友達・1

幼稚園をほとんどぼーっと過ごしてた私の事、小学校に入学したからといってとたんに変わる訳もなく、休み時間も席に座ったまま、じーっと活発に遊ぶクラスの子達を、楽しく眺めて過ごしました。

「なんで自分だけ??」・・と悩むほどの賢さがあれば、もう少し早く友達ができたのでしょうが、私はじっと座っている事に全く苦痛を感じない子供だったのです。
友達がいなくて寂しいとか辛いとか一切思わない子供だったのです。
今から思うと「宿題」同様「友達」の意味もよくわかっていなかったのかもしれません。

そんな私を心配した母は親同志の関わりを通して、「お誕生日会」に呼んでもらえるよう裏工作・・お友達という訳でもない親のコネで呼ばれた誕生日会・・それでも私は何の疑問も持たず臆することもなくでかけていき、存分に楽しんでくるのです。
で、つぎの日から仲良くするかといえば、相変わらず又一人ぽつんとしている訳です。
小学校低学年くらいの内は皆自分の事で精いっぱい、1人でいる他の子は「目」に入らないのですね。
なので「あの子ひとりぼっちでかわいそうだから、仲間に入れてあげよう」と気付かれる事も無く私はずっと一人暢気な小学校生活を送っていました。

しかしその均衡が3年のクラス替えによって破られる事になります。

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