![]() 《NHKの騒ぎに思う》(2005年2月5日記事)
![]() ■ NHKの4年前の番組作成にかかわる、政治介入問題が朝日新聞の記事で 騒ぎが大きくなってきた。 ■ 番組責任者の内部告発がその発端で、これまでも職員の金銭に係わる 不祥事が次々と明るみに出るなど、NHKの杜撰さに、視聴者の不満が 吹き出し料金不払いがうなぎのぼりに増えてきている。 ■ 前会長の公金による豪華な出張、辞任後の居残り顧問就任即辞任など危機意識の 全くない態度は幾多の企業や銀行の事件に見られたものと、同類であり、 大企業病ここに極まれりと考えざるを得ない。 ■ 後任の会長の何か頼りない談話、事態の切迫感が伝わってこない。 前会長時代に作った予算説明で、今後の決意や方針が表明した?とはこれ如何? ■ 漫画チックであったが、「従業員は全く悪くない」と叫んだ山一證券の当時の社長のように 涙を流すことも無く、ただ頭を下げている様子は形式的で通り一遍の感がした。 ■ アナウンサーには少々気の毒ではあるが、言い訳の言葉の裏に組織防衛のみで、 更に傲慢ささえ感じられ、同情する気さえ起こらない。 (組合員の良識のある、勇気をもった行動を期待する。過大な期待かも知れないが・・) ■ 一方民間放送は、相変わらずで、えたいの知れない番組司会者なるものが、 覗き見番組等で月「ウン億円」を稼いでいるとか。何が公共性のある番組か? ■ 更に昼間のゴシップ拝見番組、汚い格好でのただ騒ぎ立てるドタバタ番組の氾濫。、 「国民総白痴化」に拍車をかけるばかり。昨今の学童の知力の低下問題は、見ている 大人達の知力レベルの低さに大いに関係していると思う。国家の大事件である。 ■ NHKの「ミーハ−」迎合は民間放送に似てきた。「紅白歌合戦」も陳腐化してきた。 公金を投入していることから考えると、民放の何倍も罪が重いと思う。 ■ NHKに求められているものは何か、もっと真剣に考えてもらいたい。視聴率はさておき、 掘り下げた報道、理念を持った、皆が望む教養番組、そして、「味も香り」も豊かな番組に 取り組んで欲しいものだ。 ■NHKは国民全体のものであり、最も見られ、頼りにされている報道機関であることを 肝に銘じて、質の高い内容と信頼できる組織を目指して欲しい。 料金問題も一考する必要がある。国民の満足が得られれば活路が開けて来ると思う。 *NHKには放送界のリーダーとして、立ち直って欲しい気持ちと、立ち直れるだろうと言う 期待を込めてあえて、浅才・浅学を省みず、随分生意気なことを述べました。乞ご容赦。 前へ戻る |