劇団創造市場の

制作しこまい


*「しこまい」とは茨城弁で「だんどり」みたいな意味

 劇団創造市場のいままでの活動パターンを元に公演までのおおまかな流れというか覚え書きのようなものをご紹介します。劇団創造市場は、団員は貧乏ですが、田舎の劇団なので稽古場には恵まれています。このドキュメントがローカルアマチュア劇団の活動の参考になればと思います。また、もっと良いやり方をご存じの方がいましたら、教えていただければ幸いです。なお、ここに書いたものは、書き忘れてたり、逆にこうあるべきだという若干の理想もふくめていますので、創造市場の活動の現状を100%反映したものではないことをあらかじめお断りしておきます。

  1. 年度当初または公演の1年から半年位前まで
  2. 公演6〜3ヶ月前(稽古開始前)
  3. 公演3〜2ヶ月前(稽古開始直後)
  4. 公演1ヶ月前
  5. 公演1ヶ月前〜1週間前
  6. 公演1週間前〜数日前
  7. 仕込み
  8. 当日
  9. 公演後
  10. その他のしこまい






1 年度当初または公演の1年から半年位前まで
1-1公演作品や公演規模を検討
1-1-1 既存の脚本なら上演権、著作権の使用許可を申請する
1-1-2 会場の確保
ホールによっては半年〜1年前に予約する必要がある。並んだりとかクジ運の強い人の手配とか・・・
1-1-3だいたいの予算案作成
入場料、その他の収入を決める・確認する。使えるお金の範囲を把握する。
1-1-4後援・協賛・協力先の調査・選定及び交渉
1-1-5任務分担・運営体制づくり
1-1-6稽古・美術製作・広報など各部のスケジュール作成
1-1-7 オーディション(団員・スタッフ募集・助っ人などの組織作り)
1-2マスコミ・協力者(団体)対策
協力は、チケットを沢山買ってくれる・普及してくれる、宣伝してくれる、チラシやパンフレットに協賛広告を出してくれる。ポスターを貼ってくれるなどいろいろな形がある。当然お金がからんだりや負担の大きいものほど探すのも大変だ。

