、《オープン戦遠征に》行きます」と答えた。男やで)
(またまた不調の坪井に)「左バッターのフォームは綺麗に見えるが、右バッターはぶさいくに見える。だから右バッターのフォームを鏡に映してみると、左ならどんなフォームか見えて面白い。今の坪井を鏡に映してみたいな」(左でぶさいくなフォームだから、右ならさらにひどい…という意味ですな。野村監督、坪井イジメがいよいよ全開の感があります。坪井の開幕1番の確率は50%か)

25日のオープン戦
 阪神は試合予定なし。
 ヤクルト4−0読売。ヤクルトの宮出は7回を無失点と先発ローテ入りをアピール。スミスは復帰するや大活躍。今日も本塁打1本。これは、私の評価1を修正しなくては。ペタジーニは無安打だが四球を3つ選ぶなど選球眼のいいところを示した。橿渕は2安打。読売の上原は6回を3安打1失点とまずまず。
 中日4−1ロッテ。中日のサムソンが7回1失点と好投。福留は1安打。ようやく1試合に1本は出るようになってきた。ロッテは小林が2回、川井が1回を無失点。
 西武8−3近鉄。西武のシアンフロッコは4打数2安打、ブロッサーは2打数2三振と明暗を分けた。

メッツ、野茂を解雇
 ハーシュハイザー獲得のため選手枠を空ける必要があり、野茂が外された。ウェーバーリストに載せられ、大リーグの他球団との契約がなかった場合、日本の球団が獲得可能となる。なんだか、ナベツネが動き出しそうな予感が。保有権のある近鉄がとりあえず契約して、野茂−桧山のトレードなんてあり得るのかな?

知らぬ間にニエベス
 今年は本社の莫大な赤字とせっかく盗んだ暗号が読めないため外国人選手ゼロで純血路線を突き進むかと思われていたダイエーホークスが、3月18日、前ツインズのメルビン・ニエベス外野手と契約していたことが明らかとなった。大リーグ通算68発、吉井から本塁打を打ったこともある一発屋とのこと。なにせ全く試合に出ていないしロクでもない選手かと思ったが、ビザ等の関係で5月以降でないと来日できないとか。


3月26日(金)
野村監督、今日のイヤミ(25日)
(メッツを解雇された野茂に)「どうせ巨人が狙っとるやろ。何億円かで待っとるよ」(ノムさん、違います。何十億です)
(さらに野茂に)「野茂は速いのか。もう遅いやろ。ストレートとフォークだけで…阪神に来れば何勝できるのかな。今の実力はわからない」(いや、それでも阪神投手陣ナンバーワンの速球ですってば)
(野球選手血液型論で)「B型は自殺しない。いざとなったら開き直るんだよ。坪井はBやろ。足を上げるなと言ったら、逆にもっと上げる。古田もそう。バッターの攻め方を教えても、分かってるくせにすぐには使わない。人の言うことを聞くのがイヤなんだな。だからB型は厄介や」(血液型分類で坪井=古田=長嶋=厄介、だから使いたくない、と。でも野村監督もB型…。ところで、いくら自殺しないといっても、そんなに坪井をイジメるのはやめてください)
(さらに坪井論)「坪井は心配だよ。あんな特殊なバッティングは難しい。B型だから、企画力があるんだ。アイデア打法だよ。しかしよくあれで3割打ったな。簡単な方法があるのに、わざわざ難しい打法にチャレンジして。ある意味では凄いことだね」(もはや開幕スタメンの可能性は30%以下か)
(サントリーカップ優勝について)「ああいうのに勝つのはよくない。運はとっとかないと」(これは、3試合連続MVPの今岡に対する痛烈なイヤミ)

