爽やかな夏の八国山緑地(2004.07)


狭山丘陵の西側に位置する八国山。
埼玉県・所沢市(北側)と東京都・東村山(南側)の境に位置し、東西に伸びる全長2Km程の細長い丘陵で コナラ、クヌギを主木とする武蔵野の林である。

南側には、菖蒲園や蓮園の北山公園が、北側にはトトロの森2号地や久米水天宮、鳩峰八幡神社が ある武蔵野の緑地帯が広がっている。
「となりのトトロ」に登場する七国山の名前は、この八国山に由来するそうです。
この尾根歩道を抜けると西武園、そして多摩湖、狭山湖へ通じる。
北側斜面下はかつて田圃であった。今は住宅街に変わって八国山とその周辺の生態系が変わったとも聞きます。
それでも南側は割と自然が残っておりカワセミもいるいるようです。

夏の盛りとあって蝉の大合唱。アブラ蝉に負けじとミンミン蝉が鳴き、オーシンツクの透通る鳴き声も聞こえる。
夕方になるとひぐらしの声が林に響く。
遊歩道を歩いて行くとやや開けた林に熊笹の群生も見える。
ウルシの木々もあり、秋には見事な紅葉を見せてくれる。

コナラやクヌギの春の芽吹き、夏の爽やかな風、秋の紅葉、冬には落ち葉を踏みしめながら陽だまりでのんびりと。
四季を通して楽しませてくれます。
丘陵の尾根に沿った緑の回廊。
散策を楽しむ老若男女の姿が多く見かけられます。
中にはランニングをする人も。

林が風を呼ぶ。
木漏れ日の林に爽やかな風吹き抜けた。 小走りに二人が通り過ぎて行った。森林浴と散歩には小気味よい歩道である。
   
 
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