トラハタ時事新報(1999年7月)


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7月1日(木)


野村監督・今日のイヤミ(30日)
(来日したミラーと顔を合わせて)「顔見ただけだし、評価は急いじゃいかん。でも、もっと背が高いかと思ってた」(おいおい、球速だけじゃなく身長もサバを読んだか?)
(2軍落ちを通告した川尻に)「鳴尾浜でもっと走ってこい。阪神の投手がなぜ球が遅いかわかった。走ってないんだ。昔の阪神選手はよく走った。走るのもジョギング程度じゃいかん。血ヘドを吐くほど走らないと強化にならん」(おお、ついに広島「胃から血の汗が出る」道場への仲間入りか?)
(4タコのジョンソンに)「情けない。4打席全部同じ球を同じ打ち方で同じとこに凡打や。まだしも大豊の方が、打たなくても期待がもてる」
(5失点でKOのメイに)「ボールが遅いくせに真っすぐが主体、遅い割に球筋がきれいだから、ホームランが打たれやすい。変な本格派」
(6月8勝13敗に)「6月はロクなことがなかった。これ以上悪くなることはない、あとは上がるだけ、と思って7月に臨みたい」(と思っていたら、まだまだ下があるんですよ、阪神ってやつは)

中谷の視力回復は絶望的……(日刊スポーツ)
 回復例がなく、今オフの退団はほぼ決定だそうです。で、原因はと言うと、5月末に某選手が「電話だよ」と投げた携帯電話が目にぶつかったことだというから。某選手も気の毒ですな。「そういうアホなことをする某選手とはどこのどいつじゃ!」とか「携帯を受け損ねた時点で、すでに動体視力が落ちとったんとちゃうかい」というようなツッコミや、「なるほど、ノムさんが携帯電話禁止にしたのはこういう事態を想定してか」とか「これはカツノリを呼び寄せんとする野村一族の陰謀だ」というギャグも、今のところ飛ばす気になれません。はああ。

福原の明日はどっちだ
 夕刊フジによると、「福原先発、藪ストッパー」で、先発としてピッチングの幅を広げるためにスローボールの習得を指令したとか。ところが日刊スポーツは「ミラー参加でリベラ2軍落ちのため、福原がリリーフエースに」で、単調な投球で痛打されるのを避けるため、リリーフエースとして遅い球は絶対必要、とのことでサークルチェンジ習得とか。はてさて福原の進路はどっちだ。「故障して2軍落ち」ってのはいやんいやん。

今日の阪神
 いきなり1回、やってくれました。中日の先発武田を攻めたものの、1イニング4安打2四球で2点って、凄すぎるぜこの無駄打ちは。
 しかし藪が久しぶりの好投で7回まで投げ、田村、福原、リベラの完封リレーで再び5割復帰。6月当初の目標、「5割を維持」は1日遅れではあるが辛うじて達成できた。なんとかこの先。

7月2日(金)


野村監督・今日のイヤミ(1日)
(監督について)「監督は人任せの職業。ここで打ってくれとか、投げてくれとか、祈るしかない。自信ってのは自分で自分に依存することから生じる。だから監督は自信がもてない。自信たっぷりの監督はウソや」(これは長嶋監督に言っているんでしょうなあ)
(ジョンソンとブロワーズの活躍で勝って)「思わぬ人が打って、守った。ジョンソンは打撃改造効果? えてして変えたその日はいい結果が出る。すぐ戻るよ」(そこまで、ジョンソンが憎いですか?)

監督批判相次ぐ(日刊スポーツ、毎日新聞)
 野村監督批判の先駆けはメイとブロワーズ。アメリカの野球雑誌「ベースボールウィークリー」の取材に「あの監督は勝てば自分の手柄、負ければ選手に責任を押しつける」と野村監督批判をやったそうだが、ブロワーズは「あれはメイへのインタビューでオレは刺身のツマ。それに監督の悪口は言っていない。最下位から健闘したのは監督の手腕と言ったんだ」と逃げる。言ってることが全然違うじゃん。とりあえず球団は、自分が連れてきた選手だけにこれ以上コトを荒立てたくないので、不問に処す方針。
 次いでは大豊。前日の日刊スポーツの野村語録で「ジョンソンはアカン。まだしも大豊の方が、打たなくても期待が持てる」(前日の『今日のイヤミ』を参照)とあるのにキレた。「打たなくてもとは何事だ! 何でここまで言われなきゃならないんだ!」とスポーツニッポンに激白。1軍離脱をみずから申し出、甲子園を去った。球団が「腰痛のため離脱」と伝えるとこれにも怒り、「オレはどこも悪くない! 悪いのは野村の言動だ!」と。自分が連れてきたんでない高年俸選手を整理したくてしょうがない球団はこちらには罰金など厳罰に処する予定。罪状は「機密漏洩罪」。

今日の阪神
 1回にブロワーズとジョンソンの得点のみ、継投策の成功、最後はリベラ、全部昨日と同じ。久々の貯金とは言うものの、ブロワーズ、ジョンソン、リベラ、ノムさんが嫌っている選手の活躍で勝っていてはさぞや複雑な心境だろう。
 特にリベラ。ミラー来日で尻に火がついたが、鬼気迫る投球で前日同様パーフェクトな内容。しかしリリーフカーを拒否して徒歩でマウンドに登るなど、心の傷は大きい。しかも、3点差ならセーブがつくところを、桧山がいらんホームランで4点差にしてしまったもんだから、嫌がらせも念が入っている。リベラの悩みは深い。

