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■巷間「4点セット」といわれる事件が進行中である。 @第一は「輸入牛肉協定無視」事件。 ・BSEで輸入ストップしていた牛肉を輸入再開したら、国家間の協定した条件が無視されたものが米国から入ってきた。 ・食に対する無神経さもさることながら、協定はあっても無きが如しの乱暴な態度であり腹が立つ。 ・日本人は無知で、少々ごまかしても分からず、脅かせば唯々諾々と従うと見下した考えが透けて見える。 ・今日(9日)の新聞に米国で「よたり牛」(BSEの疑いのある牛)の肉まで食肉用として出荷していたとの記事もあった。 ・根底にには、毅然と主張していない日本側にも問題があり、米国に気を使いすぎ甘く見られて居たのではないか。 ・結果 米国の杜撰なチェックと体制は目を覆うばかりである。業界とのもたれ合いは日本以上であるような気がする。 ・わが国は協定を見直し、更に厳重にし、正しく実行されているか確認が取れるまで、輸入を止め、その後もフォローを 十分に出来る仕掛けを備えるべきである。変に妥協をせず、毅然とした態度でことにあたるべきである。 A第二は「ライブドア」事件 ・ニッポン放送の乗っ取り事件の時には、なぜかしっくりしこないかったが、やはり底流に大きな問題があった。 ・IT事業がもてはやされ、ホリエモンは、日本のビルゲイツ気取りで、盛んに自己PRにこれつとめていた。 ・過度な風潮を利用し、株式の不法な取引により見かけ上の企業業績を上げるなどの虚業は厳に慎まなければならない。 ・ITはポータルサイトとして実業の補助部門として有効であり、ソフトの開発もしかりである。 ・若い人の情熱と馬力と柔軟性で、役に立つソフトウエアの開発は大いに結構。これからもまじめに頑張ってもらいたい。 ・実業を盛り立てるITの活用はまだまだ多く見込まれる。足を地につけた開発を望みたい。(若者頑張れ!) B第三は「耐震設計偽装」事件 ・姉歯元建築士は苦学をして、一級建築士の資格を取ったという。魔がさしたというのか金のために急ぎすぎた気がする。 ・金万能の時代風潮がなせることか。どこかホリエモンに通ずるような気がしてならない。 ・ビルやホテルの施工主、建設会社、設計内容のチェック許認可機関そして役所、いずれも腐った組織となっていた。 ・全てが腐っているとは思いたくないが、姉歯物件以外ででも問題の建築物が見つかったことが報道されている。 ・また、東横インの稚拙な違反事件も、あきれてものが言えない。 ・誰を信じてよいのか、景気に大いに影響のある住宅関連事業の信頼回復には、血の出るような努力と対策が待たれる。 C第四は「防衛施設庁談合」事件 ・全く口が塞がらない、あきれた、腐りきった談合事件である。 ・数年前にも同じ長官時代に問題になり、引責辞任をしたはずであったが、当時よりもっとひどい状態である。 ・官僚が、自分達の次の就職を有利に進めるために、我々の税金を使い組織犯罪を犯していたのが明らかになった。 ・しかも官が主導で行っていたという。こんな部門に国の安全を任せてよい筈は無い。 ・早期退職制度がその因ということが言われるが、逆だろう。 ・本人の力量に関係なく、金の力で(それも税金で)民間に有利に転職し、生涯賃金を稼ぐ目的にこの制度が出来たと 勘ぐりたくなる。 ・関連企業は、官僚を受け入れて、それだけで利益を得ようと利用しており、社会的貢献などはどこ知らぬ顔である。 ・刑罰を今の何倍かにして、このような事を行えば、割が合わないということを明確に示さなければならない。 ■以上の事例を見てゆくと、人間の質の問題として全てが理解できる。この国はどうなっていくのか、心配である。 ・以上のような理不尽なことを許してきた我々国民に責任は大いに反省しなければならないが、報道機関の社会への 木鐸としての機能をもっと期待したい。 ・日本もそろそろ、性悪説を根本にすえなければならない時期かも知れない。大変に情けないが・・・ ☆またまた浅学を省みずたいそうなことを書いてしまいました。犬の遠吠え、ミミズのたわごととご容赦ください。 |