Yokoiさんの紹介


Yokoiさんの写真を知ったのは知人を通じてYokoiさんの写真アルバムを見せて頂いた時でした。 Yokoiさんの写真を拝見して感激しました。自然の息吹がひしひしと伝わってくるのです。
脳梗塞を患い5年半のリハビリで何か趣味らしきもの?と考えたのが写真だったとのことでした。 Yokoiさんが写真に生きがいを見出すまでのYokoiさんからの話を紹介します。

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脳梗塞の後遺症とし手足の若干の痺れと失語症が残り毎日朝晩の散歩と運動する事により身体のリハビリ, 散歩では積極的に挨拶を交わし家庭菜園をやっている人等に話しかけ生きたリハビリを実践してきました。
行く先々で失語症の為思うように表現できず取り合えず写真で表現をと思ってはじめたのが最初でした。 そんなある日、市民広報から高齢者の一眼レフの講座のお知らせがあり、応募し10回の講座に参加しました。
最初はカメラの電池切れを先生から指摘され撮る姿勢も全く無知でした。先生から次回の講座の時まで、 どんな写真でも結構1人5枚持参するように言われ、今までに撮った写真5枚、新たに撮った写真5枚と合わせて10枚提出しました。 持ち寄った写真はそれぞれ机の上に並べ30人の受講生に1人5枚づつの投票用紙が渡され良いと思う作品に投票するように言われ、 その結果私の作品も選ばれました。先生からも「筋」が良いとお褒めの言葉を頂戴しました。
それ以来市内の「失語症友の会」の春・秋実施している日帰りバス旅行でのスナップ写真、ふれあい福祉祭り、運動会その他友の会が 参加する全ての行事写真等を撮って写真を通じその時々の出来事など思い出し楽しんでいます。
言葉では言い表せない、話したくても話せないもどかしさ、そんな仲間が写真を見て言葉ではなく目と動作で語りかけ楽しんでいる姿を見て、 「下手でもいい!」と。これからも撮り続けて行きたいと思っています。

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今回、Yokoiさんに写真の掲載をお願いしましたら賛同を頂き、Yokoiさんの写真に詩をつけて二人の合作として掲載することに致しました。
日本の四季の息吹と素晴らしさを感じて頂けたら幸いです。(2007年3月)