白黒写真(19.08.2001)
Siegburg Brauhaus
白黒写真に進出してみた。ポートレートであればただ単にフィルムをモノクロに代えただけで、それなりの雰囲気のよい写真が案外簡単に撮れる。しかし、風景や街角のスナップを白黒で撮るのはかなり難しい。奇麗な色というだけで撮るのは無理。モノクロ写真としての、めりはりのきいたトーンを思い浮かべて撮らないといけない。これが案外難しい。慣れるのにかなり時間がかかるだろう。 白黒では最終出力は焼き付けプリント。東京に戻れば自家プリントに挑戦する予定である。ポジのカラー写真では、写りはフィルムの化学的性能に全面的に依存してしまう。押すだけで写るというのは安直で良いのだけれど、裸眼で見たイメージを再現するのは、写そうとした動機の感動が大きければ大きいほど難しい。色味が違う、明暗さが違いすぎる、、、 モノクロの世界では色の感動は伝わらない。しかし、焼き付けを自分でやることによって、自分の感じたことを表現する主体性を持てることが面白そうだ。 |