ドロンジョ一味がグアドサラムに棲んでいるとの情報を手に入れて急ぐユウナ様ご一行。
ありゃ、ドロンジョ様、なぜかかつてのシーモア邸にお住まいではありませんか。そういえばグアドサラムにグアド族の姿がまったく見あたりません。異界も閉鎖されているようです。
ひょっとしたらシーモアの一件で恨まれているため、逃げ出したのでしょうか。いや、きっとドロンジョがあることないこと言いふらしたに違いない。
「ちょいとトワメルさん、あんたらグアド族って、恨まれてんのねうふふふふ。さっきガガゼトで聞いたんだけど、死者の敵討ちだってんで、屈強なロンゾ兵士二個師団と、アルベドの機甲師団がグアドサラムを攻めるらしいよー。うふふふふ。早く逃げなきゃ。あ、この屋敷なら大丈夫。あたしがちゃんと維持しといてあげるからさ。そうそう、グアドのものだとなると破壊されるから、あたしに所有権を移しといてね。なに、ちょいとこの紙に拇印を押せばいいのさ。心配ご無用、帰ってきたらすぐ返すってばさ。こーんな紙、ただの偽装工作だってば。なんたって、信用が第一だからねえ」
などといって屋敷を乗っ取ったのであろう。さすがのグアド族も、ずるがしこさではヒト族に勝てない。
旧シーモア邸の中は、あいかわらず悪趣味でした。せめて族長の先祖代々の肖像画くらい片付けろよドロンジョ。夜中とか怖くならないのか。
うろうろしているうちにドロンジョと、なぜか青年同盟の大槻ケンヂがつるんで登場しました。な、なんでこのツーショット?! おまけにドロンジョ、ヌージの世話女房気取りです。
ヌージ「……では頼む」
ドロンジョ「あいよ、おまいさん」
お、おまいさん???
そういう関係なのですか??
ヌージが記憶喪失の侍でドロンジョが三味線のおっしょさんとか、ヌージが相続を嫌って逃げ出した旗本屋敷の次男坊でドロンジョが一杯飲み屋のおかみとか、ヌージが背中にイレズミのある遊び人の金さんでドロンジョが凄腕の女スリとか、<山本周五郎か山手樹一郎の読み過ぎです。
呆然としているうちにトンズラとボヤッキーにつかまり、ドロンジョ様のマッサージを命ぜられました。そこまでやるかミニゲーム。
しかしあれですね、ぴっちりと身体に張りつく服を着たふたりの女性がベッドの上で身体を密着させているのって、ものすごく卑猥ですね。この女子団員の、ぴったりしてそれでいて厚手の衣服って、いつもの露出過剰の衣服より萌えそう。
でね、マッサージなの。あのね、あのね、あのね、ドロンジョのね、おなかとかね、おむねとかね、ユウナんがね、さわさわって、さわさわって、さわさわって揉んでね、そんで揉んでね、でね、でね、でね、そうするとね、ユウナんのね、おしりがね、もこもこって、もこもこって、もこもこって、動いてね、おしりがね、もこもこって、おしりがね、おしりがね、おえいしがね、もこもこって、もこもこって、もこもこって、おしりがね、おむねがね、ぷにぷにって、ぷにぷにって、おしりがね、もこもこって、もこもこって
失礼つかまつった。ちと理性を忘却しており候。
とりあえずドロンジョをユウナのしなやかな指先で快楽境の絶頂へと誘い(まだ萌えているか)、眠らせてから家捜し。そのうちドロンジョ一味に見つかるがかまうことない。三人がかりのドロンジョハリケーンはなかなかの荒技ですが、無意味にレベルを上げたユウナ様ご一行にかなうわけもない。
とりあえずシメてやったら、スフィアを献上し、ついでにヌージとのいきさつを教えてくれました。
なんでも以前のスフィアに映っていた邪神像みたいな超兵器、ヴェグナガンは、いまベベルの地下深くに隠されているとのこと。ドロンジョとヌージは、そのヴェグナガンが悪用される前に破壊するつもりだったとのこと。ドロンジョにそういう殊勝なこと言われても信用できないんだけどねえ。おまけに相棒は大槻ケンヂだし。
あまり気が進みませんが、ドロンジョ一味といっしょに、「ベベル突入大作戦」に強制連行されました。魔物の巣窟となっているベベル寺院を地下へ地下へ。
見たことのある寺院よりさらに下に降りたら、わけがわからなくなってしまいました。
太い鎖をつたって下へ滑り降り(好きだねぇFFはこういうの)、塔の封印を解いて、アノマロカリスの歯みたいなのをぐるぐる回してそれに乗ってさらに下に降り、地下の回廊をめぐって、ぐるぐる廻る塔を飛び回ってさらに下に降り……られない。どうやってもこれより下へは行けない。おかしい、塔の廻しかたが足りないのだろうか。こうやったら、いや、こうやってみたら、違う、ここに乗って、そうそこへ異動し、……。
わ、わからん。先に行けないぞ。しょうがない、こうなったら最終奥義インターネット検索だ。節を屈して攻略サイト参照だ。
……ああ、まだ攻略サイトも詳しいことを書いていないよ。わかんないよ。あっさり「ここから進み」とか書いてるよ。
いかん、行き詰まった。いったん戻るか。
……おい、鎖が片付けられていて地上に戻れないではないか。
しかもセーブすらできない。ああ、ハマったか?
というわけで、えんえん四時間は地下回廊で道に迷っておりました。
あのぐるぐる塔ではなく、その横に道があったことにようやく気づいたのが五時間目。その先で待ち受けていた新エボン党首パラライとバハムートを、怒りをこめて瞬殺します。<やつあたり
パラライとパインの間にもなにかいきさつがあったようですが、怒りのあまりよく聞いていませんでした。ま、ドロンジョとヌージほどのインパクトがないし。<恋にはインパクトが必要だと誤解している
肝心のヴェグナガンは、ユウナ様の怒りに怯えたか、穴掘って逃げちゃいました。穴からあふれる幻光虫とたわむれるユウナ様。
「あたしの身体……ふるえてる……
永遠のナギ節、それが足元から崩れていくような気がして……」
前宣伝で有名なあのシーンですな。
ここでストーリーレベル2は終了。ところでレベル1はいつ終了したのだろう。