■61回目の「終戦記念日」(本当は「敗戦の日」と言いたいが)が終わった。日本の現状はどうか?
経済的に豊かになったと言われるが、精神の貧困で、社会は惨憺たるものではないか。大変に嘆かわしい状況である。
1935年生まれの小心の年寄りが独り言を書いた。ほとんどどうにもならない事だが、繰言にしばしお付き合いを。
■最近は「堪らないこと」「耐え難い気持になること」が多すぎてイライラのし通しである。
■まず殺人が多すぎる。「親が子を」「子が親を」その他色々、殺す人と殺される人の組み合わせが何でもありである。
特に「自分の子供を殺す」親が増えているが、生まなければ良いのではないか。反少子化(生んでも殺す)
また金のために行きずりに、殺めてしまう。困ったことだ。TVのニュースに目をそむけたくなる。
何時の世にも犯罪者は居るが、どう見ても多すぎる。迅速に検挙し、再犯防止からももっと厳重に処罰すべきと思う。
更に、辛さに耐える気力が乏しくなったのか、自殺人も増えて、総人口を減らしている。人間が余って居るのかも知れない。
■平気で税金を掠めて自腹を肥やしている公務員も増えている。土建設関係だけではない。警察も食料費?を食べている。
新任署長が数年後には立派な邸宅を造り、昇進して次の署長にバトンタッチ。これでは検挙率が下がるのもむべなるかな。
最近は、地方の公務員の税金ごまかしによる自腹膨らましの報道も数多い。即刻首であるはずだが?
■また公僕に値しない公務員も居る。ごまかしの実績つくりのために、年金加入率の分母を勝手に少なくし(公文書偽造)
仕事をした様に見せかけ、組織防衛を図っている輩も居る。真面目な人に取り替えたらどうか。
生活保護を申請し困窮を訴えている家庭を調査もせず、餓死を見逃した公務員は、どう責任を取ったのか分からない。
最近のプール吸い込み事件は、数年前にも起こっていたのに、かなりの数の未対策があるという。無作為の殺人と
言っても良いのではないか。責任者を以前の事故後にさかのぼって追及し、はっきりした判断を示すべきと思う。
■公務員だけではない。一流といわれ、名の通った企業でさえも倫理の低下は目を覆うばかりである。
特に人命に関る製品事故は厳重に追求してもらいたい。(エレベータ・給湯器・自動車 etc.)
又金儲けや企業防衛のためか、適切な保険料を支払わず誤魔化している保険会社も後を絶たない。所詮保険屋?。
各社は、汚い首を下げ「二度と犯さないようにマニュアルを整備する」とのお詫びが同じパターン(不愉快だ)
マニュアルを作れば解決?冗談じゃない。仏を造って魂入れずでは、また同じことが起こる。
■最高の知識人たる大学人の犯罪や不祥事も増えつつある。研究費のごまかし、いかさま論文の作成。プライド何処に?
■最悪は、議会人である。自民党の次回の総裁(首相)選び、うやむやのうちに決まっている「猿芝居」をやっている。
キャスティングボートを握っているのは「小泉チルドレン」とのこと。選挙近くには料理屋会合がもっと増えると思うが、
ただ酒(税金等)が飲めて旨いものが食えて喜び、後の処遇に期待している者も多くなるだろう。
首相候補者の国家論が欲しいが何もない。国内外に課題山積しているのに。小物ばかりが何人居てもどうにもならない。
こんな政治家(政治屋)を選んだのは国民で、衆愚の極みである。(日本人は馬鹿ではないが、人が好過ぎる)
■議論の余地があるが、我々が若い頃は、大志を抱き、もっと崇高な気持ちで大将や首相などを目指した人々が多かった。
また、天下国家を論じ行動で範をたれた先輩も多かった。今はどうだ、金の亡者だけが幅を利かしている。
もっと哲学を持った信頼できる指導者が欲しい。精神の荒廃が国の存亡に関る事態になりつつあるこの頃である。
■時間がかかるが何とかしなければならない。大切なのは社会生活を昔の情のあるものにすることから始めなければならない。
数十年かけた社会生活の荒廃は、それ以上の期間が無ければ復活しないだろう。しかし子孫のためにも何とかしなければ
ならない。年寄りの出来ることは何か、考えている。よき時代の日本が懐かしい。生存中は実現出来ないかも知れないが。
■こんなことを書いても所詮「ごまめの歯軋り」ではある。静かに「フエルマーの最終定理」でも読んで呆けない様に
すれば良いのだが、余計な「小心翼翼年寄りのひとりごと」を書いてしまった。言い足りないこと、独善にご勘弁を・・。