26日のオープン戦
 阪神は広島に1−4で破れる。これで対セリーグ戦1勝6敗。藪は先発し4失点。どないなるんや開幕は。打つ方は坪井、平塚、矢野の散発3単打のみ。ブロワーズが抜けたとはいえ、情けなさ過ぎる。阪神の通算打率、.243。シケとんなあ。坪井は.228。高橋とえらい違いや。広島は野村が復帰、菊池原は6回を1点に抑え先発アピール。キャンプで怪我し「たるんどる!」と丸刈りにされた山内は2回を完封。今年は広島よりは上と信じとったが、そうともいえんで。下方修正せねば。
 ダイエー2−0ロッテ。ダイエーは先発西村が7回完封。ロッテはリリーフの河本が1回を完璧に抑えた。
 近鉄20−10日ハム。両軍合わせて33安打、6本塁打が飛び出す大打撃戦。やっぱりいてまえ打線は勢いがつくと怖い。ノーガードの打ち合いになったら12球団一でしょう。近鉄の武藤、クラーク、磯辺、高須、日本ハムの西浦が猛打賞。日ハム投手陣は芝草が1回もたず7失点、代わった今関も3回で6失点と、先発投手に暗雲。この2人が10点以上の防御率ではね。近鉄では赤堀5失点も痛いが大塚に代わるリリーフ候補のデラクルーズが抑えきれず4失点(四球2、単打1、二塁打2、ボーク2)というのがそれ以上に痛い。復活佐野が1回を無失点なのが救い。


3月28日(日)
野村監督・今日のイヤミ(26,27日)
(セリーグ戦5連敗とどん底のチームに)「メンバーが固定できん。固まるには1,2年かかる。ワシがクビになるころ、やっと固まるんやないの」(そして新監督が「新戦力を」といってまた崩す…阪神恒例の賽の河原)
(井川に続いて濱中にも)「濱中は痩せとるな。若い内はもっと身体に金かけなあかん。寮の食事は予算内だから駄目。ワシなんか若い頃は焼き肉とかどんどん喰った。翌朝、顔は油ぎっとるし、ビンビンや。その勢いでホームラン打った」(ビンビンって、何が?)
(最近の風潮に)「オフになると他球団の選手と和気あいあいでゴルフに行くやろ。そんなんで敵愾心が沸くか。ワシは昔、飲み屋に行くのでも西鉄の選手がいないか確かめてから入った。でも中西太さんはあの人柄だから、つい同席しちゃうんだな。それで厳しい攻めができなくなる。逆に豊田なんかはぶつけろって投手に要求できた」(それはノムさん、豊田が嫌いだからでは?そういえば江本も豊田嫌いで有名ですな)
(27日のロッテ戦で初芝に本塁打を打たれた川尻と定詰に)「ああいう風の強い、高く上げればホームランになる日に、ああいうところに投げるなんて、何を考えてるんや。定詰は時々、ああいうおっちょこちょいをやる」
(ジョンソンに)「ジョンソンは研究熱心やけど頭悪いな。いつも鏡の前でバッティングの練習してるけど、同じミスを繰り返す」
(最近の雑な野球を嘆いて)「それにしても3年勤まるかな、ワシ。ワシは人間らしい野球がやりたいだけなんやけどな。今の野球は野獣野球。本能だけで野球やっとる」

27日のオープン戦
 阪神はロッテに1−5で破れる。これでサントリーカップは3勝2敗。野村監督の望み通り、優勝はほぼなくなった。ロッテの黒木、小林、ウォーレンの前に散発8安打、ブロワーズの本塁打による1点のみのお寒い内容。先発メンバーのうち定詰と大豊を除く7人に安打が出て、なぜ1点?川尻は6回を3失点と、まあまあの内容か。福原は2回を完封。弓長が1回2失点と、完調時にはまだ遠い。それより濱中2失策、坪井1失策と、新庄なき外野陣には限りなく不安が漂う。どうせ打てないんだったら、曽我部のほうがええやん。(はっ、こう思わせてしまうの が野村マジックか?)
 広島2−1西武。広島のミンチーはしっかり6回1失点。広池、レイノソも無失点。西武の柴田が1番で3打数1安打と1軍への生き残りをかけてきた。西口は6回2失点とまあまあの内容。
 ダイエー5−3日ハム。フランクリンは1安打でライトのポジションはほぼ確定か。ショートに田中が復帰。古溝は1回1失点。本西は途中からセンターに入り1四球1三振。
 オリックス5−5中日。中日の福留は2番で久々の2安打。関川がスタメンレフトで1安打1打点。武田と島崎がともに2失点と打たれた。岩瀬は1回無失点。

