〈同期会と古い友人達〉
■先頃中学校の同期会があった。60年前入学し、貧しい生活の中で、遊び・学びしかし充実した3年間であった。
 語りつくせないほどの想いで話で、夜半まで語りあった。
■近く高校の同期会も、一泊旅行で予定されている。大学入試も控えて勉学にいそしんだ時期であったが、
 初めての列車通学を経験しながら、多くのイヴェントを通じて青春を謳歌した思い出がある頃であった。
■少し前、大学入学時の友人と会って思い出に話が弾んだ。
 お互いに地方からでて始めてのひょんな出会いから友人となり、お互いに、幾多の初めての経験をつみながら、
 充実した大学生活のスタート楽しんだ頃であった。
大学時代は、研究室を中心に、同期の仲間とは卒業後も約50年、折につけ集まり親交を重ねてきた。
 幸いにも、親身に集まり(燦々会)をリードしてくれる幹事さんにも恵まれ、これまで100回ほどの懇親会が持たれ、
 今では、年に数回の集まりを持ってきている。末永く続くことを望みたい。
■何れの集まりも、私にとってかけがえの無い友人で、利害関係が無く心置きなく話せる交わりが出来、大切にしたい。
 すでに他界した方々も多く、わが身は何処までいけるのか、心中色々思うところがある
■その後、会社生活そして定年後の自宅中心の生活を送っているが、それなりに充実した暮らしをしている。
■老人の範囲に入り、感傷的になっていると思うが、同期の友人達との出会いは、世事を超越した特別な感がする。
 夫々の時期に重ねて、当時の思い出が懐かしい。学生時代(小学生を除き)は高々10年ではあるが、なぜか
 小生にとっては、数倍の年期に感じられる。それだけ大切な、重みのある時期に感じられるこの頃である。
■幸いにも、今はどうやら健康で、これらの集まりには積極的に参加し、命の洗濯をしながら、昔のピュアな時代に
 時々帰ってみたい。 利害関係の少なく本心から楽しめる、同期の友人との会う瀬を大切にしていきたい。


☆以前紹介しましたが、西條八十の詩を再度掲載しました。ボニージャックス」の「古い顔」唄を楽しんでください。

古い顔について》油谷論文の概要


「古い顔」 西條八十の歌詞邦訳【古い顔】歌詞・曲ページ作りました。 クリックして曲の一部も聴くことが出来ます。

昭和30年代新宿の「歌声喫茶」でも盛んに歌われた「古い顔」 は、英国の「チャールズ・ラム」

(1775〜1834年)の詩を「西條八十」が雑誌キングに邦訳発表したことから始まる。

当時東北大学文学部の学生「松島道也」*氏(S24年卆)が感銘を受け曲にし、所属した演劇部

の中で広まりその後、山岳部関係者から各大学に広まっていき、「歌声喫茶」にも登場しました。

その後、「中田喜直」の編曲で「ボニージャックス」「ダークダックス」(大全集に収録)により

歌われたが、あまり広がらなかった。(当初「反戦歌」と言われたことも原因か?)

ラムはロンドン生まれ随筆家として知られているが、詩人として有名なホスピタル校の同級生

コウルリッジと親しくなり、生涯彼との友情を結んだ。その友情を詠った詩が「古い顔」

いわれている。彼は恋も結婚も諦めて、コウルリッジ等の友情に支えられて精神病の発作の出る姉を

一生看護した。

ラムの原詩と西條八十の名翻訳と松島氏の名曲がすばらしいハーモニーとなった名曲だと思います。

哀愁を帯びた胸を打つその響きは、詩の原作者ラムの辛い境遇を忍ばせます。

*注:S21年仙台工専卆、 S24東北大卆、 女子美大名誉教授、 現トキワ松女子短大


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