7月3日(土)


野村監督・今日のイヤミ(2日)
(大豊騒動に)「どうもワシは思ってることをそのまま言っちゃう。成長してないのかな。でも時代は変わった。選手が偉くなったよ。どうせワシはチーママやもんな。忘れてたよ」(こんな時にも首脳陣にイヤミを忘れないノムさんでした)
(2勝目の吉田に)「吉田はよくしのいだ。何が良かったんだろうね。フォームは…直ってないでしょ。直ってるように見えない。あれは打たれ出すととめどない」

大豊騒動は尻切れトンボ(日刊スポーツ)
 野村監督のイヤミについにキレた大豊がみずから甲子園を離脱した一件は、竜頭蛇尾のまま終結に。
 前日は激怒で監督批判、首脳陣批判も辞さなかった大豊だが翌日はトーンダウン。「自分の未熟さで感情的な行動をとってしまった。申し訳ない」と謝罪。球団も契約解除などの極刑は避け、罰金100万円で収拾することになった。実は最初から100万円が欲しかったという話も。
 また前日には「野村監督は選手の評価がころころ変わりすぎる。ブロワーズも井川も、最初はあれだけ褒めとったやないか。それを手のひら返したようにイヤミ連発では、選手はたまらんぞ」と大豊を援護射撃していた星野監督も、「お前が悪い。謝ってこい」と大豊に電話連絡する変わりよう。
 当の野村監督は「言ったのはワシやし、謝らなアカンのはワシの方。期待してるからこそイヤミも言うんだし、期待してなかったら何も言わんよ」と殊勝なことを言っているが、さて、いつまで続くか。

7月6日(火)


野村監督・今日のイヤミ(5日)
(継投策について)「福原は大事に使わんといかん。第2の誰かになっちゃう」(誰?……該当者ありすぎ)
(日テレ「スポーツうるぐす」について)「しかし江川のやってる『スポーツうるぐす』、あれひどいな。巨人の試合を長々やって、巨人の特集を組んで、最後にチョロッと他チームの結果や。それで小川アナが実況したら負けないとか……。あんなん、公共の電波で許されるのか? あんなんやったら、他球団は取材拒否すればええんや。阪神も協力せん」(だから、日テレは公共の電波じゃないんですってば)
(清原について)「西武時代は日テレと話せんかったんやってな。でも巨人に入ったな。入団の時涙流したのにな。恨み続けないのは人格ができてるからや。その点、ワシは人格ができてないから恨み続ける」(人格ができたというか、お金をもろたというか)
(将来の夢)「1兆円あったらな、まず阪神を買うわ。監督兼オーナーや。もちろん甲子園も買う。で、メジャーリーグに加盟してな、球団専用のコンコルドで移動や。補強費は100億円。イチローと高橋と松井、それにグリフィーとソーサとランディー・ジョンソンとクレメンスを引き抜いて……」(勝手に夢見てなさい)

まだまだ続く新外人獲得競争
 すでに今シーズンの獲得期限は6月いっぱいで締め切られたが、読売が台湾五輪代表の曹投手(18才)を、ヤクルトがブラジル五輪代表のミヤモト投手(18才、日系3世)を獲得に乗り出しているらしい。そういえば昔ダイエーが獲得に乗り出した林投手っていま何してるんでしょうか。しかしながら、プロ野球、特にセリーグの球団って、五輪の野球をテレクラの名簿かなんかと勘違いしてない?

五輪代表選手は23日に決定
 んで、その五輪プロ選手派遣の件なんだが、パリーグ側は1チーム1人程度の1軍レベル選手を出す方針で固まっているが、セリーグがあのヤンチャじじいのせいで全然決まっていない。とりあえず13日のオーナー会議後に具体的な選手名のリストアップを行い、23日の臨時会議でプロ側派遣選手を正式決定するんだとか。

オールスターは審判6人制に
 だから、4人じゃ無理でした、4人ではホームランとファウルの判定ができません、と正直に言えばいいじゃん。

長嶋監督、高橋とシャワー室で密会(サンケイスポーツ)
 5日、札幌へ移動し練習を終えた長嶋監督は高橋をシャワー室に引きずり込んだ。他にだれも入れない密室の中、長嶋監督(むろん全裸)は高橋(こちらもむろん全裸)と肉体を密着させ、熱く指導。外からは、熱湯のためだけではなく上気した長嶋監督の、時に甲高くうわずった声だけが聞こえてくる。
「上から腰をぶーっと引き下ろせ! そうだ、そこで水平に腰を回して! ああ、そこは違う! バットを下から出しちゃいやん! あ、そこ、そうそう、そのままぐりっと回して!」(注:語尾、間投詞以外には手を加えていません)
 いやー、この2人、面白すぎるわ。

新庄太股肉離れも強行出場(日刊スポーツ)
 2日の広島戦で左太股肉離れを起こし、試合途中での退場が続いた新庄だが、6日のヤクルト戦にも強行出場、本塁打を放った。だから、絶対、この男、怪我してたほうが無駄な力が抜けて打てるんだってば。

野村監督、ついに優勝宣言! ヤクルトは表3本柱で鎧袖一触や!(サンケイスポーツ、日刊スポーツ)
 「9日からの中日、横浜、巨人との連戦が正念場。ここを5割以上で乗り切れば、見えてくる。ヤクルトは調子を崩しているし、藪、メイ、吉田で充分勝てる」って、ホラホラ、そんなこと言ってるから藪がヤクルトにやられちゃったじゃん。