1-2-1リストアップ
1-2-2連絡先調査
1-2-3プレゼン用ツール作成
1-2-4取材・協力要請
1-2-5後援依頼(大規模なところほど手続きに時間がかかる)
1-2-6プレイガイドを探す
2 公演6〜3ヶ月前(稽古開始前)
2-1みんなで動くための下準備
2-1-1台本の作成(手配)と団員及び関係者への配布
2-1-2美術プラン作成
2-1-3衣裳プラン作成
2-1-4大小道具等作成プラン、作成
2-1-5大小道具等リスト作成
2-1-6大小道具等仕様書、設計図作成
2-1-7以上のプランからちょっと具体的な予算の見積もり
2-2宣伝・組織
2-2-1協賛・後援依頼(告知ツール作成前に行う)
2-2-2チケット作成
2-2-3チラシ作成
2-2-4ポスター作成
2-2-5その他の告知ツール作成(協力団体への依頼文、趣意書など)
2-2-6マスコミ関係への告知(以降、継続的に行う)
2-3制作・その他
2-3-1チケット普及点検表作成(団体・団員)
2-3-2日程表、登板表の作成
2-3-3稽古・美術製作など各部のスケジュール調整
2-3-4その他、特に必要なものの収集・調査など
3 公演3〜2ヶ月前(稽古開始直後)
3-1チケットの団員等への配布
3-2関係団体・プレイガイドへのチケットの配券
3-3チラシ・ポスターなどの宣伝材料の完成・普及開始
3-4チケット普及協力団体へのオルグ活動
3-5マスコミ対策の強化(マスコミに掲載されやすい話題づくりなど)
3-6マスコミ・協力団体への点検体制確立(掲載状況の確認とフォロー)
3-7パンフレット協賛広告作成(いわいる広告とり)
4 公演1ヶ月前
4-1 宣伝・チケット普及
4-1-1DMの発送
4-1-2宣伝カー、全戸ビラ、街頭宣伝(選挙みたいだね。必要に応じて)
4-1-3公演直前に宣伝がピークになるようマスコミ関係に再度の協力要請
4-1-4協力団体への普及状況点検
4-1-5個人の券売り・普及の強化
4-1-6チケットの現金化
4-1-7各個人目標の具体化
4-2舞台関係
4-2-1仕込み・当日のプラン作成
4-2-2照明プラン作成(仕込図の例
4-2-3演出・舞台監督・美術担当者等と打ち合せ
5 公演1ヶ月前〜1週間前
5-1 宣伝・チケット普及
5-1-1チケットの普及状況の確認と対応
5-1-2見込み数設定(団員、関係者の実勢と予想を合計する)
5-1-3見込み数に応じた宣伝強化・予算調整
5-1-4公演当日までの販売促進策。全席自由で売れすぎた場合は回収・収拾策。
5-2当日までの各部のスケジュール調整
5-2-1舞台転換表の作成。(前に作っておいても演出などで変わる可能性がある)
5-2-2スタッフ配置を決める
5-2-3受付・写真・ビデオ撮影など補助的な要員の確保(でも当日は客との重要な接点になるので誰でも良いというわけには行かない)
5-3当日の準備
5-3-1現地との折衝(具体的な段取りの確認はもちろん、社会人の劇団だと円滑な人間関係を築く努力が必要な場合もある)
5-3-2仕込み・リハーサルなどの具体的なタイムスケジュール設定
5-4 物品等の管理
5-4-1輸送物資リスト作成と点検
5-4-2借りる物のリスト作成と点検
5-4-3当日及び当日までに使う消耗品の確認・購入
5-5 公演地までの搬送手配
5-5-1トラック等搬送手段の確保
5-5-2荷の積み方の検討等
5-6 打ち上げ準備
5-6-1幹事を決める
5-6-2場所の確保
5-6-3参加者組織
6 公演1週間前〜数日前
仕込み渡航園終了までの全体の人員配置表(どこに誰が)やスケジュール表(仕込み等のタイムスケジュールと誰が何時に来るか)を進行係が作成しておくと良い。
6-1 大小道具の配置などの最終点検
6-1-1人員や物品の配置表の作成
6-1-2チケット販売状況の最終確認
6-1-3普及・販売状況確認
6-1-4最終盤の販売促進活動と協力者・団体へのフォロー
6-1-5協力団体への確認・協力要請・代金回収方法の確認
6-1-6プレイガイドチケット回収等
6-2 各部門の責任者
6-2-1舞台監督
6-2-2搬入出作業の監督
6-2-3輸送
6-2-4音響
6-2-5照明
6-2-6楽屋
6-2-7衣裳
6-2-8受付
6-2-9渉外
6-2-10進行
6-3 当日スタッフの意思統一
6-3-1だれがどこでいつなにをやるか
6-3-2作業量に無理はないか
6-3-3変更はないか
6-3-4照明・音響助手、プロンプ、受付など補助的な要員の確認
6-3-5必要な弁当の数を調査し予約(ホールの人の食事の手配とかも検討)
6-3-6配車、交通手段確認、当日のみ参加の協力者への連絡・対応
7 仕込み
7-1現場で物資をチェック(破損はないか・保管場所などのチェック)
担当者は前もって決めておくこと。会場の音響、照明、装置などはかならず会場の人に断ってから決めた担当者が責任をもって使用する。会場は帰るとき現状復帰が原則なので音響、照明、装置の状態を記録してバラシの時には元に戻しておかなければならない。(照明などは吊り物やパッチをちゃんと記録しておかないと元の状態がわからなくなる。公民館とかだと会場の人もわからない場合がある。でも前と違うということはすぐわかるのでなおさら困る)
7-1-1全体
7-1-2大道具・工具類
7-1-3小道具
7-1-4衣装
7-1-5音響
7-1-6照明
7-1-7受付など
8 当日
8-1配置表に基づき当日体制確認・調整
8-1-1土壇場での変更はないか確認
8-1-2変更がある場合は再度の意思統一
8-1-3会場・現地側とのあいさつ、連絡及び確認
8-2仕込み・リハーサルと平行してその他の準備
どうしても手薄になるので公演前にコネクションを活かして信頼できる人を巻き込んでおこう
8-2-1受付準備
8-2-2楽屋準備
8-2-3来客接待
8-2-4食事準備
8-2-5撮影記録
8-2-6事故対処(トラブルや開演時間の変更があった場合の指示・連絡体制)
8-2-7打ち上げの案内・誘導
8-3バラシ
8-3-1搬出監督
8-3-2会館側とのあいさつ・会場施設の確認
8-3-3舞台・楽屋等に忘れ物がないか点検
8-3-4物資の劇団への格納。(保管場所がない場合はあらかじめ捨て場所を確保)
9 公演後
劇団創造市場はあまり反省会みたいなことはやらない。打ち上げで話のネタとしてだいたい出てしまうからか?
9-1チケット回収、精算
9-2アンケート整理
9-3協力者へのお礼
9-4資料の整理
9-5稽古場の片づけ






