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「前立腺肥大症」は古来からあるが原因は定かではない。加齢に伴い進行することが多く、男性ホルモンと、女性ホルモンの
アンバランスによるところが背景にあるようである。巷にはその対策の薬草や多くの薬があるが、肥大を抜本的になくすものは、
無く、その部分を削除(あるいはそれ相当の処置)するしかないととされている。(症状の小さい場合は薬の効果もあるが)
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小生は今年に入り頻尿の度合いが甚だしくなり、3月頃から夜間3回以上、昼間は1時間毎の尿意と、生活に支障が出てきた。
後で分かったことではあるが、この悩みを持つと尿意は、肉体的な刺激と心理的なもので起こり、人によっては水音でも催すこと
がある。いよいよ困り、主治医の薦めにより通常の手術を受けようと市内の大病院を紹介していただいた。
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4月市内の病院に出かけ、手術の段取りを決めようと診察を受けたが、小生の切羽詰った心情も理解されず、尿検査・血液検査
を行っただけで、1ヶ月後の再診を行うとののんびりした話であった。肩透かしをくらい、物足りない心境で帰宅した。
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その日の午後、小生のことを聞き知った友人N氏より電話があり、彼の幾多の経験(最近前立腺がんの摘出手術を行った)から、
肉体的負担の少ない「高温度温熱療法」を行っている病院が東京にあり、症例実績も数千件あることを教えてもらった。
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早速インターネットで調べた。通常温熱療法は、高周波電磁加熱で患部の細胞を焼き壊死させて行うもので、摂氏40℃〜45℃で
あるが、「高温度温熱療法」は70℃〜75℃と高く、その効果が高いと推察された(あくまで素人の感想ではあるが)。
更に症例が多く経験も多いことから、信頼が出来るのではないかと考えた。
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一方別の友人W氏(湘南地区の大病院の院長)と別途連絡をとり、@貴病院での手術はどうかA「高温熱療法」については
どうか、を含め小生の状況などを話をし、処置の相談した。
その結果、微妙な場所だけに、技能を必要とするもので、特に経験豊富なところがよい。肥大症は病気ではなく単純な尿路障害で
あるので、効果の期待される方法であれば良く、「高温熱療法」でもよいのではないかと賛同を得た。
なお、友人の病院での手術については医者の経験度から、小生が満足しないのではないかということであった。
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更に、近くの主治医にこれらのことを含めて、再度相談、W氏と同じ様な意見を頂き、更に「高温熱療法」での治療期間中
その病院が遠方(東京・神田)ということもあり、緊急な処置が必要であったら、十分に協力するとのこころ強い話も頂いた。
これらのことから、「高温熱療法」による治療選択を念頭に、東京の当病院に詳しい相談に行くことにした。
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