今日の阪神
 藪が早々にノックアウト、中継ぎの伊藤も火だるま、4番ブロワーズ大ブレーキ、ヤクルト20安打対阪神7安打とほぼ3倍の安打差、それなのにそこそこ競った試合になったというのは、これはもうやはりヤクルト様のおかげというしかない。ま、しかし、藪が3回で10安打2本塁打、伊藤がピッチャーに2点タイムリーを打たれているようでは勝ち目はないわな。

7月7日(水)


野村監督・今日のイヤミ(6日)
(離婚報道に対して)「夫婦円満の秘訣は片方の目をつむれ、というものや。ところが恋愛中は両方の目をつむる。結婚して初めて目を開けるもんで離婚が多い」(いま、両目つむってますか?)
(ヤクルトに負けて)「騎虎の勢いって言葉があるじゃない。勢いでヤクルト戦を乗り切ろうと思ったんだが、乗りきれんかったな。出鼻をくじかれた」(虎は虎に乗れない、というやつですか)

中谷に投手転向案?(日刊スポーツ)
 携帯電話を目に当てて視力低下、選手生命の危機にある中谷に、野村監督が「目が悪いなら投手になればどうや。打者は無理だがミットくらい見えるやろ」と投手転向を持ちかけていた。ノムさん、どうも捕手以外のポジションを軽く考えすぎる癖が抜けない。中谷は「ずっと捕手をやっていて投手ができるほど甘くないと思います」と、はるかに大人の反応。

今日の阪神
 メイは8回まで2失点の好投。しかし打線がハッカミー、山本をまるで打てず見殺し。わかりやすい結果ですね。昨日は20安打対7安打で接戦。今日は6安打同士で3−0の完敗。いやはや、いろんな負け方してくれるで。同じくらいいろんな勝ち方があれば楽しいんだが。
 「両外人が打点を挙げたら無敗」の神話が崩れた途端(あの2人が打てるくらいならみんな無茶苦茶に打つから負けっこない、という説もある)、ブロワーズがさりげなく4タコなのも見逃してはならない。ま、今日はロッテが阪神よりも久しぶりに首位に立ったから、こんなとこで許しといたるわ。

7月8日(木)


野村監督・今日のイヤミ(7日)
(見逃し三振2のブロワーズに)「評論家ならいろいろ言えるが監督の立場では言えない。でもダントツの見逃し三振王だな。元三振王のワシとしても、見逃し三振は理解できん」
(投手陣に)「巨人の上原は要求したところに10球中8球はいくらしいで。あとの2球は球威でカバーや。桑田も6、7球、ガルベスも7球はいくな。昔の稲尾は9球いったやろな。ウチの投手ときたら、どいつもこいつも3球以下や。おまけに球威もなし、ボールゾーンを狙ったのが真ん中に入るし。せめて外角低めへ3割投げればいいが、1割程度の奴もおる」(まあね…上原の力で、野村監督の継投策なら12勝してますよ)
(イヤミ封印宣言に)「もともとワシは無口な選手やった。無知無学なもんで自信がない。それで喋らない。記者泣かせやったで。だいたい野村一族は無口なんだ。おっとりしててな。昔は体を動かす分、口は休んでた。喋るようになったのは引退してからや。講演するようになってからやな。話し方教室に通おうと思って草柳大蔵さんに相談したら、やめろと言われた。個性を殺すことはない、自分なりのしゃべり方でいって、それが野村節になると。説得力はしゃべり方じゃないんや。解説もイヤやったけど、たまにワシの方がマシやという人もおってな。そういう ので自信をつけんと。お喋りな人は中途半端なんや。本当に才能ある人は無口や。広く浅くの人はよう喋る。ワシがそうや。それに老人やしな」(真偽とりまぜて、よう喋ること)
(メイの交代期に)「自分で投球数も登板回数も決めるからな。監督兼投手や。8回は代えようと思っていたんやが、2点しか取られとらんのになぜ代えるのか、って言ってな。結局点を取られちまった」

山村投手は自律神経失調症(日刊スポーツ)
 97年のドラフト1位、中谷捕手の視力障害に続き、94年のドラフト1位、山村投手が自律神経失調症で自宅療養していることがわかった。3月頃から登板後にめまい、吐き気に襲われるようになったとか。これもノムさん神経症か?

今日の阪神
 勝ちに不思議の勝ちあり。

7月9日(金)


野村監督・今日のイヤミ(8日)
(タイガースについて)「先日の騎虎の勢いじゃないが、虎にまつわる故事は多い。その点ヤクルトでは、ツバメに引っかけた言葉を探すのに苦労したもんやけどな。でも中国では、虎は動物の王だもんね。その割にタイガースが勝てないのは、名前負けかな」(いや、’王’に問題があるとみた)
(3回、和田の打席でエンドランを外されて)「和田はサインが出るとソワソワする。あれで読まれたのかな。本来はサインが出ていないときこそソワソワせにゃならん。阪神の選手は根が正直すぎるんで、相手を騙すことができん」(読売の元木みたいなくせものになれ、とは言いませんが……)
(サヨナラ勝ちに)「新庄の場面で石井が降りて、こりゃ面白くなるかなとは思ったんだ。新庄は石井にまるで合ってない3三振だろ。広田に代わって、よっしゃと思ったはずや」(あれは若松監督のナイス継投でした)
(今岡のバスターに)「あの場面はイケイケだから、バントする必要はない。あれはお告げがあった。ワシは天とものを言っとるんや。天照大神がこれまでいなかったけど、あのとき舞い降りた」(あああああ、とうとう電波系)