そのほかのしこまい

 本文は、どちらかというと劇団創造市場内部の覚え書き的なものなので、このまま他に通用するとは思えないけど参考として公開します。

組織・宣伝の方法
 公演の宣伝や観客動員の方法について、経験に基づいたごく基本的な事柄と具体的な事例を示す。
劇団創造市場の公演アンケートについて
観客の組織・動員に関しては、一番手っ取り早い方法は劇団員、それもキャストとなる劇団員がお客をたくさん集めることだ。逆に言えばお客をたくさん集められる劇団員をたくさん集めて芝居すれば、お金をかけて大量のポスターやチラシを印刷する必要もないと思うが、どうだろう?
実際にはまだ芝居が上手くない新人劇団員ほど集客力があり、上手くなるに従って多少ひいきのファンも出来るけど義理で来てくれた客が減ってチケットを売るのに苦労する。演出家としては悩ましいところだ。そこで、劇団創造市場では、春にから初夏にかけて新人がいい役で沢山でる舞台をやり、秋に新人がちょっとだけ出る大きな舞台をやる2本立てにしている
チラシ、ポスター、チケットの作成
(1)原稿作成
 日時、場所、入場料金、後援団体、プレイガイドの場所などが決まりしだい作成する。また、キャスト・スタッフの名前も載せれば劇団員が知人・友人関係に売るときにPRしやすくなり、名前の載った劇団員の自覚も高まる。
  1. チラシ・・・チケットを売るときに一番使う。作品のイメージと訴えたい情報(いつ・どこで・なにを・値段)を載せるほか、収入源として協賛広告の掲載なども考えられる。
  2. ポスター・・・街に公演の風を吹かせる。タイトルの見やすさを優先させた方がよい(と思う)
  3. チケット・・・最小限の情報を載せる(タイトル、日時、場所、値段、連絡先)。コピーや「プリントゴッコ」でもつくれるが、金券ならそれらしい風格の印刷や紙を選びたい。
    チケットセゾンやぴあに委託して作ってもらうという手もある。(けど演劇人口の密度が低い地方で活動しているアマチュアにはコストパフォーマンスの点でどうかなと思う)
(2)校正
 作成者とは異なる複数の人にやってもらうのがよい。特に日時や値段など数字、名前の間違い・記載の順番や記載漏れに注意

