Genesis y:7.1 家


  「え、じゃあ一人暮らしなの?」
  「あたしも今、一人なのよねぇ」
  「ずばり、転校祝いよ」
  「アスカのは単に宴会したいだけでしょ?」

ヒカリが冷静に突っ込んできた。


ワンルーム。冷蔵庫の上には、ビーカーに水をいれて飾ってある。 「う...」 部屋が空のうちに一枚撮っておこう、とのぞきこんだケンスケが呻いた。 それをアスカが蹴飛ばす。 「じゃまよ」 しかし、やはり固まる。 「殺風景だ!」 「女の子の部屋じゃないわ!」 「えぇー、そぉ?」 レイは不満の声を上げた。 -------------------------------- 2.x がレイの転校まで続くようなら、表に出て来るだろう小話。 --------------------------------