13.脳天気な寄道

 さて、シューインとヴェグナガンの待つ異界への穴ぼこをいつ落ちるか、わくわくして待っているアニキを無視してあちこち寄り道します。だって今まで行ってないところが多すぎるんだもん。シクシクシク。

 ビサイドではワッカとルールーの赤ちゃんが誕生。なんだかチョウチンアンコウのようなぼんぼり付きの産着に身をくるまれております。そんなのつけてたら寄り目になるぞ。ラグビープラネットの姉ちゃんみたいなろくでなしになるぞ。
 いつまでも名前を決められずにうじうじしているワッカはほっといて、ガンシューティングに挑戦。五戦全敗で断念。むずかしいわこれ。しょうがないから、なぜかようじんぼうの洞窟で助けた人が持ってたビサイドの鍵をつかってサーチスフィアを入手、スフィアを捜して洞窟に隠されたリザルトプレートを発掘。

 キーリカでは青年同盟と新エボン党が仲直りしたらしく、みんなで風船で遊んでおります。オトナは寺院で宴会しております。
 そんな中でバルテロだけは、ドナの家に入れてもらえず戸口の前でうなだれております。
ドナ「しばらく家の外で反省してらっしゃい!」
バルテロ「ど、ドナーーーー!! そこはオレの家だってのぉぉぉ!! うわわわわぁぁぁぁん!!!」
パイン「人間、こうはなりたくないな」

 ルカではブリッツボールが開幕。しかしワッカはそれどころではなく、ビサイド・オーラカは不参加です。その代わりにカモメ団が、カモメ・ダンというひねりもなにもないチーム名で参加。もっか四連敗。どーすりゃ勝てるんだこれ。自分じゃ操作できないし、キーパーの天才少年は相手ゴールからのシュートも止められないていたらくだし。
 しかたないのでルカのあちこちでティーダの思い出にふけるユウナでした。

 ミヘン街道では、知らないうちに機械が暴走する事件が発生、原因不明のまま、知らないうちに事件は終息していたそうです。ごめんよほっといてシクシクシク。
 キノコ岩街道では懐かしのエルマとルチルに再会。
ユウナ「もうひとりはどうしたの? ほら、あの人……」
リュック「そうそう、あの、ホラ、うだつがあがんなそうなあいつ……」
ルチル「ああ、あいつ、ええと……なんて名前だっけ?」
パイン「……とことん、影の薄い奴だったらしいな」
 なんでも青年同盟の好戦派をなだめるため、武闘大会を開催するらしいのですが、エボン党寄りのユウナ様ご一行は参加不可とのこと。シクシクシク。
 やっぱり、あのスフィア、大槻ケンヂに渡すべきだったかなあ。

 ジョゼの寺院では、マキナ派の残党がとんでもない兵器を完成させていました。こいつがとんでもなく強い。ユウナ様全滅。
ユウナ「とんずら……くそ、今度会ったら、叩きのめす!」
リュック「だれかを思い出させる台詞だね」
 幻光河ではあのインチキ興行師が、シパーフの見せ物でほそぼそと暮らしていました。

 グアドサラムはグアド族不在のまま、異界も開けてもらえず、開かずの屋敷の謎もそのまま。
 そのグアド族、どうやらマカラーニャの森に逃げ込んだそうですが、ロンゾ族急進派に襲われ全滅。マカラーニャも滅びつつあるそうな。
 人を呪わば穴ふたつというか、そのロンゾ族の急進派も、どこかに失踪してしまいました。キマリと女と子供ふたりだけが残り、こりゃこの種族も滅びるな。
ユウナ「どうも、あっちもこっちも、あたしたちがなんかしなけりゃならなかったみたいね」
リュック「そだね」
ユウナ「いま気づいたんだけど、あたしたち、Episode Complete!ってのがほとんどないの」
リュック「ホントだ。 Episode Endってのばっか」
ユウナ「進みかた、間違えたんだねえ……」
リュック「そうだねえ……」
パイン「バッドエンディングへの道、まっしぐらだな」
「とほほ」


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