(3)印刷枚数決定
  1. チラシ・・・人口10万強の土浦市で小中学校に配布するなら2万枚以上(生徒児童、教職員数が1.5万人位)。小中学校に配布するならその前に教育委員会の後援などの根回しが必要。その他広報の掲載など行政のシステムを遠慮せず使って税金の元をとろう?・・・地方で若者が「文化活動」をしているというのはその街にとってはかけがえのない財産なのだ。 v^^)
  2. ポスター・・・土浦市内で500枚程度
  3. チケット・・・公演の規模などにもよるが、大ホール(1200席)での公演、全席自由で劇団全体で券売りに動く場合、各種類ごとにだいたい2000枚くらい用意している。これは、劇団員のノルマ数や第3者にあずけたりするため座席数よりも余分に必要なためだ。アトリエ公演(劇団創造市場の稽古場のこと、100人くらい入る)ならもっと少なくてよいだろう。もっとも今のやり方がベストだとは私自身思っていないので担当者でもっと良い方法(座席指定の工夫とか)を検討してみるとよいだろう。
(4)どういう印刷か決める
 印刷屋さんと相談して紙の質や印刷方法、インキの色などを決定、見積もりを出す(印刷屋さんにお願いする場合の詳細は別項参照)
(5)入稿
 印刷屋さんに原稿を渡す。値段や必要な枚数、校正や完成の日時を確認する。
(6)最終校正
 印刷屋さんで写植を打ってもらったりして作成した原稿をチェックすること。完全原稿で入稿の場合は(2)で校正したものが最終校正
(7)印刷
 必要な日数は印刷屋さんに確認して原稿の締切や校正などの日程をくむ。分業するとたいてい遅れる奴がいるのでギリギリの日程では予定をたてない方が良い。他のみんなには3日位余裕を見て「これでギリギリ」といっておこう。目安としては印刷や校正方法にもよるが、完全な原稿持ち込みなら5営業日、写植等たのむなら2週間程度かかるだろう。
 パンフレットを印刷するときもこれに準じる。パンフレットの場合、協賛広告などをとって収入に当てる事も考えられるが、この場合は広告をくれた人の注文も多く、特に念入りな校正が必要だ。
マスコミ・ミニコミ対策
(1)リストアップ
リストアップにはタウンページを利用すると大まかなところは把握できる。
大手新聞、テレビ局の地元支社はもちろん、東京の本社、テレビ局などへのPR等が考えられる。
地元紙、地元情報誌などは好意的に取材してくれることが多い。また、無料のお知らせ欄をもうけているいるミニコミ紙なども活用しよう。ぴあも掲載のみならば無料だし対応も親切だ。
(2)資料送付
リストアップできたら電話・手紙等でアポを取り直接出向いて訴えるのが効果的だ。対象が多いとこの方法にも限りがあるので回れないところは資料を郵送したり、電話で確認の後ファックスで文書を送る。

郵送で送る資料
資料としては、イベントの内容(開演・開場の日時、会場の場所と交通手段、主催・出演劇団名、連絡先、チケットの値段とその販売所、作・演出、主な出演者やスタッフの名前、それから簡単な内容など)、くわしい資料と一緒に送る対象が情報誌などである場合、記事を参考に簡潔にまとめた文章を作るとよい。その他に、劇団の活動がわかる資料や、写真やチラシ、招待券等を添付してPRをはかる。これらの資料は直接会う場合にも必要なので、演劇にうとい人にも興味を持ってもらえるようなわかりやすくてキレイな資料を作っておこう。

ファックスを用いた方法
チラシなどを利用してちょっと目立つレターヘッドなどを作り、イベントの内容にくわえ、近況報告などを書き添え併せ定期的に送る。送る場合はなるべく前もって電話で担当者に連絡した方がよい。

