大井川に架かる蓬莱橋(静岡県島田市 2008.06.05 by ひろやぎ)


「箱根八里は馬でも越すが、越すにこされぬ大井川」と唄われた東海道最大の難所大井川。
肩車や蓮台での川越しが行われた島田宿。その島田市の大井川に架かる明治12年に完成した蓬莱橋の画便りです。


梅雨入りして間もなく、静岡県島田市にある蓬莱橋を訪ねました。
蓬莱橋は大井川に架かる木の橋で、長さは897.4m。世界一長い木橋です。大井川の岸辺にはタチアオイが花をつけていました。
蓬莱橋を渡るのには通行料金が必要です。1回当たり(1往復)の料金は、歩行者大人100円、小学生以下は10円、自転車100円です。1ヶ月の定期もあり、歩行者800円、自転車1000円となっていました。
蓬莱橋を渡り始めてすぐのところから見た大井川の流れです。
垂れ込めた雲の下を、水がとうとうと流れていました。
大井川の流れの上を1羽のコサギが羽ばたいて飛んで行きました。
何人かの人々が蓬莱橋を渡っていきます。
対岸はこんもりとした杉の林で覆われていました。
蓬莱橋を渡ったところに、蓬莱吉祥天女の仏像が建っていました。
対岸側から見た蓬莱橋です。
橋の上から見た大井川の流れ。
岸辺にカワウが3羽、佇んでいました。1羽は大きく羽根を広げて休んでいました。
橋の上から見た川原には、ピンクのきれいな花「ムシトリナデシコ」が一面に咲いていました。
小石の河原に咲くなんてなんと生命力の強い花なのでしょう。

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大井川を初めて目にしましたが、川岸が自然のままなのが素晴らしいです。 四万十川と同じように小石の河原が川の美しさを守っているように見えます。
「蓬莱」とは中国の伝説で仙人が住むという霊山ですが、蓬莱橋に不老不死の地への夢を託したのでしょうか。
(十三里)
   
 
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