健太が推薦されたのち、... なんでしょか。この表情(カオ)。 ありうべき流れのとおりに自分が学級委員になったとすると萩原君と一緒 *^_^* だけどそもそもなれるかな ... という不安と?
翔と飛鳥が推薦されてきたあと、これはまぁ、不安の解消が先で男子については頭から飛んでるかな。
ヒカルが推薦されて ... ふたたび不安顔というよりは、 クラス内での価値の相対的な低下の悲しみとヒカルの台頭への嫉妬?
翌日までひくようなことかどうかはともかく。 ヒカルへの対抗意識が静か〜に燃えあがる流れの飛鳥の百面相、 見てて面白かった。もっとも結論(ヒカルへの対抗意識)以外は本筋で何の意味もなかったので、 だからどーだというほど飛鳥の内面の揺らぎが描写されてたわけではないけど。
藤井未来も実は沢田美奈グループの一員だったりしますか。 唐沢飛鳥に対抗させるべくヒカルを推薦したりして。 美奈を推薦しなかったあたり、いろいろよくわかってるとゆーのか、なんつーか。
ところで、美奈の考え方がいまいち不徹底で分かり辛いのだが、 よーするに翔&飛鳥ペアでなくなりさえすればいいのか? 健太&飛鳥ペアとなる可能性がありさえすればいい、というならヒカルを支持する必要はない。
飛鳥→健太、なのは美奈からみて自明のこととして、健太→つばさが美奈の位置から見えるかってーと、 見えない気がする。翔の推薦のされかたが飛鳥と一緒だったので、翔のクラス内での位置が分からん。
ヒカルの照れ方もナイス。... つーか、学級委員というものの立場が、比較的ポジティブであるというのが、 健康的で良いっす。わざわざやろうと言い出すほどではないが、やれるとしてもさほど不満のない立場。
... ふみ。このクラス 24 名だったはず。本日の欠席者一名、と。
相沢翔 14 票 萩原健太 9 票 唐沢飛鳥 13 票 椎名ヒカル 10 票
まさかと思うが、小川真二が言うたこと(健太とヒカルは体育委員が ...)をネタふりの一つとして
ヒカル票 = 健太票 + 飛鳥がヒカルに投じた票みたいなことになってるわけじゃなかろ? たしかに、健太とヒカルをペアとして考えよ と言うてるような脚本の空気を微かに感じる(小川真二の発言もその例)が、この時点でそこまで読めっつうのは無理。
── と、ここまで書いてから確認したのだが、欠席者おらんやん。てことは棄権票が 1 票ずつあるやん。誰やぁ!?
判断としては標準以上の出来だと思うが、つばさ相手に限っては本来と〜ってもマズいぞぅ (だからといってどーすれば良かったかっつうと思いつかん。 翔はみんなの前で提案する前につばさに確認とっておくべきだったか?)。 先生も瞬間的に危惧したんだと思うが、この時点での描写なかったなぁ。 つばさに「確認」したらどうかするとつばさは意思を抑えて主役を引き受けてしまう可能性があった。
この部分、描き手のミス ... というか脚本屋が下手やったとこなんじゃないかな。 カメラを翔からまわしてるのがその理由。つばさへの感情移入が難しくなってる。
本来ここはつばさにかかった圧力を描写するシーンのはず。 観賞者がつばさの判断に耳を傾ける ... という見方をさせるのでなく、 つばさがクラスのみんなの前で反対意見を述べるという困難さ ... も見せるようにしないと先生の一言が生きてこない。
つばさの逡巡から発言への流れをつばさの目の前から描写するのはつばさが一般人なら正しいが、 この場合、みんなの期待にそのまま沿ってしまっては「いけない」ことを描写すんだから、 つばさがのりこえるべきもの、つまりつばさが主役を拒絶する「直前」のみんなの反応 (つばさへの圧力) を描写しないでどーする。
つばさの拒否にヒカルがすぐ反応したが、 ヒカルが圧力かけるのはいつものことなのでコメントするよーなことは特になし。 ... ヒカルの圧力は最初から前提になっとるよーなつばさの反応がとっても可愛かったってのがあるか。
ヒカル〜飛鳥〜美奈のコンテクストは、 現実の上では色々事件があって飛鳥もいろいろ思うところがあったはずだが、 前提/変化/結論がすべて飛鳥の内心だけにとどまってしまっていて現実への作用がなかった。 飛鳥から見ても、ここで思ったことが何にもなかったことにできてしまう。
たとえば、面とむかって「ヒカルに嫉妬してただろ〜」と問いつめても飛鳥にはしらばっくれることが可能だ。 しかも投票で飛鳥が勝ってしまったので、反省機会もなくなった。もったいねー描き方 ...
なんにしても事件を起こす前の美奈のネタふりが体育の授業ん時しかなかったのがちと弱かった。 せめて教室内でもつばさ視点で飛鳥を「観る」のでなく、 美奈視点で「観る」か、あるいはつばさから飛鳥へすこし働きかけさせることで飛鳥の反応を引き出しておけば 筋が厚くなったのに。
つばさ〜ヒカルのコンテクストの問題っちゃあ、これまでも出て来てた問題のえらい極端なケースやね。 戦いを実生活にフィードバックする方法論が甘い。 ヒカルですら死を覚悟した戦いをつばさが切り抜けた → ならば学芸会の主役もなんとかなるかもしれない、 という流れがあまりに記号的にすぎた。
確かに、つばさの問題にヒカルしか関わることができない ... ヒカルの立場からは「出来るよ、やってみようよ」 以上のことは言えないので、つばさの中での昇華を助ける役に立たない。 昇華する流れを表現する方法がないから、記号的に一律な表現にならざるをえないんだけども。 DD に口挟む余裕あるわけないし、父親の役割なんじゃないかと思うのだが、 もすこしこー、全体に戦いを時間的に前倒しして、戦いのケリがついてから翌日までに つばさが決心するまでの流れも描いてくれてもバチはあたらんと思う。 つばさの筋が主筋だろうし、 せっかくの 1 時間枠、前半の小学生日記に時間おごりすぎるのも考えものだぞっと (感想相互で矛盾しとるがな)。
「心配しなくていい。最後のマギュアは俺とオルディナだけで処理する」言葉の半分程度でも実行できてたら多少は発言を尊重する気にもなるのだが ... (笑)
#6 は珍しく DD 達がいっぱいでてくるにもかかわらず、 ここの感想にはロクに顔ださんという、なかなかヒドい扱いをうけてる DD 達だが、... べつに勝てなくてもいいからもちっとこー存在意義を示してくれれば、感想書きでもなんとかするのだが。
2 話もそうだったが、ヒカルが死にかけてはじめてつばさは意思を明確にした。逆にいえば、 ヒカルは仮想的に死ぬべきなのだ ... というのはちと極端だが、 死ぬのと同等の構造をつくることでつばさの意思を引き出すことができるし、 いまのところそれしか方法がない、ということをヒカルは知っているべきだと思う。
「なんでヒカルちゃんみたいに、やるって言えないんだろう ...?」うぅ、そんな難しい問題を訊くな ...
「つばさちゃん、今日ははっきりと、出来ませんって言えたわね。
先生、嬉しいわ。つばさちゃんが自分の考えを、ちゃんとみんなの前で言えるようになったこと」
いい先生だなぁ ... 存在感、一気に増した。