チラシ・ポスター等の使い方
(1)学校へ配布依頼
教育委員会への依頼
各学校の生徒児童教職員数の確認とチラシの仕分け
受け渡し方法の確認(教育委員会に依頼するか各学校へ配達する必要があるか)
(2)スポットを押さえる
いきつけの書店などに依頼
その他、公演会場、ホール等の受付、プレイガイドのカウンターなど
(3)その他
企業・団体への依頼。電話・手紙等で協力依頼を行い、OKなら団体の人数(必要枚数)の確認、相手が配布しやすい枚数や包みにして配達
必要であれば直接出向いてのごあいさつやおみやげ、招待券の活用など行う
街頭宣伝
(1)公演日程や作業予定等を考慮し日時、場所を決める。原則的に道路は通行以外の用途で使う場合は許可がいる。一般の道路、舗道上では所轄の警察署の使用許可を得なければならない。また、駅等の構内で行う場合は原則として管理者の許可がいるだろう。「変な格好をした通行人が何か持っている」という状態ならば、うるさいことを言う人もいないだろうが、そこいらへんは現場の対応にもよるので経験に基づく状況判断に頼ることになるだろう。まあ、街頭宣伝は実際の宣伝効果よりもやるほうが盛り上がるし、新人の度胸試しにもなる。劇団創造市場でも口ではいやがっているくせに街頭ではみんな結構ノッてやっているようにみえる。
(2)宣伝材料の準備
チラシ
デコレーション
パフォーマンス
(3)参加者確認と輸送手段、駐車場所の確認
後援・協賛依頼
後援のメリットは、まずチラシ、ポスターにハクがつく。それから後援してくれたマスコミがいろいろと取りあげてくれることが多い。自治体等の後援は、名義のみの場合が多い。
 新参の劇団にはいろいろとキビシイハードルがある。つまり、なんの実績もコネクションもない状態で「僕たちは決して怪しい者の集団ではないんだ」と信じてもらうことがだんだん難しくなってきた。演劇はもともと反体制的なプロバガンダの手段として使われたり、近年は特に怪しい集団の隠れ蓑に使われたりと公安当局から見ると格好の飯のタネになるらしい。個人的にはちょっと怪しいくらいの方が面白いと思うが、とりあえず先へ進むため信用を得るには知り合いの社会的な信用のある人(出身校の先生、地元議員とか)の支持・理解を得るしかないのだろう。
 ここでは茨城県の場合を示す。基本的に地元の自治体と都道府県の自治体、それに「朝日、読売、毎日、サンケイ、日経」などメジャーどころと地元紙、地元情報誌などは押さえておきたい。その他、生協などの消費者団体、農協、労組などにもあたる価値はある。
(1)地元・県教育委員会
指定の用紙に必要事項を記入して、参考となる資料(チラシの原稿や過去の活動など)を添えて提出する。だいたい1週間程度で認可が下りる。自治体によって違うだろうけど様式はこんな感じ
(2)報道機関等
地元の支社等に行って指定の用紙に必要事項を記入する形式が多い。だいたい1週間から半月くらいで認可が下りる。
(3)地元の応援
地元企業、商工会、農協、労組や生協などの後援、協賛が考えられる。これは、金銭的な援助、宣伝協力(構成員へのチラシ・チケット普及や店頭へのポスター掲示など)、単に名義的なものまで色々なパターンがある。大きな組織で実質的な援助を伴うものは、指定の用紙に必要事項を記入する形式が多い。一方、その場で権限のある人のOKの一言で済む場合もあったり芝居好きの社長がポケットマネーをはずんでくれたり資材をくれることもある。いずれにしても趣旨を説明する趣意書やプレゼン用の資料を独自に用意しないと実質的な援助を得るのは難しい。組織上金銭的な決済を伴う場合は、認可に数週間以上要する場合が多い。
(4)その他
 その他、行政や企業などで「文化振興基金」などをもうけて地元の貧乏なアマチュアの文化団体に資金的な援助をしているのでしらべてみるとよいだろう。また、地元の文化協会などに加盟しているとホールの使用料が安くなったり、文化祭や演劇祭などにのっかれば会場使用料や宣伝費が節約できることもある。これは加盟費やいろいろな義務・制約も生じるけど・・・
宣伝カー
(1)運用するかどうか
劇団創造市場では、選挙や映画「同胞」の影響でなんとなくやってみたかったのでやってみた。やっても無駄ではないけれど、疲れるし効果が数字として見えにくいので無理してやる必要はないと思う。でも内輪では車のデコレーションやアナウンスに盛り上がった。今はだれもやろうという人はいない。
(2)警察に道路使用許可の提出
指定用紙に記入、その他車のナンバーや運行区域を地図で明示して提出。一週間程度かかる
(3)宣伝カー用テープ作成
ナレーション入りのテープとBGMだけのテープと両方用意しておくと良いだろう。マスターはMDを使うと時間の調節などが楽。
(4)車の確保
 申請のときに車のナンバーを書くので早めに確保しなければならない。劇団創造市場では普通のルーフキャリアつきの車にスピーカーと小さな横長の看板をとりつけて宣伝カーにした。
(4)運行体制
低速運転は疲れるので運転者は常に二人いた方がよい。周囲の交通状況や音を出しては行けないところ(許可書に書いてある。学校や病院のまわりなど)に注意するよう意思統一をちゃんとする。静かな午後の住宅地などは逆効果になることもあるのでそこいらへんの判断が出来る人を乗せよう。
要員確保
当然運転免許を持っている人が必要。アナウンサーは免許はいらないが、運転の交代要員として考えるとやはり免許が必要になる。
スケジュール作成
(5)ガソリン代の精算
(6)任意保険の確認等
DM(ダイレクトメール)
(1)住所録の整理と送る対象の検討
招待券送付先などにもれが無いか確認
当日精算ハガキ
招待券、当日精算券、チラシ送付等送付

