亭主がよく行くスキー場で見つけたB級グルメ店を載せていきます。
B級グルメの定義は、店の外側も内側も怪しい雰囲気がぷんぷんする、あるいははっきりいって汚い、メニューに特色がある、行くと立ち寄ってしまうほどそこそこ美味しい、であります。
ハレれの1号店は白馬八方、名木山ゲレンデチケット売り場傍にあるこのお店;
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外観 | 店内 | トムヤムクム・ラーメン |
ゲレンデ(名木山ゲレンデ)の下、タイ料理(カレーとトムヤムクンラーメン)の店「万国屋」である。
ここは、まことに美味しい。辛くて香りの強いタイ・カレーペーストもあまり手加減せずに使っている。
もっとも「目玉焼きカレー」という普通のカレーも出している、程よいいいかげんさもある。
店内は20人ほどしか入れない。外にもテーブルがあるので、天気のよい日はそこもよい、少々寒くても、辛さで汗が出ること請け合いである。
下にあるとおり、亭主のお気に入りの一つであるバレーホテルが閉めていたので、大いに心配したが、2008年1月、一応繁盛していたのでほっとした。いつものグリーンカレーはやめて「トムヤムクム・ラーメン」にしてみた。普段は汁は残すのが亭主流が、余さず完食であった、酸っぱ辛くてパクチーが利いて、うまさこの上なし。
店の雰囲気の怪しさ、適度な美味さという条件を満たしているので、スキー場B級グルメ1号店に認定。
同じく白馬の八方尾根のお隣にある五竜遠見スキー場の「エスカルプラザ」前からかかる高速4人乗りリフトを降りてゲレンデ右端を少し降りたところにある。
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大盛・特盛の文字が並び店の名前すらわからない。拡大図参照 | テーブルもいすもばらばら、床はガタガタ | 奥のゴーグルと比較することこれで普通盛 |
そもそも、店の名前がわからない。看板とのぼりには大盛り特盛の文字がやたらと並び、国道のうなぎ屋より200円安いとか、うなぎが2枚入っているとか、そんなことばかり。建物は余った貨物列車のコンテナか、物置のような材料がつなぎ合わさっている。
店内がまた格別で、テーブルもいすもばらばら、亭主が座ったのは昔し喫茶店にあったと思しき壊れたゲーム機、床もベニヤと鉄板が継いであり、傾いているので注意ないと滑って転ぶ、しかも狭い。入り口近くはタバコくさく、奥はトイレ臭いというおまけつきで、客はどちらかを我慢することとなる。
そして料理だが、とにかく標準が大盛り。亭主は注文口で「ごくごく普通盛で」と言ったが、応対に出た店員も姉ちゃんは、「数で盛り付けていますので大盛りになっているかもしれません、残していただいて結構です」と言う。見ると白髪頭の爺さんがせっせと皿に500gくらいの飯を機械的に盛っていて、それが10皿ぐらい置いてある。
亭主の注文であるハンバーグカレーは、最初からあふれている。傾いた狭い通路をテーブルまでスキーブーツを履いて持って行ってこぼさなければ、よほどのバランス感覚または強運の持ち主か、カウンターですでに1さじ2さじ食っているといった芸当ができないとダメである。
ついでに付け加えておくと壁狭しと貼られた古臭いポスターは職場に貼ると即「セクハラ」ものばかりと言う念の入り方である。
これでまあまあまっとうなの味であるところが2号店たるに値するのである。