2001年2月12日:新宿・伊都(メイドスミス主催)

 昨日は噂のメイド居酒屋に行ってきました。
 とはいっても普段は普通の居酒屋。メイドスミスというメイド愛好団体がときおり店を借り切り、メイド企画を立てるようです。
 居酒屋の暖簾をくぐると、そこは別世界。
 シャアとか剣心とかおんぷとか兎口の魔女とかが店内をうろうろしていて、まさに百鬼夜行。……なんてことはなくて、客の大半はふつうの、私と同じような小汚い格好の男性でした。もっとも女性客はなぜか、メイドやらアンミラやらの格好をしていました。どれが客やら店員やら。
 店員は全員メイドさんと執事と兄貴。このメイドさんが可愛いのです。みんなちび小柄でキュート。兄貴とかしんごママとか男性陣がみんな大柄なせいもありますが。
 料理もけっこう凝っていました。中でも男爵チョリソーはえげつなかった。ふかした男爵芋をふたつに切って皿の両側に盛りつけ、長いチョリソーをその真ん中に屹立させ、根本をひじきで飾るというシロモノ。Oh!モーレツは、まあ、ケチャップで変なものが書いてある以外は普通のオムレツで、おいしかった。そばめしは適度に油濃くてよかった。値段は安かった。
 店員の接客は恭しく丁寧でした。なにせメイドに憧れてなった娘ばかりだから、カネのためにやってるプロの店員とは気合が違います。ういういしさというか、愉しんでこの仕事やっているという意気込みが感じられました。
 きょうはバレンタインデー間近だということで、メイドさんが客にチョコレートを手渡ししてくれるサービスあり。うふふ。

 当時の日記から抜粋して編集しました。メイドスミスという団体もいまや亡く、あのメイドさんたちはいったいどこに行ったのでせうね。


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