(2)宛名チェック
以下のものをチェックする。

郵便番号と明らかに届きそうもない住所
招待すべき相手に当日精算ハガキを送っていないか
同一の住所
過去に返送されてきたもの
学生でアパート住まいの者は2〜3年後には引っ越している場合が多いので送ってもあまり効果はないだろう。
 その他、経費とのかねあいで送る先を決めよう。活動が何年も続くとアンケートの宛先に出すだけで何万円にもなってしまう。

(3)ハガキ原稿作成
劇団創造市場ではMacintoshを使うことが多いが手書き原稿にも味があって捨てがたい。

(4)印刷
印刷は、本文を通常の官製ハガキに印刷屋さんに頼んで印刷してもらうか、自分たちでさし込みコピーやプリントゴッコで印刷する。(印刷屋さんにお願いする場合の詳細は別項参照)宛名はワープロ等の宛名印刷やタックシールの印刷が早いが、手書きの方が親しみがあるという説もある。官製ハガキではなく厚紙に同様の印刷をしてあとで切手を貼ったり料金別納郵便の印刷(右の絵をみてね)をすると損失が少ない。劇団創造市場では不要な色紙の厚紙をとっておいてはがき大に切って使っている。お金にちょっと余裕があって沢山作る場合は、レイアウトしたデータをMOなどに入れて送ると印刷してもらえる「パック印刷」を利用している。(1000枚印刷で1万円強からある。Macintoshの雑誌などに広告が出ている)

(5)送付
料金別納郵便の印刷をしたものは郵便局で枚数を申告して提出する。決してそのままポストに入れてはいけない。


受付のしこまい
このドキュメントは、受付のスタッフのために作ったレジュメの抜粋です。劇団創造市場の場合、受付スタッフは、劇団員の友達やOB、ふだんたまにしか顔を出さない劇団員などで構成されるため、意思統一が大変です。

  1. おもな役割分担
    受付のセリフと心構え
    「ようこそお越し下さいました」(←余裕がある場合や招待客に)
    「ごゆっくりご覧下さい」(←ぜひ一声かけたい)
    「大変お待たせしました」(←開場が遅れたら)
    「つめてお座り下さい」(←会場が混んできたら)
    「2階席をご利用ください」(←土浦市民会館などの場合)
    どんなに忙しくても客に八つ当たりしないこと(パニクってくると客からはそういうふうに見えることがある)

    • 招待
      • 芳名帳に名前を書いてもらう。(名前だけでよい。グループの場合は代表者名または団体名と人数でよい)
      • あいそよくする
    • 当日清算、当日券
      • 通常の当日清算券の場合は、その場で料金を徴収し、もぎる
      • ハガキを持ってきた人にはハガキをいただき必要な数の当日精算券を発行し、料金を徴収、ハガキに発行した内容(種類・枚数)を記入。
      • 当日券の場合は当日券を発行した上で料金を徴収
      • パンフレットを渡す
      • 劇団員の知人関係には劇団員から預かったチケットを渡す。
    • もぎり
      • チケットをもぎる。
      • パンフレットを渡す
    • 会場案内・ドアマン
      • お客さんの入場整理券の席番号を観て誘導する。
      • 障害者の誘導。障害者の方の扱いがわからない場合は介助の人にすなおに訊くとよい。
      • 空席の状況をリアルタイムで把握すること。
      • 混雑が激しくなったら受付や音響と相談して開演時間延期や適切な場内放送を流してもらう

    • 終演時に受付全員で行うこと
      • アンケート記入のお願い(アンケートは散逸を防ぐため回収後すぐに綴じること)
      • 片づけ(特に掲示物の貼り残しのないように)
      • 受付用品の積み込み
      • 会館の人へのあいさつ
    • 要員の配置は当日の状況により変更があります。お頭の指示に従って下さい。