イチロー始めシドニー島流し(日刊スポーツ)
 オリックス球団代表は8日、「アマ側から要請があれば、イチローといえど五輪出場を拒否しない」と明言した。これは今年の年俸高騰を避けるため、公式戦を休ませて200本安打を阻止しようとする球団の企みと思われる。それを知ってか当のイチローは「出たいとも出たくないとも……。具体的に話があれば考えます」と消極的。
 他球団では西武・松坂は積極的。これは堤がどんだけ長野五輪で稼がせてもらったか考えれば当然。ダイエー井口や阪神今岡も拒否しない動向だとか。しかしこの二人は、おちおちシドニーなんて出かけると、メダルを取って帰ってきたら定位置がなくなっていたなんて悲惨なことが十分予想できる。

今日の阪神
 塁上を賑わしながらもタイムリーが出ない阪神。それを尻目にワンチャンスを福留と関川が確実に決めて3点先取した中日は、5回にも吉田と舩木の乱調につけこみ3点追加。7回には山崎のホームランで駄目の駄目押し。まさに横綱相撲。実力で首位を守るチームと相手がコケてくれないと勝てないチームの差か。こんなチームに吉田、杉山、葛西のローテとか言ってる時点ですでに3連敗の借金1は決定だな。

7月10日(土)


野村監督・今日のイヤミ(9日)
(6失点KOの吉田に)「あれでもベテランか。投手有利のカウントで真ん中に投げる。普通ベテランはあんな投球しないもんや」
(舩木の投球を見て)「もうちょっと腕を上げられんか? それじゃ吉田や井川といっしょや」(吉田と井川にも言ってやってくださいよ)
(リラックス法について)「落ち着ける場所は鞍上、厠場、枕上と言うてな、馬に乗ってるとき、トイレの中、寝るときがいちばん落ち着ける。新庄? それは阪神のスーパースター」(新庄では落ち着けないようです)
(競輪選手の薬物疑惑について)「競輪学校ってのは凄くいいトレーニングするんだよね。昔カツノリに行けと言ったことがあるけど、イヤだって。藪にしろ川尻にしろ鍛え直す必要があるし、竹内なんか20代にして「昔は早かった」なんて過去形の選手になっとる。みんな競輪学校へ行けばいいんだ」(ヨットスクールという手もあります)

アメリカ五輪代表プロ選手は全員マイナー
 これぞナベツネに与えた絶妙のアシスト。ひょっとして、アメリカさんは、昭和20年代に共産党東大細胞だったナベツネがいきなり転向して共産党弱体化に貢献したのを未だに感謝しているのでしょうか?

今年は薔薇の花盛り
 大阪近鉄のローズ選手が今日の逆転3ランで、本塁打25、打点55でパリーグのトップに立った。横浜のローズの打率.330、打点78と合わせて打者6冠中4冠を占めることとなった。大阪ローズ、横浜ローズはいいけれど、東京ローズはイヤだ。スパイだぞ。

今日の阪神
 連日の完敗。首位中日に打つ手なし。こういうボロ試合で今中を登板させる星野監督の余裕と、遠山を使っちゃう野村監督の不実。ついには現実逃避して読売−広島戦を観戦し、「チーム防御率5点だってよ。ひっでえチーム。野村、足折れとるで。休ませたれや。前田も江藤も揃ってダメダメ君だし、両小林は潰れてるし、たっちゃんさん監督大明神の選手起用はムチャクチャだし、後はペルドモが投げるしかないな」などと阪神より弱いチームを見ては心和ませる日々です。しかし今年のペナントレース、野球でないことをやっとるチームがひとつ混じっとるぞ。セリーグは本当は5チーム、ヤクルトが最下位だ。

7月10日(土)


野村監督・今日のイヤミ(9日)
(遠征先で)「選手が食事するとこ見てるとストレスが貯まる。昔の選手は食い過ぎやけど今は食わなさ過ぎや。みんな5分で食卓を離れる。そのくせコンビニが好きでな、いっつも袋下げて歩いとる」
(2軍落ちの吉田に)「シビレ切らした。あれほど投げ方が悪いと言ってるのに全然変えない。希望がない。ローテーションで何年も投げている投手は普通、さすが、と思わせるところがあるんだが、アイツは何もない。お前はどうやって投げてきたんだ、どうせ思い切り投げて行き先は球に聞いてくれ、だろうと問いただしたら、『そうです』だって」
(ブロワーズに)「外国人に頼る野球は駄目なんだが、今のチーム事情で仕方がない。ブロワーズはスイングしたところに球が来てくれないとどうしようもない。代えたいけど代わりの選手もいないしね」(濱中を使いましょうよ)

監督休養レース
 大本命 達川(ディビエンフー作戦以来の泥沼中)
 対抗  上田(何もしてないように見えるのは気のせいでしょうか)
 穴   権藤(佐々木と抱き合い心中、チーム分解を救う)
 大穴  若松(当店ナンバー1の古田に店を牛耳られるチーママ以下の扱いに憤慨して)

今日の阪神
 中日を止めるのは俺しかいない、と藪が中4日のスクランブル登板。気迫の投球で7回まで無失点。ブロワーズのタイムリーで辛うじて取った1点を守らんと9回、リベラが登板したが、こいつが試合を台無しに。ランナーを出すわ走りまくられるわ、アウトも取れずに1、3塁にランナーを出して犠牲フライの後李のタイムリーでサヨナラ。敵将星野監督に「リベラも牽制やクイックがいかに大事かよくわかったろう」とまで言われるていたらく。もう使いませんってば。
 リベラ、1年半ご苦労さん。去年の君の活躍は忘れないよ。もう見ることもないだろうね。

