駄目文物その三：「タイのスナック」
これは私がバンコクで買ってきたスナック菓子である。
これは乾燥パパイアなのであるが、表には「タイ産ドライフルーツ」と書いた上に、ご丁寧に「かわいた果物」と書いてある。女の子らしいイラストの下に「ＡＫＩ−ＫＯ」と書いていながら、その横に「（あき）ご」とわざわざ濁っているのも釈然としない。そもそもこのカッコは何なのであろうか。
裏面ではその「（あき）ご」ちゃんが大活躍。使用説明らしいその絵では、「テレビを見ながらつまむのに最適」「ティータイムの一服にもよし」などと書いていますが、最後のコマで、「お年寄りから苦者まで楽しめる味」というのは、たぶん「若者」の間違いなのでしょう。
ちなみにこのスナック、乾燥パパイアに大量に塩をふっているため、最初に噛んだときは塩昆布のような味がし、噛みしめるほどに妙な甘味が広がってくるという、とても苦手な食品でした。