穴その1

子どもの頃、よく庭に穴を掘りました。
それも巨大な・・・しかも一人で。
それが何か・・というと、「家」なんですね、これが。
夜寝る時、計画を練るのです。どこに「家」を作るか・・
最初、花壇のど真ん中に掘りました。

幼稚園だったか、小学校だったか忘れましたが、帰ってくると一生懸命掘る訳です。計画では、ある程度掘ったところで、横穴にするつもりでした。

部屋もいくつか必要だ・・などと想像しながら、どんどん掘るわけです。
しかし実際には、小さな子のやっている事なので、自分がしゃがんで隠れるくらいまでしか掘れないのです。
それでも、わくわくしてどこからか板など持ち出し、穴の中にしゃがんで天井(板)で被います。
-うふ、このまま進めていけば、凄い家が出来上っちゃいそう☆-

当然親は怒り(あたりまえです!)しぶしぶ埋める事になる。

しかし又その夜考えます
あそこは場所がよくなかった・・花壇のど真ん中だったから・・もっと良い場所ないかなあ・・そうだ

裏の物置きの横なら、じゃまにならないからいいかも。

又穴を掘る訳です。
大迷惑な話です。でも本人は大真面目でした。

そんなこんなで庭中穴だらけにしていたある日、
私は「穴」に関して気のあう友達を見つけました。

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