7月13日(火)


野村監督・今日のイヤミ(12日)
(3連敗に)「相変わらず同じエラーをするな。肝心なところでエラーは出るし、逆ダマは投げるし、打ち損じするし。ワシは自分の馬鹿さ加減はようわからんが、選手の馬鹿さ加減はわかる」(できれば嫁さんと子供の馬鹿さ加減も分かってやってください)
(打撃不振の新庄に)「新庄は8番に下げると8番のバッティングをするなあ。アイツもゼブラになっちゃったな。このままじゃゼブラ軍団になっちゃうぞ」(ゼブラ軍団。なんか、強そうなんですけど……)
(サヨナラの場面に)「このチームは守れる人は打てない、打てる人は守れない。ところが守る人の高波が、サヨナラの場面でまともなバックホームができなかったりするんだよなあ」
(坪井に)「坪井なんか1塁ランナーがヒットで迷わず3塁に走るもんなあ。なめられとる。自分では走ろうという気すらない。ヒットを打ったらもう安心しとる。チームに貢献しようという気がない。本来なら1番打者のタイプじゃない」
(和田に)「2塁守備はしんどい。あと守れるのはサードだけど……。打つほうも本塁打のない3割打者だからな。守りに目をつぶって、というほどじゃない。盗塁でもするなら別だが」
(阪神選手全般に)「このチームの選手は特徴のないところが特徴やな。せいぜい走るほうで高波か。福原が出るまで、投手はみんな135キロやったもんなあ」(いや、本塁打のない和田、コントロールのない吉田、選球眼のない大豊と、ないほうの特徴はありますよ)

ジュニアオールスター出場者決定
 阪神から出場は岡田監督はじめ部坂、関本、曽我部、濱中。

オールスターファン投票確定
 フタを開けてみたら選ばれたのは新庄と和田のたった二人。藪と今岡は最終で逆転された。ブロワーズ選出がどうのこうの言われていたが、ブロ公より成績の悪い元木が選ばれるのはいかがなものか。もっとも、このおかげで坪井の出場の可能性は高くなった。横浜・ローズの花道にもなるし。もう1人の外人はゴメスかペタちゃんか。権藤監督ならマルティネスとかボケたことはやらんでしょう。

新庄がオールスターで婚約発表(日刊スポーツ)
 結婚へのノルマとして課していた「オールスター出場」がようやく今年達成できたので、その甲子園球場でのオールスターで大河内志保さんとの婚約を発表する予定。派手好きの新庄らしいプランだが、野村監督は何と言うやら。あ、そうか、だからノムさんが出ていないオールスターで。それで野村監督も「監督部門はないんか」と出場に固執していたのだな。

中谷は渡米し手術(日刊スポーツ)
 完治例無し、絶望的と伝えられた中谷の「脈絡膜破裂」だが、アメリカでは治癒例があるということで、病院、医師を調査しそこで手術をする予定。アメリカにも携帯電話を投げる馬鹿野郎がいたということか。まさか調べてみたらサイババだったとか言うんじゃないだろうな。

今日の阪神
 だから、どうにもならなくなってリベラ出したって無駄だって言ってるじゃないか。相変わらず同じエラー繰り返してるのはあんただぞ。使うならちゃんと使う、干すならきっちり干す。野村監督、あんた馬鹿か? それとも試合をぶちこわしてでもリベラに恥をかかせたいほど憎いのか?

7月17日(土)


野村監督・今日のイヤミ(16日)
(先発7失点の杉山に)「杉山は最低やな。四球、四球、四球で強打者のマルティネスをナメてゴーンや。連続押し出しの場面で交代やけど、自分で蒔いた種は自分で刈り取れや」
(松井の本塁打に)「あれは田村が首を振るからだ。球種がバレバレ」
(ガルベスを打てずに)「選手の技術が未熟で打てない。あんだけリードしてて、9回に秀太が走っただけであんなにカッカするんだから、足の速いのが2、3人いれば何とかなるんだが。坪井への死球だって、ありゃ故意やろ」

五輪代表プロ選手、半ば固まる
 パリーグ側は16日の会議で各球団1名、松坂(西武)、井出(日ハム)、川越(オリックス)、松中(ダイエー)、小池(近鉄)、初芝(ロッテ)が決定した。セリーグは17日プロテクト選手のリスト(これは出せないというリスト)を提出したが、これに古田(ヤクルト)、野村(広島)が入っていないことから、満身創痍の野村はともかく古田の出場は決定的。

今日の阪神
 負けたんじゃいい試合したってどうにもならないっつーの。
 藪は中4日にされて完全に潰れたな。これは野村監督の責任でしょう。遠山も結局は3点負けている場面で使われて、気の抜けたとこで松井に犠打を打たれ、商品価値が下がる下がる。坪井と今岡は相変わらずやる気あるんだかないんだか。いっそこいつらを主軸にして「ゼブラーズ」と戒名改名するか。
阪神ゼブラーズ 栄光のラインナップ
1番 坪井(右)
2番 城(中)
3番 今岡(遊)
4番 ブロワーズ(三)
5番 八木(一)
6番 桧山(左)
7番 星野(二)
8番 山田(捕)
投手 杉山 中込 竹内 

 おお、けっこう揃ってるじゃん。

7月18日(日)


