どーしよーもなく二兎を追って一兎を得ず ... になっちゃってる。
みさきの立ち直りとまりあの開眼とを並行にちゃんと扱えればそら面白かったんかもしれないが、
それだけのものを詰め込むにはいかにも前半の準備に時間食いすぎ。
みさきとひじり視点に徹したほうが良かったんでないのかな。
それにしても脚本レベルが安定しないねぇ。 製作上のキツさは感じないし人材的な余裕も感じるんだけどなあ。不思議だ。
前回、怪我したつうても いっちゃんに「治療」してもらって あっというまに完治しちゃったんやろ? しかもそれをみさきは喜んだ。なら、すくなくとも表層のレベルでは みさきは不安に思うきっかけがない。... 球代とじゃれあうところから 不安をダラダラと引かせるっつうのはちょっと違う。それではいっちゃんが気付く ── 「完全に大丈夫やろ」 ということにはならないと思う。
また、表層のレベルの復活だけでヒカルの動きは完全に戻っており、つまり深層意識のレベルでも 復活してしまってる。ふつー深層の復活は遅れるやろ? バトルの最中にふと鈴鹿との戦いが思い浮かんで顔を背けてしまったなり 攻撃の手がひるむなりする、というなら分かるし、そうでないと珠代の「下手なみさきちに戻ってる」 の発言が生きてこない ...
午前 2 時間午後 3 時間、1 時間に 5 試合として 1 日に 25 〜 30 試合を 2 日間以上、 総数 50 〜 70 試合。... 2 日だと少し足りないから、初日で 1/3 位落したか。
すると初日に 16 人以上いて、2 日目で 10 人程度に絞って 10 試合程度では無敗組が 2-3 人いてもおかしくなく、 4 人以上が関東大会に出られるていどなら、1 敗ではちと危ない、2 敗ではアウト。 まあ、あってないこともないか?
それと、試合密度からみて鳩子と東京大会中に対戦する確率は 1/2 位。 確かに「あたるまで頑張る」などと暢気に構えられないこともないが、2 日目に出てたら 鳩子と当たることは覚悟してなきゃいかんのでないかい。
このネーミングセンス、しっかり親子だよねぇ?
... バトルの内容を思い返すとなんかだんだん腹立ってきたのでこの項はこれでおしまい。
誰にでも見えるようスローで、というのはたとえば柔道とかのTV 中継だって技決めた時は スローでビデオが出るけどさ、それは実速度での映像が先にあって成り立つもんだと思うんだけどなあ。 実速度の映像なしでスローだけ見せられるってのはどこか違うと思う。
つーか動態視限界まぎわの攻防てのが観たいだけかもしんないが。 実写では出来ないことだし(カメラを早回しすると重力加速度とか空気の粘性が違ってみえるので不自然)、 CG でも意外にめんどくさい(高加速度の物理描写に弱い)。アニメ向きだと思うんだけど。