28日のオープン戦
 阪神はオリックスに1−3で破れ、サントリーカップ3勝3敗。オリックスのルーキー川越の前にたった1点。メイは好投するが崩れると早い前例通り、5回に連打で2点を失う。坪井はまたもノーヒットで、ついに打率.218。
 西武6−1横浜。西武の松阪が6回を11奪三振、1失点と好投。テレビで見てたけど、西武の攻撃は一切放映されず野手には気の毒な中継でした。ポゾは小柄だが振り回すタイプの選手で、扱いやすそう。
 ダイエー10−1ヤクルト。ヤクルトのスミス1安打、ペタジーニ2安打と、両外人はクリンナップに出てきそう。川崎と田畑はダイエー打線に捕まって不安な出来。
 広島2−0ロッテ。広島のディアスは3安打1ホーマーと大活躍。でも他に2安打しか出ない。広島のオープン戦打率は.208と12球団最低。いつからこんな貧打チームになったのか。
 読売4−3近鉄。読売は桑田−ガルベス−斉藤−槇原の豪華リレー。斉藤は2回5安打1失点と不安な内容。近鉄のバルデスは1回無失点。どうやら大塚が出てくるまでのリリーフエースになりそう。
 日ハム3−0中日。中日の福留は4打数1安打。野口が3イニング2失点というのも不安。岩瀬は今日も1回を無失点。

新庄の復帰は4月後半(サンケイスポーツ)
 肉離れのため打撃練習は4月5日頃から、投球練習はもっと遅くなるという。野手としての復帰は4月下旬、投手としては5月以降となりそう。

ガルベス登板回避(サンケイスポーツ)
 新任の鹿取投手コーチは、開幕3連戦の阪神戦にはガルベスを使わないとの意向を示した。「もちろんいずれは阪神戦でも投げるが、とりあえず危険を冒さずに済むならそうする」とのことで、阪神3連戦は桑田、斎藤、入来が有力となった。しかし、あの監督のことだから、「んん〜鹿取くん、実力ですね、パワーのあるガルベス君、ホワィどうして、使わないのですか?アンビリーバブルで信じがたいことですね」などといってまた全ての過去を忘却精算して使ったりするのではないか。

ペタジーニ詳報
 母さん女房の星、ヤクルトのペタジーニ選手(27)の家族構成が最新号の週刊ベースボールに載っていました。それによると奥さんが25歳上の52歳ですが、奥さんの連れ子がふたり。長男がペタジーニ選手の3歳上の30歳、長女が12歳とのこと。以前のは、長男と長女が融合した情報だったようです。しかし、長男と長女の年齢差も18歳…ますます訳が分からないペタジーニ一家の様相であります。


3月29日(月)
野村監督・今日のイヤミ(28日)
(オリックス戦でミス11連発の阪神ナインに)「呆れたチームや。防げるとか防げないとかいうミスやない。野球選手なら本能的にできるはずのことができない」
(さらに報道陣に逆取材)「このチームは公式戦でもこんなミスをするの?あんたら、いつも見てたから知ってるやろ。どうや?」
(坪井、今岡に)「今日は今岡を刺激しようと思って平尾を使った。今岡にしろ坪井にしろ、新聞の1面で取り上げるもんだから、自分のことスターだと錯覚しとる。よそなら試合に出れんが阪神だから出られる。その辺のところが分かっていない」
(大豊のレフトに)「レフト大豊は無理を承知で使っている。ジョンソンとどっちがマシか試している。攻撃型布陣の時、いきなり守らせるのは可哀想だから。そもそも、ジョンソンは外野できると思ってたのに…」(どっちも無理です)

29日のオープン戦
 阪神は6−4でオリックスに勝つ。濱中が2安打。平塚が1安打1盗塁と若いところを見せた。先発中込は5回2失点でまずまずか。井川が1回2安打されて初の失点。舩木、リベラは0点に抑えはしたが舩木は4四球1暴投、リベラは2四球1暴投と安定にはほど遠い内容。
 ダイエー3−0ヤクルト。ダイエーは山崎、若田部、永井が完封リレー。先発候補の3人が好投は収穫。ヤクルトはハッカミーが4回無失点と好投。スミスは今日もヒットでライト定位置取りそう。
 西武9−5日ハム。日ハムのウィッテムが8失点の大乱調。古溝がその後を抑えた。本西はDHで1安打。