  2. スケジュール(14:00、18:00の2回公演の場合)
    集合後会館職員あいさつ
    必要なものの確認
    机、イス配置、札紙貼り
    パンフレット折り込み
    会場に車椅子用、招待者席、その他、演出上空けておかなければならないスペースを確保(必要の有無を最終的に判断して)
    スタッフは開演時間中はドアの開閉に気をつけてほしいのでドアのすぐそばの席を荷物等をおいて確保、混雑時は立って観ること
    ポスター、立て看板等案内表示セッティング、飾り付け
    12:00〜(または昼食時)受付・会場要員打ち合わせ
    13:15〜スタンバイ、最終確認
    13:30〜入場開始
    14:00〜観客の流れが落ちついたらもぎり、会場係はドアマンへ
    観客が落ちついたら受付のセッティングを「送り出し用」に変更。
    売り上げ金額のチェック
    貴重品の管理、確認。
    アンケート回収の準備。
    終演10分前送り出しスタンバイ
    終演客だし、客退場後会場整理
    客出し後受付準備
    18:00〜(または夕食時)受付・会場要員打ち合わせ
    18:15〜スタンバイ、最終確認
    18:30〜入場開始
    19:00〜観客の流れが落ちついたらもぎり会場係はドアマンへ
    開演後、売り上げ金額のチェック・保管
    客出し後受付撤収
    アンケートの綴じ込み
    劇団に戻った後受付用品の片づけ
    半券の分類、整理
    貴重品の管理、領収書、金額あわせ(その日のうちにやる)
    お金を内訳書といっしょに会計部へ渡す
    その他アンケートの集計
    名簿入力
    会場や協力者等へのフォロー




オーディションのしこまい

1 当日までの準備
(1) 日時・場所の決定
(2) 会場の予約

2 宣伝・告知
(1) 簡単なチラシ、ポスターを作成
(2) マスコミ対策(宣伝・組織の項参照)
(3) アンケートの設問で自分で演劇をやりたい、条件が許せばやりたいと答えた人にDMを出す。
(4) 過去にオーディションに応募してこなかった人や応募当時高校生未満だった人に連絡する。(劇団創造市場では中学校卒業以上を入団資格にしている)

3 応募者への対応
(1) 募集要項、会場への案内図の送付
(2) 電話での確認
(3) オーディション日が都合悪い人への対応

4 当日のタイムテーブル
(1) 当日前に行う
  1. 任務分担
  2. 受付
  3. 審査員
  4. 司会
  5. アシスタント(資料配布、お茶くみ)
  6. 記録(写真、ビデオ)
(2) 会場の担当者のあいさつと使用または借用する物品の確認
(3) 受付のレイアウト
(4) 会場の机、イスのレイアウト
(5) お茶等の準備

5 オーディション受付
(1) 応募者の住所連絡先等確認
(2) 前もってプロフィールを書いてもらわなかった応募者に記入してもらう
(3) 名札を渡す
(4) (2) のコピーを審査員に渡す

6 スケジュール
  1. 準備
  2. 受付
  3. 代表あいさつ
  4. 劇団紹介
  5. 審査
  6. 入団説明
  7. 終了
  8. 片づけ

6 用意するもの
(1) 最低必要なもの
  • 名札
  • 筆記用具
  • プロフィール記入用紙
  • レジュメ(劇団の概要・規約、入団費・団費など金銭面の説明、稽古日程など記載)
  • 未成年向けの誓約書(本人・保護者・劇団の三者あて)
  • 劇団の資料(過去の公演のパンフ、稽古場までの案内図など)
  • 受付を示す札
  • お茶セット

(2) 審査員の持ち物
  • 審査評記入用紙
  • 応募者のプロフィール
  • 筆記用具

(3) 記録
  • ビデオカメラ
  • 三脚
  • テープ
  • 延長コード等
  • カメラ(三脚、ストロボ、フィルム)

(4) オーディションの内容によって必要なもの
  • 読ませたい脚本など
  • エチュードのお題やシチュエーションを書いた紙
  • うた歌集・楽譜
  • 楽器・伴奏譜・演奏者
  • 音響

その他、携帯電話や救急箱などがあると安心


[この文章の先頭にもどる][劇団創造市場メインページ]
[トピックス] [創造市場掲示板] [このページの作者]