野村監督・今日のイヤミ(17日)
(今岡に)「ヤクルトから阪神に来て野球選手の本能というものについて勉強させてもろたわ。きのうも6回の先頭の今岡や。あんだけ点差があって、普通、初球から打つか? しかもくそボールに手を出して3ゴロ。チームはしらけるで」(今日も思いっきりしらけさせていただきました)
(ガルベスについて)「9回の坪井の死球、あれは絶対故意や。坪井は外寄りに構えとんのに、内に危ないのが2球来て3球目だもんな。田中が走ったんでカッカしよったんやろ。巨人は甘やかし体質だもんな。前科者にあんなやり放題させたらアカン。またどっかでやりよるで」

さて、どの監督がいちばん駄目でしょう?
 1・新人投手のいいのが来ると必ずリリーフで酷使して潰す自称名監督
 2・佐々木のわがままになす術もない1960年代の小物監督のような自称ニュータイプ監督
 3・他チームの4倍の金をかけ2倍の戦力を集めないと互角に戦えない自称ミラクル監督
 4・ベンチで愚痴をこぼすだけで何もしない自称大監督
 5・勝敗は2の次で選手の保全だけを心がける大戦末期の帝国海軍のような自称青年監督
 6・投手とそれ以外のポジションしか認識できない(それも怪しい?)自称熱血監督

新庄満身創痍
 かねてからの左太股痛に加え、先日の右足捻挫でびっこどころかいざり状態の新庄。それでも試合に出場、上原から見事なホームランを放った。こいつ、絶対、五体満足やと力が入りすぎんねんで。今岡と坪井も腕くらい折ったったらどうや。

今日の阪神
 いやーゼブラ君大活躍。本家ゼブラの今岡は7回1死満塁の場面でキャッチャーフライ。盛り上がった球場のムードをすーっと引かせる大殊勲。元祖ゼブラの坪井は8回の先頭打者として全くやる気ナシの三球三振。それでも新庄が頑張って同点に追いついたら1死3塁で村田の浅いライトフライを捕球するがまったくバックホームする気なく易々と決勝点を与える。いっそ去年までのゼブラ君、新庄と桧山が頑張ってるのが残念なくらいのゼブラ君ブーム。阪神ゼブラーズの黄金時代は近い。

7月20日(火)


杉永審判の大誤審
誤審の決定的証拠 証拠写真が見つかりましたので掲載します。もうこれは申し開きのつかん誤審ですな。どう見ても踏んでいる。杉永審判はもちろん、「踏んでない」と言った高橋、仁志、あいつらも下賤な大嘘つきですな。あまりのことに、「誤審抗議の会」というページが発足したらしい。いちどご覧になってください。


メイに出場停止14日
 前出の大誤審で激怒し、審判に体当たりして退場処分を喰らったメイに対し、セリーグ事務局は14日の出場停止処分という、今の阪神を潰すには罰金よりも効果的な処分を科した。手を出して審判を小突いた上田監督が5日で、手を出さなかったメイが14日とは、これいかに?
 これに対し阪神は、16日のガルベスの坪井への死球は故意ではないか、との要望書を提出した(つーか、ガルベス自身がスポーツ新聞で「あれは田中がチョロチョロしてウザいのでわざとぶつけた。オレ様に逆らうヤツは皆殺しじゃあ!」と明言しているので、これは永久追放が当然なのだ)が、当然の如く握りつぶされる予定。いやあ、読売さんは政治力が強くてうらやましいですなあ。
 しかし今年は特に誤審が目立ちすぎる。デュミィロ審判を追い出してからかな。むちゃくちゃな審判が平然とグラウンドに出てくる。杉永、真鍋、井野……数え上げるときりがない。コミッショナーは、……まあ、高原は最初から傀儡のボンクラ、無能と分かっていましたからね。なにしろバブル最盛期の経済企画庁長官で、何の対策もせず、浮かれて、「これを高原景気といいましょう」と抜かしたドアホだから。

野村監督・今日のイヤミ(19日)
(メイの出場停止14日に)「球を投げつけたわけやないやろ、胸が当たっただけやないか。それで2週間なんて考えられない。弱いものイジメや。ええかげんにせい!」
(さらに)「ガルベスの坪井への死球はええんかいな。あそこは前から、いちばん困る選手にぶつけてきよる。ヤクルトは古田だった。巨人なら何のおとがめもないから堂々とやって来おる。無法地帯や」
(さらにさらに)「だいたい審判が下手すぎる。誤審でも出場停止ちゅうのはないんかいな。まず審判の教育からやってもらわんと」
(さらにさらにさらに)「巨人優位の判定は永久に変わらない。セリーグの悪しき体質や。公平にやろうとする勇気あるコミッショナーはその座を奪われる。昔あったじゃない」(ああ、下田さんですな。ナベツネの先輩だったもんで脅迫が通じなかった人)

星野監督「KO勝ちしかない」(日刊スポーツ)
 きょうから読売戦の中日、星野監督。阪神戦を見ての感想は、
「巨人に判定勝ちしようと思ったらいかん。どんなに優勢でも巨人の勝ちと判定される。KOして勝つしかない」と、さて、星野桃太郎の悪鬼征伐といきますか。……でも阪神は、完全に悪鬼に荒らされる村人の役だなあ。

ミラー中継ぎデビュー
 そのメイの代わりに1軍登録されるミラー投手はきょう、広島戦で中継ぎで投げる予定。……てことは広島相手に継投のつもり?……継投必至と言われた先発は誰?……湯舟でした。

