5月28日(日曜日、曇り)

 曇りだが私の心は快晴なのだ。
 きょうはとうゆちゃんとデート。商店街で待ち合わせ。
 さて、どう料理してくれようか。
 あの押しの弱い性格からして、某ぽいぽいさんのように押しの一手で「ね、セックスしよう。ぼくはきみとしたいんだ」とか言えばあっさり許してくれるのではなかろうか。

 お待たせしましたぁ〜。

 げげし。な、なんだ。あれは。
 恐るべき厚塗りというか鈴木その子化粧法というか。
 しかもその厚塗りでも隠せないしわしわの顔。
 どう見ても七十歳は超えている。ついでにいうと、身長は百四十センチそこそこなのに、体重は八十キロを超えている。
 そしてその顔、その年齢、その肥満体にまったくそぐわないフリフリのラブリーな衣装。
 あんた、誰なんだ。

 うふん、わかりないのか?
 今度のコミケで着てゆくコスのかっこうなりよ〜。

 わ、わかったぞ。そりは、いやそれは、横浜名物、老婆娼婦のメリーさん……「メリーのアトリエ」と判断して支障なかろう。

 ぴんぽ〜ん。では第二問なのです。

 何時の間にこの日この場がコスプレ当てクイズの会場になってしまったのであろうか。
 そして原作の域をはるかに超えて、スーパー歌舞伎のごとく早変わりでコスプレ衣装を着替えるとうゆちゃんを、私はなすすべもなく見守るだけなのであった。
 おや、今度はなんとなく趣味の悪い衣装に着替えてきたぞ。そして痩せてつんけんしている。

 けっ。やってらんないわ〜よ〜けっ。あたしゃ〜盗作なんてしてないって〜の、けっ。すべては差別の構造なのよ、けっ。

 わかったぞ、これは柳ミリーのアトリエというあれであろう。
 しかし確かに「マリーのアトリエ」「エリーのアトリエ」「リリーのアトリエ」と続いてきたアトリエシリーズではあるが、私が記憶するに、最新作は「ユーディのアトリエ」で、「○リー」という法則が崩れているのであるが。

 それを言うなそれをっ。
 くそ、ガストの馬鹿野郎、せっかくの法則を崩すんじゃないよっ。ネタにもならないじゃないか。いいか、アトリエは○リー、プーチンの次のロシア大統領はフサ、これで決まりっ!

 また作者の登場で無視されるストーリーのアトリエ。ドラゴンズの一番Jリーのアトリエ。ロッテと大洋で大活躍、リー兄弟のアトリエ。ロッテのリリーフエース、シャーリーのアトリエ。

 そんなんだったらなんぼでもできるのです。むぃ。
 小泉純一郎は総理のアトリエ。キン肉マンはテリーのアトリエ。十二月はクリスマスツリーのアトリエ。ストリートファイターの美女春麗のアトリエ。

 イギリス議会のトーリーのアトリエ。解放前中国の苦力のアトリエ。解放後中国は造反有理のアトリエ。なんかすごいな、造反有理のアトリエって、何を作るのであろうか。

 もうあんたら勝手にやっとりーのアトリエ。

 そういうこと言うたら茨城県のアトリエ。
 そういえば今日のシーンでものすごく幼女嗜好なカットがあったことはオカミに黙っとりーのアトリエ。


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