霧香〜ミロシュの話と、ミレイユ〜ガレの話がどう交差するかってとこで、 もうすこし平和な展開を想像してて、 ミロシュが外人部隊さんなんで、ガレに襲われても即応できるだろうというか、 即応できるのを前提としたうえで話作ってくるだろうと思ってた。 ミレイユの忠告からみてミロシュは死ぬんだろう、ってのはあったけど、 こうも無抵抗に死んじゃいますか ...
ミロシュは霧香の名前を聞かなかったんで、 霧香が反射的に出した銃をミロシュに見られて、でも、なネタはあると思ったし、 それが中心になるだろうとは思ったけど、 まあ、確かにベタに霧香が背後から狙われて、それをミロシュが気づいて突き飛ばして自分が撃たれる ── なんつーことしたらちゃぶ台ひっくりかえしたろうけども。
作話上、霧香に関して「他人の助けなしでは命が危なかった」 という状況を作ってはならないという制限(ルール)ぎりぎりをつっぱしってるわけだけど、 今回の話、このテのルールぎりぎりってのがけっこう多い。 急カーブにまがりくねった山道を駆け降りるようなシナリオであった ...
スケッチブック買うだけでもミレイユの後押しが要ったこの時と、 ラストでちゃんとタイル買ったことへの流れというのか、霧香の成長(でも幼児レベル ...) の表現がとても綺麗。
「独特な絵を描くなあ、俺のはあまりうまいほうじゃないが、君のはもっとすごい ...」なんつーか泥沼というか。
「佳い絵になったじゃないか、味があるよ。大胆な ...」意味するところはほとんど変わらなくても、上品な(?)語り口で。 ええ人やなあ、つうか、霧香とのつき合いでなに学んでんだ ...?
「えぇ?」不服そうな ... 最初の一回は頷くだけは頷いたのかと思ってたんだけど、 良く聞いたらちゃんと反抗してた。どこまでも素直なやつ ...
「どうして?」初期の「ん」と最近の「はい」しか返事の variation もなかったんだけど。 分かってても分かりたくないというか、分かる気がないというか、分からないということにしておいても ミレイユかーさんは見捨てない、呆れないという甘えもこめて、反抗期。
ミレイユも答える気はなく、すぐに話は逸れたのが親心?
外人部隊さんが東ヨーロッパ出身な人が多いてのは初めて聞きました。すいません勉強不足で。
それに『エリア 88』だと西ヨーロッパ出身な方々が多かったような気がする。
空軍はまた別かな? どっかの空軍に属してないといけないし、辺境だとまともな空軍なかろーし。
いまどき絶対になさそうなシーンでしたが。
奇数話-偶数話の組ってのもヘン。8-9, 10-11 と組んで欲しいなあ。 12-13 話の組なら買えるけど、14 話の出来次第ってか。
「君の名は?」このシーンの本筋であるところの、 自分の名がない、とりあえずの名も答えられないという アイデンティティに絡む部分がどこまでも響くというのを脇にのけておいたとしても ──
人とのかかわりの最初のとば口にくるこれに答えられない、というのは強烈だ。