色々詰め込んだわりに、特に鈴原母子の重なる描写が徹底してるわりに どのコンテクストも話がピクリとも動いてないこともあって、 主役はトリを飾った珠代ちゃん ... ってか。こういう主役はありがたくないかもしれないが。
ではなくて、
「虎太郎? サンオイル塗って」5 歳児がサンオイルなんか塗るなよ ... 骨痛めるぞ。
よくかんがえてみりゃ、ご対面の際には、「なんで今までだまってたんですか〜?」 と問い詰められても仕方ないから、そんなもんか。
「俺達も鈴原のとこに行こう」... 「なぜ?」と突っ込みたくなるような真剣な表情であったことよ。 これが珠代を誘ってる言葉であるあたり、何かが終わっている ...
もちろん告白に至る流れはこれくらいしつこいのでちょうどなんだとは思うが、 あまりにこれまでの描写が描写だったからなあ。
過去の履歴が現在にほとんど影響を与えない ... 簡単に言って 感情がいきあたりばったりで構成されてる子ですな。 自分の言動に他人がどう思うかについて考えなくてもいいから、 過去の自分の言動との整合くらいはしておくれ。
「ヒカル置いてきてしもて」と王二郎から逃げ出しかけたとこ、感心しかけたのだが ヒカルは(王二郎のほうが優先するという)だしに使われただけかい。
それにしても、人物の描写不足が祟るねぇ。 ラスト、珠代の涙に気づいたとこの意味が何にも描写できてないじゃん。 本来、この時点では絵だけでみさきが何を思ったか表現できてる筈のとこなのに。
ガワはエンジェル造る時の様子からして防水加工の光硬化樹脂なのでそれなりに強そうではあるが、 バラして洗わないと関節とか壊しそうだ。
「夏の海でスイカが冷えるかぁ!」本筋にまつわる全てのコンテクストからわざわざ外して選ぶ奴 ...