3月30日(火)
ナベツネ狂乱「開幕ガルベス」(朝日新聞)
 開幕戦天覧試合構想が「巨人の野球は教育に悪いから行かない」とあっさり断られ、ご乱心のナベツネ。先日は夕刊フジで「ワシの署名記事は全部ゴーストライターに書かせたガセ記事なんじゃが、今回はライターがワシの言ってないことまで書いたのぢゃ!」と自ら贋記事をカミングアウトしたが、ついに「開幕投手はガルベスにきまっとる!ワシの悪の経営学にふさわしい人材はガルベスと清原しかおらん!」と吠えた。鹿取コーチがあれだけ言っていたのに(28日の記事参照)、現場の意向なんぞ1ミリも考えていない御大、ああ馬場さんは偉大だった、と涙にふけりながらも、ガルベス、藪、そして清原の開幕戦、これは必ずや東京ドームの天井幕を血桜で染めるに違いないとの確信を抱く当局であった。


3月31日(水)
野村監督・今日のイヤミ(29、30日)
(オリックス戦5回、スクイズの場面で)「あそこは2ランスクイズを決めてほしいな。和田がええバントしたんやし、絵に描いたような2ランスクイズの場面やないか」(3塁走者八木、2塁走者は…坪井)
(28日の試合の定詰に)「キャッチャーは慎重でないといかんのに、調子に乗りやがって、野球が雑になっている。ピッチドアウトしたのに投げずに盗塁させた場面でも、『セカンドとショートのどっちが入るか見てた』と言うんや。平尾が入っとったやないか。言い訳のウソは罪や」
(今岡のプレーに)「アイツは全力疾走しない。いつからそんなに偉くなったんや。フライが飛んだって『捕れません』と追っかけない。ショートに飛んだ打球は全部フェアなんだから、とにかく捕りに行かなきゃならん。人間性の問題や。今度あんなことしたら平尾と代えるぞ、と言ったんやが、平尾があのザマや」
(「野球は監督がやるんじゃない。選手がやるんだ」というガルベス発言に対し)「たとえ外国人とはいえ、選手にこんなことを言わせるようでは。これは長嶋監督に対する最大の侮辱やぞ」
(開幕一軍漏れの新庄に)「あれだけの素材だ。新庄はピッチャーかショートだよ。外野は年取ってからでもできる」(頼むからもう新庄で遊ばないで下さい。それに外野ってそんなもん?本気?ひょっとしてジョンソン、大豊の外野も本気?)
(「野村阪神は吉田阪神から進歩なし」の読売スカウト報告に)「……(無言)」

今岡、優秀選手賞
 サントリーカップで3試合連続MVPに輝いた今岡。打率.579で首位打者。優秀選手賞を獲得した。もちろんノムさんの評価は「運を使い果たした」と相変わらず低い。しかしライバル平尾の評価が「高校時代に運を使い果たした」とどん底なので、なんとかレギュラー安泰か。ちなみに最優秀選手は読売の高橋。

左のワンポイントに遠山を指名(日刊スポーツ)
 今期から上手投げと横手投げの2刀流投法となった遠山を、調整遅れの弓長に代わって左のワンポイントリリーフとして起用することになった。「緩急もある。度胸もある」とは野村監督の言だが、確かに”急”以外はあります。

藪と清原の果てしなき遺恨レース(夕刊フジ)
 28日の対近鉄戦後、開幕投手が藪と聞くや、「そのうちにケリつけたる」と清原の放言。もはやストーカーと化しております。ほんま、こいつだけは頭蓋ぶち割らんとわからんようです。病院送りにするかガルベスと一緒に永久追放にするか。いやはや、藪も遺恨ならこんな引退寸前のポンコツじゃなく、松井とか古田との遺恨の方がよかったよなあ。

