ミレイユが妙にトンがっててちょっとナンでした。追われるプレッシャーに慣れてないつうても もすこしこー精神的に上手にストレスを処理する人物であってほしいんだけど。 とても冷静でいることが第一条件みたいなお仕事の暗殺屋さんとは思えん。
それと、三石琴乃は確かに こープレッシャの表現に関しちゃ受けるほうも抜けるほうも本当に上手なんだけどね、 上手なんだけど、 主役の一方を張る人物がこれすると本当にプレッシャを受けてる感じが出ちまって 「娯楽番組」でなくなっちまいますがな。
2 〜 4 話で霧香の表現を終え(もし何かこれ以上表現すべきことがあったら 4 話のラストなりに挿入しておくべきである)たが、 それを受けてミレイユが何かできるわけではない ── そういう人物として表現されてない。 霧香とミレイユだけではもう話をつくるつもりがない、 というのが前話で宣言されたことだと思っていた (3 人目の登場と同時に本筋を進めるつもりだと思っていた)から、ちと意外。
ミレイユの動機の描写に徹してんだけど、.... 正直、これ、どーでもいいことだなあ。 ミレイユが霧香の頼みを受け入れたのは懐中時計があったから、てのはすでに第 1 話で 描写があった。それがミレイユの幼少の時分での何かを示しているてことなら、 両親を探す手がかりか何かということまでは確定するし、 そこまで分かってれば、つまりミレイユも「懐中時計の元の持ち主をたどりたい」 という欲求がある、ということまで分かれば、 霧香とは共同戦線をはることができるし、 それ以上の内情は「まだ」は霧香には必要ないし、 てことは視聴者にも必要ない :-)
つまり、動機の内情が必要なのは、 動機の内情によってミレイユの行動が変わりうる事態になった時っしょ? つまり、どの時点になればミレイユは霧香の敵に回るか、 そのタイミングが変わるだけで、で、いまのところ 霧香の出自が明らかになった(この瞬間より前にミレイユが霧香の敵になることはない)後で 懐中時計の持ち主が明らかになるとは思えないから、 ミレイユの動機の開示は何の役にもたっとらん。
「ミレイユ、ごめんね」ちと狙いがあざといんで「一言」から外そうかと思ったが、まあ、今回だけ。
ラストのセリフが狙ったものになるのはこれまでの各話すべてでそうなので、 たぶんこれからもそうだろう。そのことに文句はつけないが、 1 話や 2 話であったような諧謔もなしにそういうのしか出せなかったら切るからね(にっこり)。