お弁当

そんな訳で私は、宿題はおろか明日の持ち物においても先生の話などまるで聞いていない忘れ物の常連犯でした。
ところが小学校1年の時、先生が「明日は給食がないので、お弁当を持ってくるように」とおっしゃったのを私は確かに聞いたのです。「大変だ!」と狼狽え帰宅後早速母に報告。母は私の手柄(?)をとても喜び、次の日朝早く起きてお弁当を持たせてくれました。

ところがお昼になると、いつもとなんら変わらない給食が始まるのでした。
私は机の中に入れた母の愛情いっぱいのお弁当を誰にも見つからずにランドセルに戻すことに全勢力を使った事・・・そしてその時お弁当箱から海苔のいい香りが漂ってきて、あせりを益々強めた事・・・母に申し訳なくて、情けない気持ちでいっぱいになった事などを思い出します。
しかし未だに私が何をどう聞き間違えてこのような事態を引き起こしたかは謎のまま。
まれに先生の話を聞いていたかと思えば・・・これです。

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