ハマの大魔人、手術の瀬戸際
 横浜の佐々木投手はこれまで右肘の違和感を訴えて職場放棄してきたが、尺骨神経の麻痺がひどく、ついに今シーズンの後半を棒に振る覚悟で手術することを決意した。ところが権藤監督は「戦力として考えている。シーズン中の手術はまかりならん。オールスターも出ろ」との意向。これまで佐々木の我が儘を許してきた監督がなぜ、と思われたが、おそらく、「FAで他球団に行かれるくらいなら今年のうちに潰しとけ」という方針になったものと思われる。

7月22日(木)


野村監督・今日のイヤミ(21日)
(ジョンソンが金網越しに子供にサインしているのを見て)「外国人はホントに子供を大事にするね。子供って、ああやってサインもらうだけで一生忘れないよ。『オレは昔、ジョンソンにサインをもらったんや』ってね」(「ジョンソンって誰?」と言われないように)
(4回無死1、3塁でブロワーズ併殺打に)「西山に好きなようにやられとる。あそこは一気にいきたかったのに……。キャッチャーからすればいちばんやさしいバッターだし、しょうがないけどね」(今のブロワーズ、何を言われてもしゃあない)
(メイ事件で連盟に提訴文を出して)「もう40年この世界にいますが、連盟への提訴だとか抗議なんて何の意味もない。あそこは会社じゃないから。仕事ないんだ。何やっても潰れない。会長なんて退職後の名誉職だしね」

メイ事件その後
 阪神が提出した提訴文は予想通り握りつぶされた。メイの事件に関しては渋沢事務局長が「絶対に言ってはならない侮辱的な言葉を口にした」と回答。へえ、杉永って、そんなに英語に堪能でしたかね?
 ガルベスの坪井への故意死球については、「審判員が故意ではないと判断した」とさ。へえ、審判員って、ぶつけた本人さえ認めた故意を故意でないとするほどの権力があるんだ。へえ。

カート・ミラー、デビュー!
 「145キロはコンスタントに出すぜ」と言って来日したミラー投手だが、実は当局はまるで信じていなかった。というのもなにしろ「鎌で掻っきるようなスライダーを投げるぜ」(リベラ)、「サードの守備は任せてくれ」(ハンセン)、「攻守走の三拍子揃った選手」(ウィルソン)、「日本野球に順応するタイプ」(ブロワーズ)、「チームのために頑張る」(グリーンウェル)等々、阪神外国人選手の来日前の売り文句ほど嘘が多いものはないから。
 ところがどっこい、今日の広島戦で初登板のミラー、最速151キロのストレートは投げるわ、スライダーはコントロールよく決まるわ、7回と8回を三者凡退に取る見事なデビュー。今日いちばんの見せ場でした。もっとも、ここしか見るところなかったけど。

7月24日(土)


野村監督・今日のイヤミ(23日)
(野村TOP野球の浸透度について)「5%かそれ以下。消費税程度やな」
(マスコミについて)「チーム作りは10年、戦力作りは3〜5年かかる。このチームのいちばんの弊害はマスコミや。勝てば官軍、負ければボロクソ。秀太が1面なんて、秀太が誤解するやないか。まあ二流が一流と誤解して、自信付ければいいんだけど」
(広島・東出からスカウトについて)「守備範囲も広いし、足も速い。忍者走法やな。ああいうのは阪神スカウトが最も嫌う選手やな。リストに入ってたのか? 断られない選手だけ取りに行くから、今みたいになる。だいたい逆指名制度があるからいかん。上原みたいないい選手は逆指名で全部巨人に入る。何年に一度の選手は、みんな巨人だ。他チームは全国津々浦々歩いて、丹後の山奥から野村を連れてこんと、貧乏人は貧乏人のままだ。地方からダイヤモンドを発掘しないとな。それをウチのスカウトは、甲子園や神宮ばかりたむろしとる」

新庄、オールスターでの婚約発表は延期(日刊スポーツ)
 開幕前の5つのノルマ(3割、12本塁打、40打点、オールスター出場、あと何だっけ?)のうち、3割がクリアできていないため、シーズン終了時のノルマ(2割8分5厘、20本塁打、70打点)を再設定し、それがクリアできれば11月23日に婚約発表するとのこと。永遠に結婚できないかも。もしくは松葉杖で発表とか。

田中審判、誤審を認める
 22日の中日−読売戦で井上がノーバウンドで捕球した申し分のないライトフライをワンバウンドのヒットと判定し、全国の野球ファンを激高させた田中審判が、23日、「ビデオで見たらやっぱりアウトでした。すんません」と謝罪した。しかし記録上あれはヒットとして永遠に残り、野口の自責点もそのまま。田中審判の処罰もなし。まあでも認めただけ1歩前進か。
 で、杉永はまだなの?
 先日のメイ事件について、やじさんが「杉永の英断に対するスポーツ紙の反応」で的確にまとめていますので、こちらもご覧になってください。ホント、プロ野球をスポーツでなくしているのは審判も含むリーグ事務局だぜ。

五輪代表選手決まる
 結局プロ側からは、パリーグ6選手+野村(広島)、古田(ヤクルト)の8人のみ。今岡の出場はなかった。オリックス代表がイチローでなく川越なのは、やはり「松坂のいぬ間に勝ち星稼いで新人王取られちゃたまんねえや」という思惑なのでしょうか? ところで台湾の代表選手には元中日の郭、元阪神の郭李が参加している。元西武の郭は?

