戦争体験者からの話を

 おはようございます。

 朝3時に目が覚めて、NHKのラジオ深夜便を聞いていましたら、1937年7月7日に北京郊外の芦溝橋事件(中国への全面戦争に突入した事件)前後の音楽を流していました。この頃から言論の弾圧が日々強まりました。「気がついたら戦争に巻き込まれていた」と、戦争体験世代の方々が言っておられます。また、いまの事態は 「戦前とおなじような危険な動きを感じる」とも。

 10年前、朝日新聞の川柳欄に「一億がぬるま湯で待つヒットラー」が載りました。
今はもっと危険な事態が、進行しているように思えます。小泉首相は、「イラクへの派兵は人道支援」とヒットラーのように嘘を連呼しています。私の接する方々の中にも「人道支援なら〜」と同調するような声も聞こえます。まじめで、平和を望んでいる方がです。

 戦争体験が無い世代(学校教育で近代史が教えられていない)が大半の今、「戦争体験世代」の方々から「今の事態をどう受けとめているか」のテーマで体験を聞く会を開いていくことも大切なことと思っています。ナチ・ドイツがファシズムへの道をひた走った歴史、日本が侵略戦争へ突き進んでいった経過などを学ぶ(知る)機会をもつことが、腰をすえた「NO WAR」への道へつながるように思います。体験者の生きてる今、福井で。
粟田 栄
Sakae Awata <yukisita@kore.mitene.or.jp>
http://kore.mitene.or.jp/~yukisita/