『ノワール』 #17 の感想


粗筋
過去について調べるべくコルシカに戻ったミレイユは、 ブーケの家にはソルダの後ろ盾があったことを知った。 唯一の手がかり、懐中時計もまた、ソルダの一員であることの証だと ──
概観
今回から MTV1000 による HD 録画体制移行。こころおきなく短時間リピートしてる奴。 ちょっと CPU 食ってるけど ...

一見ミレイユ主人公にみえるがミレイユの描写密度は意外にたいしたことはない。 ワンシーン一発の霧香のほうが印象に残るのは何故だらう。

ミレイユ
コルシカがソルダ制圧下にあることが分かってるわりに不用意っす。 てゆーか、なんでこいつ死んでないの? 2, 3 回は死んでておかしくないような。

「霧香のことね」... 霧香の名前を呼んだのがなんか新鮮なんだけど、 第三者にむけて呼んだのはもしかして初めてだったり?

「ソルダの子」と言われた、ただそれだけでこれだけのショックなのは、 血縁を重視するコルシカ人、ってことなんでしょうな。

ただその衝撃の扱いがヘンだなぁ。心理的なモガキとか反発とか、そういう方向にいくんでないの?

霧香
ミレイユかーさんを慰める(幼い)娘という構図、以外のなにもんでもない ...

ここで霧香がミレイユに触れることができなかったというのは まあしょうがないのかなあ。冒険できないもんなあ、 てのはつまり、ミレイユに肩に手をおいて、振り払われるなり逃れられるなりという 「拒否」の描写をいれてくるかどーかって部分。

ここで「拒否」の描写いれたほうが話としてぴしっと締まると思いつつ、 微妙に霧香の描写を損なうかな? でも霧香の心理的な成長の話としても ... と、このシーン 1 秒たらずのわりに考えることが多かった。

センチメンタルジャーニー
もちろん普通名詞としてのセンチメンタルジャーニーでもあったわけだが、 単線ホームから左側に線路を見る図、 航跡を上から眺める図など 『センチメンタルジャーニー』の第 3 話の物語の在り方、構図との類似も すこし心に浮かんだ。
今回、この一言
「私が嫌だと言ったら?」
「(霧香が自分のもとから離れるのは)嫌だ」ということを明言してしまったのだが、 本人自覚してるんだろーか。
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