7月26日(月)


野村監督・今日のイヤミ(25日)
(後半戦の4番について)「ブロワーズは今日の練習でも率先して走っていて、期待できそうなんだが……どうして真ん中のスライダーに身体を引いちゃうのかなあ。昔ぶつけられたのかなあ。4番はねえ……。ジョンソンだと後ろが寂しいし、新庄……ウーン……。坪井や田中が出塁するから期待するんだけど、4番がスゴスゴと帰って来ちゃう。秋のモミジみたいや」

和田ハッスル!
 昨日のオールスターで8番サードのスタメン出場した和田、ヒットは打つわ盗塁するわの大ハッスル。解説の稲尾さんも、「オレはまだまだやれる!スタメンで使え!というアピールだな」と言っていたが、あのう……、オールスターはそういう選手が出る場ではなかったと思いますが………。
 おまけに後半バテバテなのに6打点のローズを非常交代させた権藤監督は和田を代えない。見るからに疲れ切ってバットも振れない和田。しかも優秀選手賞は新庄と矢野に、勝利投手賞は藪にもっていかれてひとりカヤの外……。
 しかし、阪神トリオの打順が8番、9番、1番というのも今の阪神を象徴してますな。

藤川1軍昇格か?(日刊スポーツ)
 28日の紅白戦で登板し、その結果次第では1軍昇格もあり得るとか。ちなみにミラーも26日の紅白戦で先発テスト。こちらは結果がどうあろうとローテに入れにゃしゃあないでしょう。

「燃えよドラゴンズ!」今年も発売
 また去年みたいに失速して名古屋ローカル販売にならなきゃいいけどね。勝てば全国販売、負ければローカル、バクチでんなー。

7月30日(金)


野村監督・今日のイヤミ(オールスター休み)
(後半戦に向けて)「6球団で特色がないのは阪神だけ。横浜は打力と機動力、巨人は打力と投手力、広島は攻撃と機動力、ヤクルトは3本柱の投手力。阪神は何もない。後半戦立て直すといっても、立てるモノがない」
(大豊1軍復帰に)「謝るとか、そんなのはない。こっちは腰痛だというから落としただけ。ワシだって三冠王取ってもボロカスに野次られてたよ。監督に言われるなんて、やさしいもの。言われるうちが華。言われなくなったらお終い」(何も言わなくなるんじゃないだろうか……)
(高波に)「足では飯を食えるが、それ以外は駄目。レギュラーを取れる選手じゃないな。でも阪神では数少ないスペシャリストだ。塩谷も濱中も中途半端だからな……曽我部の肩? あれはいいが、期待さしといて昨日のシート打撃みたいなことをやるからな。レベルが低すぎる」(何をやったんでしょう?)
(甲子園球場について)「ここは本拠地であって本拠地でない。今日もグラウンドをスパイクはいて走ったらアカンと言われるし。阪神園芸と球団は仲悪いのかな。手間はかかるが、時間をかければ整備できるだろ。大阪球場もそうだった。鶴岡のオッサンが監督の時は自由に使えたのに、ワシが監督になると駄目になった。人格って大事だね」

メイの休暇延長にノムさんメイる(夕刊フジ、原文のママ)
 この駄洒落の正否をここで問うことはしませんが……。
 あの誤審事件で8月1日までの出場停止処分を喰らったメイ。これを幸いに、婚約者を連れて24日までサイパンに泳ぎに行っていたとか。まあこれは事前に球団の了承をもらっていたのですが、現地から球団事務所に電話をかけて、
 メイ「ここで歯の治療をしたい。日本の歯医者は怖い。26日まで滞在する」(子供かおのれは)
 球団「(英語や、どうしよう、わからへん)……オーケー」

 これであっさり休日延長。キレた野村監督はメイの2軍調整を決断。リベラはまたもラッキーな1軍残留を手に入れた。
 球団関係者のコメント「言語の問題もあり、了承せざるを得なかった」
 英語ができる奴を置いとけい!

巨人には正確なジャッジ
 きょうの広島−読売戦で前田が放った打球はフェンス前のラバーに跳ね返ってスタンドへ。これを審判がホームランと判定したからさあ大変。高橋は「入ってないよ」とアピールするがウソツキ虫なのが暴露された後なので問題にされない。しかしミスターの猛抗議の結果、エンタイトル2ベースに決着。へえ、読売相手だったら、ちゃんとしたジャッジに訂正するんだ。「プロ野球噂の真相」あたりでは読売陰謀史観とか訳のわからんことをほざいとるが、当局には負け犬の遠吠えにしか聞こえんなあ。

今日の阪神
 湯舟を後半戦の投手陣の軸だとか左腕の中心だとか大阪スポーツ紙や阪神公式掲示板では言っているがなれる訳ないだろう馬鹿。3試合ほど湯舟を見ていたがあれでは軸はおろかローテーションにも入れるべき投手ではない。谷間で先発させて5回まで3失点だったらラッキーの投手。ジャイアンツの岡島やドラゴンズの今中と同程度の投手。やはり投手陣は中5日で藪(野村監督、中4日は失敗だったと早く認めなさい)、メイ、未知数のミラーに期待するしかあるまい。
 また打線がすっかり淡泊ゼブラーズになってしまった。今岡と坪井がすっかりダメダメ君、4番には外角に投げれば必ず見逃し三振の淡泊大将が座る。新庄すらオールスターのMVPが夢のような大活躍。こら勝てんわ。

7月31日(土)


何の変哲もなく単に弱いチームって、見ててつまんないし、書いても意味ないので、しばらくお休み。


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