森祗晶氏の3連戦勝ち越し秘策(日刊スポーツ)
 まず第1戦は捨てる。好調なガルベスに藪で対抗するのは3連敗の危険がある。メイ程度でお茶を濁す。第2戦、不調の桑田に藪をぶつけ、確実に勝ちに行く。そして第3戦、川尻か中込の先発で、危なくなったらすぐ井川を投入。まさかここで井川が、というショックで読売打線沈黙の公算が高い。これで2勝1敗の勝ち越し。もっとも、これには4番ブロワーズの活躍が必須。過去数年間、石嶺、桧山、パウエルといった貧打4番の轍を踏むのでは、まるで勝ち目がないことは言うまでもない。
…というシナリオですが、ううむ、ガルベスはそんなにいいかなあ。ランナーを出せば攻略しやすそうだが。

野村構想では(サンケイスポーツ)
 開幕は正攻法で藪。第2戦はメイ。第3戦にルーキーの福原を起用。井川は「スーパーサブ先発」としていつでも投げられるよう準備、とのこと。

開幕1軍メンバーを発表
 主な抜擢は、福原、遠山、北川、濱中、田中、高波、曽我部など。
 主な2軍落ちは、湯舟(故障)、葛西(調整遅れ)、新庄(故障)、桧山(故障)、山田(実力不足)など。
 井川については遠征には帯同し、開幕直後に昇格、先発させるとのこと。つまり、藪、川尻、メイ、中込、吉田あたりの先発陣はぶざまなピッチング、即、井川と交代で2軍落ち、ということですな。
 しかし、外野で守備が平均以上なのは曽我部ひとりというのは、心配ですなあ。

ナベツネまたも狂乱(日刊スポーツ)
 30日、読売激励会で例のバカが「審判にボールを投げつけるくらい大したことじゃない。ワシはいままで何人も殴ってきた」と狂犬のような発言。だからアンタがクビにならない読売グループが、腐れきってるんだってば。さらに、「槇原が35か40セーブしたら槇原神宮を建てよう。将門の首塚をとっぱらって」と神をも恐れぬ発言。これで祟らなかったら、将門じゃないぞ。


4月1日(木)
 いよいよ翌日は開幕。これまでご愛顧頂いたトラハタも、そろそろお別れの季節が近づいてまいりました。しょせん、阪神ファンの楽しみは開幕と共に終わる。いつまでキレずに応援を続けられるでしょうか。ああ、開幕が近づくにつれ弱気になる私。
 ところでメディアファクトリーという会社から「タイガースファンという生き方」という本が発売されました。私もちょこっと書いていますので、もしよろしかったら手に取ってみてください。以上宣伝。

野村監督・今日のイヤミ(3月31日)
(藤川に)「ええ球投げとる。松阪より上や。でも身体は松阪の方が上。寮のメシじゃなく外食でええもん食べて、あと3,4キロ増やせ」(寮の賄いさんに失礼ではないか。寮の食事を向上させる方が本筋だと思うが)
(好きな戦国武将を聞かれて)「ワシは信長。いつも後ろから刺される。南海でもヤクルトでも。阪神にもフロントに明智光秀がいっぱいおる」
(読売に関して)「オープン戦で首位のチームが公式戦で優勝したことなんてほとんどない。オープン戦は作戦も継投もないからな」
(松井ヘッドコーチに)「IMKトリオって知ってる?今、チームで流行ってるんだけど、井川、松井、北川のこと。口がぽかんと開けっ放しで、いつも笑ってるように見えるんや。昔、テレビ中継を見ていたお客さんから『なんで監督の横の人は負けてるのに笑ってるんですか』と聞かれてね。生まれついた顔だから仕方ない、って答えた」(岡田二軍監督も入れてカルテットにしてあげて下さい)

湯舟復活へのシナリオ(日刊スポーツ)
 30日、ウェスタンリーグの対オリックス戦に登板、5回を2失点。オリックス野田との「おまえらこんな所に居てええんか」対決にも勝利し、復活をアピールした。早ければ4月13日の対横浜戦から1軍で投げる予定。

開幕に向けての情報戦
 阪神は31日、1日の両日ミーティングで総計6時間にわたって読売選手を解剖。31日は2時間でやっと1番仁志から3番松井まで進むという、詳細を究めたもの。しかも全選手に「書けば憶える」と筆記を強要。
 対する読売は「研究の要なし」と片づけたが、さすがに福原、井川ら新戦力のビデオを約10分鑑賞。しかし原コーチが「福原はまとまってる感じだね。井川は荒れ球」と、どう考えても逆としか思えないコメントを残していた。


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